●サウジアラビア編
「世界の車窓から」の取材100ヵ国目となる砂漠の国、サウジアラビア。首都リヤードからペルシャ湾に面した街ダンマームへ向かう列車の車内には、イスラムの教えを厳格に守る人々の姿があります。砂嵐が吹きつける車窓からは、砂漠を行くラクダの群れやパイプラインが見えてきます。さらに、かつてシリアのダマスカスからイスラム教の聖地メディナを結んでいたヒジャーズ鉄道の跡地も訪れます。
●シリア編
地中海東岸に位置するシリア。古くから商業や交通の拠点として栄えてきた首都ダマスカスから一路北へ。トルコ国境に近い歴史都市アレッポへと向かいます。北東部の街デリゾールからユーフラテス川沿いを走り抜け、向かうのは地中海沿岸の街ラタキア。ダマスカス近郊を走る蒸気機関車には、街中の人が笑顔で手を振り続けます。 |