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2015/10/14 聞きました!アナウンサーの仕事の極意!

みなさん、衣替えは済みましたか?もう秋ですね~。
といえば!!!

読書の秋!食欲の秋!スポーツの秋!

新人の紀アナウンサーです!

さあ、ということで今回はいろんな秋にちなんで、
アナウンサーの仕事である、
ナレーショングルメリポート実況 に関する極意を聞きました!

①ナレーション!
「ももクロChan」のナレーションを担当している松尾アナウンサー

ずばり極意は!
恥を捨ててふり切る!


松尾アナ

いろんな声が求められる「ももクロChan」のナレーション。
「肝だめしChan」というコーナーでは、稲川淳二さんのような声を(笑)
「ママも安心♡あーりんクッキング」では『テクマクマヤコン』のような可愛らしい声が求められます。
それが求められたら………いっさい恥を捨ててふり切る!!!


松尾アナ

また、ナレーションの後ろに流れる音楽で、テイストを判断する。
瞬時の判断が求められるのです!
ナレーション収録時には、まだ音楽が入っていないときもあるので、
オンエアを聞いてときどき悔しい思いをすることも。

プロならではの悔しさですよね!
松尾さんのナレーションは本当にいろんなバリエーションがあって、
「えっ!これも松尾さんなの!?」と思うこともしばしば!

ナレーションをやりたい!という新人の山木アナウンサー


山木アナ

最近、ネットに出てくる映画のあらすじなどを声に出して読んでいます!
ほかにどんな練習方法がありますか?松尾さん!


松尾アナ

その練習もいいと思うよ!私はときどき青空文庫を声に出して読んでいます!
あとは、『』が出てきたら、その人になりきって読むのがポイント!


② グルメリポート!
スーパーJチャンネルで数々のグルメリポートをしてきた島本アナウンサー


島本アナ

グルメリポートの時は、あまりに少なくすくいすぎると、
美味しそうに見えないので、量も難しいのです!
まずは、「んっ!」というファーストリアクションが大切!!


「んっ!」

すぐにはコメントできないので、表情もポイント。顔でもしっかりと表現すること!

そして極意はというと・・・意外にも・・・
おなかをすかせていくこと!


島本アナ

舌がすごく敏感になるの!ファーストリアクションを大切に!
そして、素直にコメントします!「おいしい」と感じたなら、そう言っても大丈夫。

なるほど!味をみなさんにお伝えするために、いつも以上に舌を敏感にさせておくということですね~^^
島本さんらしいナイスな発想ですね(笑)

そういえば、こんなことを思い出しました!
1年目の時、私もスーパーJチャンネルのグルメロケによく行っていました。
そんなある日、島本さんとラーメンを食べに行った時のことです。
ラーメンを見て、「わーーーーーきれい!おいしそう!」とうなった私に…
「雪乃ちゃん、普通に食べていいんだよ!」と島本さんが笑顔で一言。
大笑いしたことを思い出しました。

グルメリポーター病かもしれませんね。(笑)

ちょうどそのころ島本さんに教えてもらった練習法は・・・


島本アナ

やはり日頃の食事の時から!
「もし、これをリポートするなら~」と考えながら食べてみるといいよ!


③ 実況!
野球だけでなく、プロレスやシンクロ、水泳など様々なスポーツの実況をしている
大西アナウンサー

最近自主的に実況練習に励む新人の山崎アナウンサーが大西さんに質問をぶつけます!


山崎アナ

実況練習をしに行くのですが、どんな風に練習すればいいですか?


大西アナ

まずは描写が第一!
しゃべることはグラウンドに落ちているから今は資料なしで練習のほうがいいかも!

そんな大西アナウンサーの実況の極意は…
見たものを言葉にする

私も研修の時によく言われていました。
しかし、単純に聞こえて、とても難しいこと。
見たものを正確に伝えるには、頭をフル回転させます。

そしてまたまた山崎アナウンサーからの質問です!


山崎アナ

自分がまったくやったことない競技へのアプローチ方法を教えてください


大西アナ

そのスポーツの常識を知ることが大事!もちろん実況するときにはわかっていること!
ただ、やったことない競技をしゃべることは確かに怖いし、
自分の質問があっているかどうかが怖い。
でも、面白くないスポーツなんてない!
だからこそ、準備の時間がとても大切!積み重ねが一番大切!

「面白くないスポーツなんてない!」というのは、本当にいろんなスポーツ実況をしてきた大西さんならではの心から出た言葉でした!

そして、こんなことも語ってくれました。


大西アナ

世界のトップをうまくタイミングが合えば自分の肉眼で見ることができる職業。
それはすごく光栄なことです。
だからこそ自分たちが肉眼で見たものを、テレビを通してみたときも同じ感動が伝わるように自分たちの言葉で補うところは補っていかないといけないし、見せるところは見せないといけない!

会場にいるからこそ分かる雰囲気や熱気を届けたいという思いや使命感を感じます。


ここまでは、ちょっぴりかっこいい大西さんをお届けしましたが、
最後に、大西さんらしいエピソードをひとつ。


【実況アナウンサーだから?つい出ちゃうあるある~大西アナ編~】
大西さんが家でひとり野球ゲームしている時のこと。
こんな声が。

「たかーく打ち上げたファールフライ」
「おっと、ここで代打!」
「送りバント失敗。んーこれはちょっとベンチも渋い表情。」

ここからが怖い話。みなさんもお気づきだろうか。
そう。


このゲームを動かしているのは・・・大西さん。
代打を指名したのも・・・大西さん。
送りバントをしたのも・・・大西さん。
ベンチは見えていないのに、ベンチを描写したのも・・・大西さん。
なんならバント失敗で渋い表情になったのは・・・大西さん。
この言葉をつぶやいたのも・・・大西さん。

そう、全部、

大西さん。

いやあ…この話を聞いたとき、笑いが止まりませんでした。(笑)
でも、こういった体験は実況アナウンサーならではですし、
この日頃から培った描写能力が更なるレベルアップにつながっているのでしょうね!

 

ということで、以上、アナウンサーならではの仕事の極意でした。
皆さんのお仕事にも通じるところがあるのではないでしょうか?^^

これからもいろんな角度から、
私たちアナウンサーの仕事を見守っていただけたら嬉しいです!

 

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