45年目の採決 ~脱ダム宣言と県議会~

2月県議会を前に控えた2月20日、長野県の田中康夫知事は緊急の記者会見を開いた。
「長野県においては出来得る限り、コンクリートのダムを作るべきではない」胸を張って表明した『脱ダム宣言』は、県幹部や議会に知らせないままの決断だった。「知事の独断」と反発を強める県議側は、ダムを治水対策に含める事を定めた条例案を提出した。45年ぶりの議員提案は、『脱ダム宣言』への対抗策だった。可決までの舞台裏を追いながら、対立だけが注目される中で見えにくくなった『脱ダム宣言』と『対抗条例』の本質を描き出す。
(制作:長野朝日放送)




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