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Vol.23 (2007/03/23)
映画「ドラえもん のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜」

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『映画ドラえもん・のび太の新魔界大冒険〜七人の魔法使い〜』
―「デートにも推奨!?今回の『ドラえもん』はかなりキテる!」
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公開初日舞台挨拶の後、レギュラー声優みんなでパチリ☆☆☆
前列左から逆時計回りに、水田わさびさん、大原めぐみさん、千秋さん、
木村昴さん、関智一さん、萩野志保子、かかずゆみさん

3月10日(土)から上映中の、
映画 『ドラえもんのび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜』
公開初日の舞台挨拶は、会場満席の中、
出演者の皆さん勢揃いで盛大に行われました。
映画『ドラえもん』新シリーズ2作目となる『のび太の新魔界大冒険』。
映画『ドラえもん』といえば、大人になった皆さんも、
子供時代の思い出と一緒に胸に留めておられることでしょう。
かく言う私もそう。
子供の頃見に行った、その道中の景色までセットで、大切な思い出になっています。
今回の映画に待ってました!と喜び勇んで映画館に駆けつける子供達に、
自分の子供の頃を重ねてしまう、なんてこともあったり。

だから敢えて、今回はお子さん達にではなく、そんな私達世代にお伝えしたい!
大人になった今こそ、
今回の『のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜』をオススメしたいのです。

今回の映画は、何といっても、まずスクリーンに広がる「画」そのものが洒落ています。
なんて素敵なセンス!と大人を唸らせるクオリティーです。
映画全体の「色合い」がとても綺麗で見惚れてしまうほど。
題名のとおり今回の舞台は魔法の世界ですが、
この魔界が、マゼンタ(赤紫)シアン(青緑色)を基調としたグラデーションで、
すごくオシャレ。
紫がかった「色の美迫力」に持って行かれます。
そう、かつて女の子だった女性にはわかるあの「乙女心」が、
徹底的にくすぐられてしまうのです。
綺麗で、そして画のデザインがとても可愛らしい。
魔法をあやつる女の子「美夜子」が住む教会、魔界星の神殿、
大魔王デマオン、悪魔の手下メジューサ、銀のダーツ、
といった「建物・アイテム・登場キャラクター」がどことなくヨーロピアン。
でもって色調がマゼンタ、っていったら、
もう、女子ならピンと来ますよね。
綺麗で洒落ています。(あれ?クドイですね、2回目言いました^^)
今回登場する女の子「美夜子」(声:相武紗季さん)のコスチュームも、
マゼンタグラデーションのピンク。
魔法をかけられて猫の姿に変えられてしまっているのですが、猫の時もピンク。
本当に可愛すぎるほど可愛いのです。

ドラえもんが可愛いのなんてわかりきっていると言われてしまいそうですが、
今までの「可愛い」プラス、乙女心さえも持って行かれる「ドラえもん」。
そしてもちろん、映画『ドラえもん』通の皆さんであれば周知のキーワード、
「ドラえもんの映画って、泣くよね。」
ここも忘れてはなりません。
涙の誘われ方にさえ、新シリーズならではの新しさがあるんです。
(だから大人のあなたに見て欲しい!)
みなさんは、しずかちゃんが女同士で語り合うところを見たことがありますか?
そう。私たちは、のび太たち男の子を介しての彼女、ないしは、
しずかちゃんのお父さんお母さんを通しての彼女、
しか知らないような気がしませんか?
でしょ?
今回の映画では、先にご紹介した美夜子という「女の子」が活躍します。
そうなんです。女の子と語り合うしずかちゃんです。
これは貴重、必見です。
「涙の話はどこ行った?」なんて突っ込みが聞こえてくる頃ですね?
ズバリそれ。
この美夜子と語り合うしずかちゃんのシーン、これこそたまらない場面でした。
女子だからこそのノスタルジー。
乙女心を刺激する、御髪(おぐし)のお手入れ(古ッ)。
というか髪結いです(ってこれも古いか^^;)。
要はドレッサーです(ってわかりづらいか)。
女の子ならではのシチュエーションにて二人が髪の毛をお手入れしながら語り合う。
女の聖域で二人きりだからこそ、本音が立ち上がります。
(この辺り、さすがのニクイ演出です監督!
そうそうズバリ、監督も映画ドラえもん初の女性です、拍手^^)
美夜子という女の子の存在があるからこそ、
普段男の子の中でクールに立ち回るしずかちゃんを、ぐっと近くに引き寄せて感じる。
美夜子も、背負った宿命の中で果敢に生きている凛とした女の子なのですが、
しずかちゃんと話すことで、ふと本心をもらす。
女同士ならではの心の動きを垣間見られ、これには泣かされてしまいます。
全国女子の皆さんと、あのシーンを分かち合いたいなあ。
それくらいオススメです。

他にも、新シリーズならではの新しさが随所に散りばめられている作品なので、
私としては、
「デートで映画ドラえもん☆」
これを推奨したい。
上記のような乙女心満載な結果、大人の女子は気持ちが上がり、優しくなれる。
上記のような、乙女心を触発された彼女のことを、大人の男子は尚のこと可愛く思える。
且つ、男子としても、強く頑張るのび太や格好良くなってるジャイアンに触発され、
「俺のものは俺のもの、オマエのものは俺のもの、オマエは俺のもの☆」
と決められる(スミマセンッ^^)
そしてノスタルジーとハイクオリティーな冒険にやられ、
もしかしたら男泣きしてしまうかも。
ドラえもんに泣いてしまった彼を見て、女子は彼をチャーミングだと思う
(かもしれない)。
という構図です。
あれ??呆れられてますか…
でも、冗談抜きで、もの凄く洒落たデートになると思いますよ。
それくらい、今回の映画『ドラえもん』はかなりキテる映画!です。
とは言いつつ、
お子さんを連れて座席に座っている若いお母さんの姿を見て、
私も早く子連れで映画『ドラえもん』見に行きたいなあ、
なんて思うのでした。


映画の台本です。出木杉くんは一瞬の登場^^;でしたので、
合言葉の「チンカラホイ!」に魂込めました^^
♪作品データ♪
『ドラえもんのび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い』
監督: 寺本幸代
声の出演: 水田わさび、大原めぐみ、かかずゆみ、
       木村昴、関智一、千秋、相武紗季、河本準一、
       久本雅美
ほか
配給: 東宝/2007/日本
※日劇PLEX ほか全国東宝系にて公開中
『ドラえもんのび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い』公式サイト
http://dora-magic.com/index.html


その旧テレビの上で、猫ドンナ惚けるの図、証拠写真
   
 
    
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