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150周年 都立公園

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2024212日(月)

「水元公園」

1873年、日本に都市公園制度が制定され、東京には上野や浅草など5カ所の公園が誕生。今では多くの都立公園が人々の憩いの場となっています。
「水元公園」は1965年開園。23区内で最大の面積を誇り、都内唯一の水郷の景観を持つ公園です。
公園は「小合溜(こあいだめ)」というため池に沿って造られています。小合溜は江戸幕府8代将軍 徳川吉宗の命により、水害防止、農業用水の確保を目的に、周囲の川をせき止めて造られました。
園内に生息する生きものについての様々な展示がみられるのが「水辺の生きもの館」。7月から8月にかけて見頃を迎える水草「オニバス」の実寸大の葉も展示されています。直径が人の背丈ほどもある大きな葉です。オニバスは、全体が鋭いとげに覆われていて、それが鬼の角のように見えることからその名がついたそうです。
東京都では、都立公園開園150周年記念のデジタルスタンプラリーを3月31日まで開催中。獲得スタンプ数に応じて特製バッジがもらえます。また東京都は100年先を見据えた“みどりと生きるまちづくり”「東京グリーンビズ」に取り組んでいます。
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html
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2024213日(火)

「水元公園A」

東京ドーム約20個分の敷地に豊かな自然が広がり、23区内で最大の面積を誇る「水元公園」を紹介します。
園内の「メタセコイアの森」には高さ20m以上、幹回り2mほどの太さのメタセコイアが約1500本もあります。かつてメタセコイアは日本で化石が発見され、絶滅した樹木と思われていました。その後1945年に、中国で生きた個体が発見されたことから“生きた化石”と呼ばれています。水元公園には1971年ごろに植えられました。
園内ではさまざまな野鳥を見ることもできます。夜行性の「ゴイサギ」は、日中は木の枝に止まりじっとしていることが多く、幼鳥と成鳥の色の違いなどを観察することができます。「オオバン」や「ヒドリガモ」など水辺に生息するさまざまな生き物と出会うことができるのも水元公園の魅力のひとつです。
水元公園
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index041.html
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2024214日(水)

「東大和公園」

なだらかな起伏が続く丘陵地を活かした、自然豊かな「東大和公園」を紹介します。
里山の景観を今に伝えるこの場所に、かつて住宅地開発の計画が立てられました。しかし、近隣の住民たちが「地域の雑木林や樹林を守りたい」と東京都に働きかけたことにより、都立公園で最初の「丘陵地公園」として1979年に開園しました。
こうした開園の経緯もあり、東大和公園では里山を守るためのボランティア活動が盛んに行われています。
近年、力を入れているのが「アカマツ」の保全です。“松枯れ”という病気で、たくさんのアカマツが枯れてしまったため、下草を刈ったり伐採をしたりと様々な保全活動を行いました。その結果、園内に新たなアカマツが誕生しています。今は1200本ほどのアカマツの幼木があり、成木になるには30年ほどかかります。
そんなアカマツを住み家にしているのが「ハルゼミ」。春になると園内では独特な鳴き声が聞こえてくるそうです。毎年、十数個体しか見られないというハルゼミですが、アカマツを守っているおかげで安定して生育しているのが確認されています。
東大和公園
HP:https://sayamaparks.com/kouen/higashiyamato/
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2024215日(木)

「東大和公園A」

丘陵地を活かした自然豊かな「東大和公園」の、冬ならではの楽しみ方を紹介します。
冬は雑木林の葉が落ちて、少し寂しい樹林になりますが、落ち葉の下にさまざまな生き物を見つけることができます。「エノキ」という木の根元には、「ゴマダラチョウ」の幼虫がいます。エノキの葉を食べて成長し、葉が落ちるころになると、木の根元にたまった落ち葉の下で冬を越します。夏前には成虫になり、クヌギやコナラなどの樹液を求め飛び回る様子を見ることができます。
多くの野鳥が飛来するのもこの公園の魅力のひとつ。20種類もの冬鳥を観察することができ、「シロハラ」、「コゲラ」、「アカゲラ」、「ルリビタキ」などの鳥と出会えます。ルリビタキのオスは鮮やかな青色、メスは地味な色合いで、季節によって標高差のあるエリアを移動します。
東大和公園
HP:https://sayamaparks.com/kouen/higashiyamato/
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2024216日(金)

「砧公園」

東急田園都市線用賀駅から徒歩約20分、都心でありながら自然を感じられる「砧公園」を紹介します。
その歴史は、1940年に“大緑地”として計画され、戦時中は“防空緑地”となり、戦後は約10年間ゴルフ場として使用されていました。公園として正式に開園したのは1957年です。
園内を散策すると早咲きのウメが満開になっていました。見頃は例年2月中旬までです。(※今後の天候によって変わる可能性があります)
園内には多摩川の支流「谷戸川(やとがわ)」が流れているため、吊り橋を含む5つの橋が架けられています。
子どもたちに大人気の場所が「みんなのひろば」です。幅の広いスロープが設置されているので、車いすの人も利用できます。またケガのリスクを減らすため、遊具の周辺はクッション性に優れたゴムチップ舗装になっています。
砧公園
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index004.html
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東京都都市公園制度制定150周年記念特設サイト
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/Tokyopark150years/

都立公園開園150周年記念 公園めぐりデジタルスタンプラリー
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/Tokyopark150years/info/001.html