東京サイト 毎週月〜金 午後1時45分から

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江戸東京野菜

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2023123日(月)

「シントリ菜」

今週は「江戸東京野菜」を紹介します。江戸東京野菜とは、江戸時代から昭和40年代にかけて東京で栽培されていた在来種、または当時の栽培法でつくられている野菜のことです。
江戸東京野菜のひとつ「シントリ菜」は、葉の色が黄緑色で、白菜をコンパクトにした感じの野菜。茎はシャキシャキ、葉は柔らかいのが特徴で、味にクセがありません。
きく姫さんが、江戸川区でシントリ菜を栽培している石川農園を訪ねました。
シントリ菜は昭和40年代、江戸川区などで盛んに栽培されていました。当時は一般にはあまり出回らない高級食材だったそうです。「シントリ菜」の名前は、料亭や割烹での椀だねとして、中心の“芯”だけをとって使ったことが由来です。
寒い季節に成長して糖を蓄えるシントリ菜。そのおいしさが味わえる食べ方は「塩こしょう炒め」。また、サッとゆでて「サラダ」として食べるのもおすすめです。
シントリ菜は、石川農園の直売所などで販売されています。
住所:東京都江戸川区瑞江3-33-9
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2023124日(火)

「拝島ネギ」

「江戸東京野菜」のひとつ「拝島ネギ」を紹介します。
拝島ネギは、昭和初期に茨城県水戸から持ち込まれ、現在の昭島市拝島で栽培が盛んになったネギです。その後、栽培しやすい新品種が出回るにつれて生産者は減少しましたが、10年前に昭島市と農家が協力し再び栽培が広まったことで今では昭島市の特産品になっています。
きく姫さんが、昭島市で拝島ネギを栽培している井上さんを訪ねました。
葉が柔らかい拝島ネギは折れやすく、秋の台風シーズンに備え夏の間は肥料を控えてあまり成長させないようにするなど栽培が難しいそうです。
青い葉の先まで食べられる拝島ネギは、生で食べると辛味が強く、加熱すると甘みが増します。「焼きネギ」を試食すると…、熱を加えることで、トロトロに柔らかく、甘くなっていました。また、昆布出汁のしょうゆベースのスープに拝島ネギを入れた「鍋」もおすすめです。
拝島ネギは「JA東京みどり」の直売所などで販売されています。
JA東京みどり「みどりっ子 昭島店」
住所:東京都昭島市玉川町5-16-17
電話:042-543-8989
HP:https://ja-tokyomidori.or.jp/farmstand/akishima.html
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2023125日(水)

「品川カブ」

「江戸東京野菜」のひとつ「品川カブ」を紹介します。
品川カブは、白い根の部分が一般的なカブのように丸みを帯びておらず、細長い形をしているのが特徴です。江戸時代から明治にかけて品川で盛んに栽培されていました。
きく姫さんが、東久留米市で5年前から品川カブを栽培している村野さんを訪ねました。
村野さんのおすすめの食べ方は「品川カブの炒め煮」。根と葉を油揚げといっしょに炒め、だし、しゅうゆ、みりん、砂糖で煮ます。品川カブの特徴である「辛味」を生かしたおすすめの食べ方は、品川カブをすりおろし、めんつゆと煮たものをそばにかけた「みぞれそば」です。
品川カブは品川区の青果店などで販売されています。
マルダイ大塚好雄商店
住所:東京都品川区北品川2-9-12
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2023126日(木)

「東京ウド」

「江戸東京野菜」のひとつ「東京ウド」を紹介します。
東京ウドは、室(むろ)と呼ばれる深さ約3mの穴の中で光を当てずに栽培されるため、真っ白であくが少ないのが特徴です。立川市は、関東ローム層の地質が栽培に適しているため、収穫量が都内1位を誇ります。
きく姫さんが、立川市で東京ウドを栽培している鈴木さんを訪ね、室の中の様子を見せてもらいました。真っ暗な室の中は暖房で温かく保たれ、70センチほどの長さのウドがニョキニョキ生えている不思議な世界です。
東京ウドの魅力の一つは、根元から穂先まで食感の違いを楽しみながら食べられることです。
茎の部分は、「塩こしょう炒め」がおすすめ。ポイントは、炒めすぎず、シャキシャキとした触感を残すことです。
穂先は「天ぷら」がおすすめ。柔らかい食感とほんのりとした甘みが味わえます。
東京ウドはファーマーズセンター「みのーれ立川」などで販売されています。
ファーマーズセンターみのーれ立川
住所:東京都立川市砂川町2-1-5
電話:042-538-7227
HP:https://ja-tokyomidori.or.jp/minore/
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2023127日(金)

「亀戸ダイコン」

「江戸東京野菜」のひとつ「亀戸ダイコン」を紹介します。
亀戸ダイコンは、根の部分が30cmほど。一般的なダイコンより小さく、先がとがっているのが特徴です。現在の江東区亀戸で江戸時代末期から作られてきました。しかし、昭和の高度経済成長期になると農地が減り、生産者が減少、“幻の大根”と呼ばれるようになりました。
きく姫さんが、江戸川区で亀戸ダイコンを栽培している中代(なかだい)農園を訪ねました。
ほんのりとした辛味が特徴の亀戸ダイコン。江戸時代から親しまれている定番の食べ方が「浅漬け」。シャキシャキの食感とピリっとした辛味がくせになる味わいです。みそ汁の具にもおすすめです。葉も一緒に入れると食感の違いが楽しめます。
亀戸ダイコンは数が少ないためあまり出回りませんが、中代農園やJAの直売所などで販売されています。
中代農園直売所
住所:東京都江戸川区鹿骨1-32-1
みらい東久留米新鮮館
住所:東京都東久留米市八幡町3-9-3
電話:042-475-0022
HP:https://life.ja-group.jp/farm/market/detail?id=616
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