過去に相棒シリーズで主題歌を付けたことはなく、今回の映画で初の主題歌起用となる。
‘幻’となってしまった女房への米沢守の心情を表現する最高の術としてシリーズ初となる主題歌の起用が決まった。
エレファントカシマシも、過去にドラマ主題歌(CX「月の輝く夜だから」の主題歌「今宵の月のように」)を担当したことはあるが、映画主題歌を担当するのは初めてとなる。
運命的な出会い
この主題歌の背景にはいくつかのエピソードがある。
★エピソード1
今年の初め、エレファントカシマシのボーカル&ギターの宮本浩次が取材で乃木神社近辺をレコード会社のスタッフとタクシーで移動中、偶然TVシリーズの「相棒」の撮影をやっていて、「このドラマ面白いんだよねぇ」と話していた。
★エピソード2
宮本はメンバーであるギターの石森敏行(中学一年のクラスメイトからの付き合い)のことをライブでメンバー紹介する際「相棒」と呼んでいたり、「相棒」という言葉を普段から使っていた。
★エピソード3
30組以上に及ぶ主題歌候補アーティストの中でもエレファントカシマシの存在は際立っていた。「主演の二人と年頃も近く、年齢を積み重ねてきた男たちの熱い友情、心情を表現できるのはエレファントカシマシしかいないのではないか」こう発言したプロデューサーはエレファントカシマシのファンでもあった。
エレファントカシマシ 宮本浩次コメント
「六角さんは作品のキャラクターのように泥臭い、熱い人かと思っていましたがずっとスマートで素敵な人でした。「絆」はエレファントカシマシ単体では生まれなかった曲。「相棒」の世界観に刺激を受けて、広い意味でのラブソングのつもりで書きました。ラブソングはあまり書かないですし、映画主題歌は初めてでしたが、今、自分達が持つ全てのものを注ぎ込んで作り上げたので、いいものが仕上がった満足感があります。六角さんを始め映画のスタッフが喜んでくれたのがまずはうれしかったです。」
六角精児コメント
「昔から大ファンだったエレカシさんが主演映画の主題歌になるなんて、生きていればこんないいことがあるのですね。エレカシさんの歌を自分のライブでこっそり歌っていました。すみません!(笑)「絆」を初めて聞いたのは初号のエンドロールでしたが、鳥肌が立ちました。作品の世界観にぴったりで哀愁があって何とも言えない気持ちになりました。この余韻にしばらく浸っていたいので「絆」を自分のライブで歌うことはしばらく無いです(笑)。」
エレファントカシマシHP
主題歌 絆
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