東京サイト 毎週月〜金 午後1時45分から

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空き家を減らす

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20231127日(月)

「古民家カフェ」

全国で最も「空き家」が多い東京都。その数を減らすための様々な取り組みを紹介します。
墨田区錦糸に2020年オープンした「Dessert lab(デザートラボ)」は、築80年ほどの古民家を改装した木造2階建てのカフェです。佇まいに趣があるこの空き家にずっと注目していたというオーナーの岡田麻衣子さんが、古民家の特徴を生かして改装し、おしゃれなカフェに生まれ変わりました。
1階には焼き菓子のテイクアウト用窓口と、特徴的な窓の形を生かしたカフェスペースを造りました。レトロな内装にこだわり、階段や、2階の窓の一部も建築当時のまま。時代の雰囲気を味わうことができます。2階から東京スカイツリーを見ることができるように新たな窓も設けました。
岡田さんは銀行から融資を受け、約半年かけて改装を行いました。東京都の空き家活用事業の助成制度を利用することで、運営に必要な諸費用の一部を賄うことができました。
HP:https://dessertlab.net/
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20231128日(火)

「アートギャラリー」

大田区蒲田の住宅地にある空き家を活用したアートギャラリーを紹介します。
2020年にオープンした「アート/空家 二人(にと)」は、木造2階建ての空き家を活用したアートギャラリーです。
これまでに約40人のアーティストが、ここで作品の展示や販売を行いました。
ギャラリーオーナーの三木仙太郎さんは、現代アート作品を身近に感じてもらえるギャラリーが造りたいと、以前から一般住宅の空き家を探していました。1階の和室は、床をフローリングに張り替え、壁は白く塗り直しました。元々床の間だったスペースは、彫刻などの作品を展示するスペースとして活用しています。2階は元の和室のまま利用し、押し入れだった場所に照明を取り付けて展示スペースにしました。人の生活の息遣いを残し、現代アートに親しみやすい場所を演出しています。
三木さんは、ギャラリーの運営費の一部を東京都の空き家活用事業の助成金で賄いました。
アート/空家 二人
HP:https://nito20.com/
企画展「NITO15 家にある宇宙」
会期:12月18日(月)まで
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20231129日(水)

「ワーキングスペース」

荒川区町屋の住宅地にある民家を活用したワーキングスペースを紹介します。
2017年にオープンした「ivyCafe(アイビーカフェ)町屋」は、築70年の古民家を活用したワーキングスペースです。400uの大きな建物で、大家が使っていない140uの部分を運営者の水野功さんが借り受け、会員制のワーキングスペースとして地域住民が利用できるようにしました。元々住まいとして使われていた部屋に、インターネット環境など、仕事に必要な設備を整えました。ソファーやテーブルが置かれた縁側や、座卓や座椅子を並べた和室などがあり、風情がある空間で仕事をすることができます。これまで約900人の会員が、1日あたり、またはひと月あたりの定額制でこの場所を利用しています。
家の所有者が、空き家になる前に修繕や改装をしていたため、ワーキングスペースとして事業を始める費用を50万円程に抑えることができました。
ivyCafe町屋
HP:https://www.ivycafe.jp/spaces/machiya/
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20231130日(木)

「まちの宿泊施設」

台東区の「谷中ぎんざ」のそばにある、空き家になったアパートを活用した宿泊施設を紹介します。
木造2階建ての宿泊施設「まちやどhanare(ハナレ)」は、空き家になった築50年ほどの単身者向けアパートを改装し、2015年にオープンしました。かつての間取りを残しているため、共同トイレと共同のシャワーはありますが風呂は付いていません。全部で5室の客室も簡素な作りになっています。模様のあるレトロな窓ガラスや木製の下駄箱なども当時のままです。「まち全体がホテル」というコンセプトなので、宿泊者には近くの銭湯に入れるチケットや地図を渡すなど、宿周辺の店や施設を利用してもらうようにしています。
この町で学生時代を過ごした顧彬彬(こ・ぴんぴん)さんは、商店街のにぎわいや住宅地に流れる穏やかな時間に魅力を感じてもらおうと、この宿の運営を始めました。地域とのつながりが宿の運営を支えています。
まちやどhanare
HP:https://hagiso.com/hanare/
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2023121日(金)

「多目的スペース」

多摩動物公園近くの住宅地にある空き家を活用した多目的スペースを紹介します。
今年3月、地域の人が様々な目的で使用できる「7858(なやごや)Base」がオープンしました。築45年ほどの空き家を改装した木造2階建てを、住宅の雰囲気を残したまま利用しています。
1階のリビングは地域の人が自由に使えるフリースペースとして開放。飲食物の持ち込みもできます。庭もあり、子ども達が集まるアートイベントなどを開催しています。
2階には、1部屋2時間500円で利用できるレンタルスペースがあります(期間3月〜5月 10月〜11月)。運営者のnaya(なや)さん自身が押入れの枠を取り外したり、壁を塗ったりと手作業で改装したおしゃれなスペースです。nayaさんは、約半年かけて、ほぼ自分の手で空き家の改装を行いました。改装に必要な資材や家具は、SNSを利用したり、リサイクルショップで購入したりして安く手に入れました。日野市の空き家活用の助成制度も利用することで、自分で持ち出した費用は11万円ほどに収まりました。
7858Base
HP:https://7858project.com/
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