身長

177cm

出身地

埼玉県さいたま市

出身校

県立浦和高校→
早稲田大学

入社年月日

1992年4月1日

星座

天秤座

この7年間、私がずっと取材を続けてきたテーマが、ついに番組として放送されることになりました。9月24日（日）午後1時55分から、約1時間半の全国ネットの特番。SDGsスペシャル「再エネ革命！ニッポンの挑戦」です。
（番組はTVerで無料配信中です。ぜひご覧ください。https://tver.jp/episodes/ep7aypfmxq）

記録的な猛暑や突然の豪雨など、この夏、日本では異常気象が続きました。海外でも大規模な山火事や熱波の被害が相次ぐなど、異変は世界中に拡がっています。
その背景にあると指摘されているのが、深刻化する気候変動です。国連のグテーレス事務総長は、地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が来たと明言しました。
今こそ、待ったなしの気候変動対策として、CO2を出さない再生可能エネルギーの普及拡大が世界中で求められています。

元々、私が再生可能エネルギーの取材を始めるきっかけになったのは、今から15年前、グリーンランドで溶けゆく氷床の様子に衝撃を受け、その後、太平洋のマーシャル諸島で海面上昇の被害に苦しむ島民の話を聞き、日本でも毎年のように繰り返される豪雨災害の被災地を歩くなどする中で、現象面や被害などを伝えるだけではなく、大元の部分である気候変動対策も報じなければいけないのではないか、との思いが次第に募ってきたからでした。

そして、7年前から本格的に始めた日本全国の再エネ導入現場の取材。その中で、新たに見えてきたことがあります。それは、再エネは気候変動対策だけではなく、強力な地域再生策にもなり得るということです。
地域の方々が主体となって自然と共生する形で再エネを活かせば、地域にお金や雇用を生み、地域が根本から元気になるのです。風力、太陽光、小水力、木質バイオマス、地熱など、再エネの種類は場所によって違うものの、各地でビジネスリーダーが立ち上がり、それぞれの自然資源を再生可能エネルギーとして上手に活かし、地域の再生に成功する場所が相次いで誕生しているのです。

秋田洋上風力

さらに取材を重ねる中で、もう一つ大きな発見がありました。再エネは新たな技術開発を促し、日本経済の新しい成長分野にもなり得るということも、はっきりと見えてきたのです。日本人の発明、次世代型太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」は世界中で開発競争が進み、その市場規模は1兆円になると言われています。洋上風力発電は、経済波及効果が2030年までで13～15兆円と試算。再エネを安定化させる蓄電池の世界市場は2050年に100兆円まで成長するとされています。
こうした成長を支えるのが、まさにビジネスリーダーたちの挑戦なのです。

積水化学工業ペロブスカイト太陽電池

日本には全電力の2倍以上の再生可能エネルギー資源が眠っています（環境省）。石油や天然ガスなど化石資源に乏しい日本ですが、海、風、太陽、水、森、地熱など豊かな自然あふれる日本は、国産エネルギーである再エネ資源の宝庫なのです。
日本には、再エネの資源も、それを活かす技術力も、そして人材も揃っているのです。

今回の番組では、秋田風作戦の風力、業務スーパー創業者の地熱改革、ペロブスカイト太陽電池の開発最前線、国産蓄電池の開発に挑む若きカリスマ経営者、という4つのストーリーをお伝えします。

業務スーパー創業者・沼田昭二さんと地熱開発現場にて

この番組を企画して半年以上、様々な方々のご協力を頂きながら全力で動き、この夏は猛暑の中、汗だくになりながら、ずっと各地を取材して歩いていました。
今回の取材であらためて感じたのは、再エネ革命に挑むそれぞれのビジネスリーダーたちは、いつも前向きで明るく、揺るぎない信念を持ち、エネルギーに満ち溢れているということです。きっとビジネスリーダーたちには、目指すべき持続可能な未来像がはっきりと見えているのだと思います。私は皆さんに会うたびに、その規格外の発想力や行動力に圧倒され、いつも勇気と元気を頂いています。この番組を見ていただければ、きっと皆さんもビジネスリーダーたちの力強い前向きな生き方から、明日への希望が見えてくるはずです。

各地の再エネ革命は、まだ始まったばかりです。今後も新しいビジネスリーダーが次々と現れ、様々なアイデアを駆使して壁を乗り越え、日本の持続可能な未来を切り拓いていくことでしょう。今回は、その挑戦の第一章、2023夏の報告です。
9月24日（日）午後1時55分から、テレビ朝日系列全国ネット、SDGsスペシャル「再エネ革命！ニッポンの挑戦」。ぜひご覧ください！（※一部地域では放送時間が異なります）

番組ホームページはこちらです。

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