- 158cm
- 東京都品川区
- 東洋英和女学院高等部→
東洋英和女学院大学 - 1999年4月1日
- 蠍座
昨年12月の朝日新聞の記事。
国立がん研究センターが発表したデータによると
子育てをしていて、がんと初めて診断される人は年間5万6千人。
その子どもは年間8万7千人で、平均年齢は11・2歳だそうです。
長年、日本人の死因第1位を占めているがん。
実は私も大学生の時に母親を「がん」で亡くしました。
私が小学校6年生の時に「乳がん」と診断され、
私と姉がスキーキャンプに行っている間に母は片方の胸を全摘出手術をしました。
それから10年弱。私の就職活動が始まった大学2年生を冬に転移が見つかり再入院。
病床の母に「採用試験を受けるんだよ。」と話すと、
「絵美なら大丈夫よ。」とか細い声で返してくれました。
それが記憶に残る母との最後の会話になり、
テレビ朝日の採用試験の日に母は亡くなりました。
※私が小学校1年生の時、母と。最近私も母に似てきたと感じています。
最初にがんだと診断された直後に、母は涙を流しながらその事実を私に伝えてくれましたが、
小学校6年生の私には、これからどんなことが起こるのか、
これがどれだけ母にとってショックで不安なことなのかまでは理解できず、
ただただ術後の傷の大きさ、胸がなくなっていることに衝撃を受けました。
こうして私も40歳目前となり、改めて当時の母の心境を考えたら、
あの時もっと母を支えてあげられたなら・・・と後悔しています。
もしもパパやママががんになったら・・・
記事によると、がんになったことを早く子どもに伝えた方が
子どもの心理的な負担が少ないという研究結果があるそうです。
隠していても子どもが気が付いたり、親の雰囲気から「聞いていはいけない」と
不安になることもあるそうです。
時折、私が家で不機嫌そうにしていると、息子が無言で近づいていて
「んっ!」と怒った顔で言葉にならない声で訴えてくることがあります。
説明しなくても、子どもは親の表情や雰囲気から様々なことを感じ取っているのですね。
子育てをしているとつい自分のことは後回しになってしまいますが、
私も今月末に人間ドックを控えています。
少しでも長く子どもたちと笑顔で向き合えるように、健診を受けましょう。