![]() |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |

2023年11月6日(月)
「日本画聖地巡礼」

東山魁夷(ひがしやま・かいい)の「年暮る(としくる)」は、大晦日に雪の降る京都の街並みを青色で静謐に描いた1968年の作品です。現在の風景写真と比べてみると、寺が変わらずに残っているのが印象的です。
山種美術館「【特別展】日本画聖地巡礼―東山魁夷の京都、奥村土牛の鳴門―」
会期:11月26日(日)までHP:https://www.yamatane-museum.jp/exh/2023/NihongaPilgrimage.html
2023年11月7日(火)
「装飾の庭」

“庭園の画家”と呼ばれた20世紀初頭の画家、レイモン・シャルメゾンの作品も展示されています。庭だけをテーマにし、シャルメゾン独自の空想を織り交ぜた色鮮やかな作品の数々を楽しむことが出来ます。
東京都庭園美術館「装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術」
会期:12月10日(日)までHP:https://www.teien-art-museum.ne.jp/exhibition/230923-1210_artdecogarden/
2023年11月8日(水)
「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり展」

銘仙(めいせん)とは、大正から昭和初期にかけて大流行した絹織物のこと。銘仙蒐集(しゅうしゅう)家・桐生正子(きりゅう・まさこ)さんが所有する約600点のコレクションから厳選した着物を展示しています。それまでになかった斬新な色や柄が特徴で、当時、女子学生の通学着にも採用されました。「春花文様単衣(しゅんかもんようひとえ)」(1931~1940年)は、アヤメやチューリップなど日本と西洋の花が何種類も描かれていて、当時の西洋への憧れがうかがわれる作品。細かい柄と色の多さが特徴です。柄は型紙を使って染めています。型紙は色の数だけ必要で、色が増えれば型紙も染める回数も増えるため、手間のかかる作業となります。幾何学的な柄が印象的な銘仙「赤・黒・白の横段に立涌(たてわく)文様」(1930~1935年)は、日本の伝統的な“立涌文様”と“横段文様”に、20世紀初頭のロシアの芸術運動で流行した赤、黒、白の三色を組み合わせています。昭和30年代の「仔猫とスピッツ文様」は、当時大人気だったスピッツが柄に採用されており、銘仙が時代を物語っているのがわかります。
弥生美術館「大正の夢 秘密の銘仙ものがたり」展
会期:12月24日(日)までHP:https://www.yayoi-yumeji-museum.jp/yayoi/exhibition/now.html
2023年11月9日(木)
「コスチュームジュエリー 美の変革者たち」

パナソニック汐留美術館
「開館20周年記念展 コスチュームジュエリー 美の変革者たちシャネル、スキャパレッリ、ディオール 小瀧千佐子コレクションより」
会期:12月17日(日)まで
HP:https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/23/231007/
2023年11月10日(金)
「いわさきちひろ やさしさと美しさと」

子どもを生涯のテーマにした絵本画家、いわさきちひろは、柔らかいタッチで描かれた水彩画で知られています。展覧会では、絵本「ゆきのひのたんじょうび」が紹介されています。“ちいちゃん”というかわいい女の子が、自分の誕生日の朝に雪が降ることを願っているストーリーです。最後の場面として描かれた、赤い帽子と手袋を身に着けたちいちゃんの絵は、ちひろの代表的な作品のひとつです。いわさきちひろは、子ども時代の情景を、季節の花や自然と共に描いた作品を多く発表しています。“ゆびきりをする子ども”は、子ども達の約束を秋の草花が見守っているような構図で描かれた作品です。ちひろの作品に登場する「母親」は、ふんわりと後ろでひとつにまとめたヘアスタイルで描かれていますが、これは、ちひろの母・文江さんの髪型と同じです。自分の母親のイメージを重ねて描いたのかもしれないと言われています。
ちひろ美術館・東京「いわさきちひろ やさしさと美しさと」
会期:2024年1月14日(日)までHP:https://chihiro.jp/tokyo/exhibitions/76631/