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2023年8月14日(月)
「あ、共感とかじゃなくて。」

展示されているのは、5人のアーティスト、有川滋男、武田力、中島伽耶子、山本麻紀子、渡辺篤(アイムヒア プロジェクト)の作品です。
山本麻紀子さんの自宅を再現したブースは、靴を脱いで中に入って鑑賞できます。特に目を引くのは《巨人の歯》という作品。巨人が大好きだという山本さんは、その巨大な歯の横で眠って、見た夢を作品化しているそうです。
武田力さんの《教科書カフェ》は、寄付で集めた小学校の教科書を軽トラックなどに並べ、自由に閲覧できるようにした体験型の展示です。武田さんは、「(見た人が)小学生だったころよりも、新しい教科書や古い教科書があるので、読み比べて、どういう風に変わってきたかを自身の感性で探ってもらいたい」と見どころを語っています。
東京都現代美術館「あ、共感とかじゃなくて。」展
住所:東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)会期:11月5日(日)まで
HP:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/empathy/
2023年8月15日(火)
「北斎 大いなる山岳」

「諸国名橋奇覧(しょこくめいきょうきらん) 足利行道山(あしかがぎょうどうさん)くものかけはし」は、栃木県の名勝に指定されている「行道山浄因寺(じょういんじ)」と、茶室へ渡るための「天高橋(てんこうきょう)」が描かれています。雲をたなびかせ、高い崖の上にあるかのようにデフォルメして描かれた作品です。
山仕事をしている人達をモデルにした「『北斎漫画』十三編 岩茸取(いわたけとり)」には、岩茸を取るために断崖絶壁にぶら下がっている女性の姿が描かれています。山や飛ぶ鳥を周囲に描くことで、足がすくむような崖の高さを表現しています。
「『北斎漫画』 三編 天狗 狒々(ひひ) 幽霊 山姥(やまうば)」は、山の中にいると信じられていた妖怪たちを描いた作品。「天狗」の羽毛の細かい線など、ペン画のような精緻な描写が見どころです。
すみだ北斎美術館「北斎 大いなる山岳」
住所:東京都墨田区亀沢2-7-2会期:8月27日(日)まで
HP:https://hokusai-museum.jp/Mountain/
2023年8月16日(水)
「虫めづる日本の人々」

17世紀の作品「きりぎりす絵巻」には、美しき玉虫姫をめぐる恋愛物語が描かれています。当時、夜にしか会えない通い婚だったため、朝帰っていった夫からの手紙に、玉虫姫が返事を書いている一場面が描かれています。〈※8/23(水)から違う場面が展示されます〉。手足も衣裳も人間のように描かれていますが、顔が虫らしい表情だったり、背中からトンボの羽が出ていたりとユニークな姿が楽しめます。
19世紀の「虫豸帖(ちゅうちじょう) 夏」は、虫好きの大名、増山雪斎(ましやませっさい)が描いた虫の画帖。非常に緻密に描かれていて、リアルな虫の描写が見どころです。
江戸時代の女性たちに愛用されていた化粧道具やかんざしにも虫をモチーフにしたものがあり、虫と人が親密な関係にあったことが感じられる展示となっています。
サントリー美術館「虫めづる日本の人々」
住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階会期:9月18日(月・祝)まで
HP:https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2023_3/
2023年8月17日(木)
「三井高利と越後屋」

江戸幕府の為替も扱っていた大坂両替店の帳簿「大福帳」は、その分厚さから、当時の三井家の取引規模の大きさが分かります。
元文年間(1736-1741)には、江戸期を通じて営業利益が最も伸び、三井家は茶道具収集を盛んに行いました。その茶道具の数々も展示されています。中でも最も価値が高いとされるのは「唐物肩衝茶入(からものかたつきちゃいれ)北野肩衝(きたのかたつき)」。室町幕府第8代将軍足利義政が所有していたもので、重要文化財に指定されています。この茶入れは、三井家から借金をしていた京都の両替商から担保として入手したという経緯が帳簿に残っており、その帳簿も展示されています。
三井記念美術館「三井高利と越後屋-三井家創業期の事業と文化-」
住所:東京都中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7階会期:8月31日(木)まで
HP:https://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
2023年8月18日(金)
「NEO 月でくらす展」

月について学べる展示「月面ラボ」では、月の南極部分にあるといわれている水資源について知ることができます。「月面重力体験ミッション」では、地球の約6分1の月の重力が体験できます。「月面探査機撮影ミッション」は、JAXAがまもなく打ち上げ予定の小型月着陸実証機に搭載されるロボットを操縦できるコーナー。ロボットにはカメラがついていて、この展覧会専用のスマートフォンで映像を見ながら操縦できます。ミニチュアの月着陸実証機の写真を撮影できればミッションクリアです。他にも、バーチャルリアリティを使った月面ツアーなど、様々な体験を楽しむことができます。
日本科学未来館 特別展「NEO 月でくらす展 ~宇宙開発は、月面移住の新時代へ!~」
住所:東京都江東区青海2-3-6会期:9月3日(日)まで
HP:https://tsukidekurasu.com/