2000年12月21日 お国のためだもの… ~消えた村の記憶 増山たづ子~
 徳山ダムの建設計画によって昭和61年、徳山村は全村移動となり、村は地図からも消えた。この消え行く故郷を記録に残そうと61歳になって初めてカメラを手にした人がいた。増山たづ子さん(83)。カメラばあちゃんはすっかり有名人。彼女はそれ以前、昭和30年代にダム計画が村に持ち上がったことをきっかけにテープレコーダーで村の音を記録していた。カセットは500本余り村に残る民謡・昔話・世間話・自然の音…等。ダムの下に沈んだ村の昔ながらの暮らしぶりは、今となってはこのテープの中にしかないのか??増山さんの作業を通して彼女の故郷へのこだわりが浮かび上がる。
(制作:名古屋テレビ)



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