- 154cm
- 宮崎県
- 宮崎西高校→
慶応義塾大学総合政策学部 - 2002年4月1日
- 獅子座
バジルが復活して嬉しい松尾です。
さて、この歳になると、
レストランでワインをいただく機会も多いのですが、
11月になれば解禁されたばかりのボージョレ・ヌーボー、
結婚式の披露宴ではシャンパン、
魚料理に白ワイン、赤とともにチーズやお肉…
自然な形で楽しんでいます。
そんなある日、ふと気づきました。
私、ワインのこと全然知りません!
ラベルの読み方も、どうやって作られるかも。
ブルゴーニュ地方ボーヌの町には虹が出ていました。
イギリスからユーロスターに乗ってフランスへ。
ボーヌを中心に南北に広がるコート・ド・ボーヌ地域は、
ブルゴーニュ地方の中でも歴史のある、主に白ワイン葡萄の産地です。
これ全部ワインの葡萄畑です。広大!
町はこじんまりとしているのに、葡萄畑は広々!
ボルドー地方のワインが『シャトー○○』という名前をつけて
お城ごとに分類されているのと違い、
ブルゴーニュ地方のワインは、それぞれの畑を重んじているそうです。
なだらかな丘陵地帯。
こちらは高級ワインの畑。シュヴァリエモンラッシェという銘柄。日照時間や土壌がよいのだそうです。
こちらの畑の葡萄で作られたワインは、
なんと1瓶500ユーロ、日本円で約6万5000円!
塀で囲まれているのは、うさぎなどの動物に荒らされないようにするためだとか。
そんな、とてつもなく高級なワイン畑の塀の中に入らせていただきました。
あ、暑い!
太陽にさらされた石灰質の土が、燃えるような匂いを放っていました。
日差しがジリジリと照り付けて、干上がってしまいそうなほどの暑さ!
これがワインの原料になる葡萄。品種はシャルドネです。白ワインですね。
ちなみにこの畑の葡萄はきれいに育っていましたが、
前の週に辺りを直撃した嵐のせいで水に浸かるなどした畑もあったそうで、
葡萄の木の一部が枯れてしまっているところもありました。
少し離れただけで、環境が全然違うんですね。
味にも繊細な変化を生みます。
「山の近くだとミネラルが豊富になり、
丘を下った場所で育った葡萄はアースっぽくなる」のだそうです。
バタールモンラッシェという銘柄。GrandCru=特級です。
畑の中に、ところどころ村があります。
その村の中にあるワイナリーの1つにお邪魔しました。
重い扉を開け、ヒンヤリとした蔵の中に樽が。ここでワインを寝かせます。
残念ながら特級ワインは味見させていただけませんでしたが(笑)、
そのワイナリーで作っているワインを少し試飲。
ボーヌの町には、
ワインを売ったお金で運営していた、すばらしく充実した快適な慈善病院があり、
中世の時代の日本に、果たしてこんな発想があっただろうかと感心しきりでした。
ボーヌのレストランにて。
実際に飲んでみても結局違いはよく分かりませんでしたが、
少しだけ、ワインの味の由来が分かった気がしたブルゴーニュの旅でした。