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“HTT”で省エネ

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20221219日(月)

「家庭でできること」

東京都は、電力を「へらす、つくる、ためる」という省エネの取り組みを「HTT(エイチ・ティ・ティ)」と名付けて推進しています。
今回は「H(へらす)」について学びます。エコアドバイザーの秋山香織さんに家庭でできる省エネについて教えてもらいました。
まずはエアコン。年間のエネルギー消費量を調べると、暖房は、実は冷房の約10倍ものエネルギーを消費しています。エアコンの省エネのためには、2週間に1回を目安にフィルターの掃除をすると効果的です。そして、温めた空気を窓から外に逃がさない対策も大切です。厚手の冬物のカーテンを使うことで熱を逃がさず、省エネにつながります。
電力消費量が多い冷蔵庫は、冬は「弱」に設定するのがおすすめ。季節に合わせて設定温度を調節することが大事です。また、省エネ性能の高い冷蔵庫への買い替えも消費電力を減らすことにつながります。省エネ基準達成率100%以上の冷蔵庫に買い替えると、商品券などに交換できる「東京ゼロエミポイント」がもらえます。
照明は、蛍光灯からLEDに替えるだけで電力消費量が半分になります。LEDも買い替えで「東京ゼロエミポイント」がもらえます。
HP:https://www.zero-emi-points.jp/
HP:https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/home/publishing.files/2022_handbook.pdf
HP:https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/home/publishing.files/2022_winter_lieflet.pdf
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20221220日(火)

「上手なガスの使い方」

東京都は、電力を「へらす、つくる、ためる」という省エネの取り組みを「HTT(エイチ・ティ・ティ)」と名付けて推進しています。
今回は、「H(へらす)」について学びます。東京ガス都市生活研究所の三神所長に、上手なガスの使い方を教えてもらいました。
まずは、手軽にできるキッチンでのポイント。鍋を火にかける時、鍋底などについた水滴を拭き取ると、ガスの使用量を約2%減らすことができます。鍋にふたをすると、使うエネルギーを約11%減らすことができます。ガスの炎を鍋底からはみ出さないように調節することも大切です。炎がはみ出した部分は鍋には伝わらず無駄になるため、なべ底に合わせた火加減に調節しましょう。食器を洗う時など冬になると使用頻度が高まる給湯器は、寒くなると水温も下がるため、温めるためにエネルギーをより多く使っています。給湯器の温度設定を、40℃から37℃に下げるだけで年間1,000円以上の節約になります。
お風呂での省エネポイントはシャワーの使い方。流しっぱなしを防ぐなどして、シャワーの時間をひとり1分短縮すると、家族4人の場合、年間約4,500円の節約になります。
無駄を省くことを習慣づけることで、無理なく省エネに取り組むことができます。
東京ガス
HP:https://www.tokyo-gas.co.jp/
東京ガス都市生活研究所「ウルトラ省エネブック」
HP:https://www.toshiken.com/ultraene/
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20221221日(水)

「窓の断熱改修」

東京都は、電力を「へらす、つくる、ためる」という省エネの取り組みを「HTT(エイチ・ティ・ティ)」と名付けて推進しています。
今回は、窓の断熱性能を上げる「断熱改修」について学びます。
窓の性能が体感できる「YKK AP体感ショールーム」で教えてもらいました。冬の暖房時に室内の熱が出入りする割合を調べると、温めた空気の58%が窓から逃げているそうです。家の断熱性能を高めるには、窓の対策が重要です。
窓の断熱性能が十分ではない部屋では、窓に使われているのは、1枚のガラスとアルミ製のサッシです。窓の近くは足元が冷たく感じられ、結露も見られます。外気温6℃の時、エアコンの設定は22℃でも室温は約20℃。足元では約18℃です。
一方、二重ガラス、樹脂製のサッシの窓にリフォームした部屋に入ると、床は冷たさを感じず、窓は結露していません。同じ条件でもこちらは室温が約23℃あり、暖房効率が高いことがわかります。
内側にもう一つ新たな窓を設置した部屋で、外窓は閉まった状態で内窓を開けてみると、急に冷たい空気が流れ込み、内窓が効果的に冷気を防いでいることが体感できます。
東京都では、窓の断熱改修にかかる費用の一部を助成する事業を行っています。
YKK AP
HP:https://www.ykkap.co.jp/
東京都 窓の断熱改修 補助金(クール・ネット東京)
HP:https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/ene_reform
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20221222日(木)

「“高気密高断熱”の家」

東京都は、電力を「へらす、つくる、ためる」という省エネの取り組みを「HTT(エイチ・ティ・ティ)」と名付けて推進しています。
電力を「へらす」ことができる高気密高断熱の家について「WELLNEST HOME花小金井モデルハウス」で学びます。
高気密高断熱の家は、隙間が少なく気密性が高いことから、家全体が密閉・保温された空間になります。室温を外に逃がさず、外気の影響も受けにくいため、夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。“気密”は空気が漏れるのを止めること、“断熱”は家全体を包むことをいいます。その秘密は、「壁」と「窓」にあります。壁は、断熱材を何層も重ね、家の中の熱は逃がさず、外気の温度は室内に伝わりにくくしています。家の中で最も熱が逃げやすい窓には、ガラスを3枚重ねたものを使っています。
高気密高断熱の家で暮らす佐藤さん宅を訪ねました。以前は各部屋にエアコンがありましたが、今では1階と2階に1台ずつで賄えています。家全体に温度差がなく、快適に過ごせているそうです。
東京都では、高い断熱性能や省エネ性能の高い設備を取り入れた「東京ゼロエミ住宅」の新築にかかる費用の一部を助成しています。
WELLNEST HOME
HP:https://wellnesthome.jp/
東京ゼロエミ住宅(補助金等)
HP:https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/home/tokyo_zeroemission_house/index.html
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20221223日(金)

「再エネシェアリング」

東京都は、電力を「へらす、つくる、ためる」という省エネの取り組みを「HTT(エイチ・ティ・ティ)」と名付けて推進し、2050年までに、CO2排出量を実質ゼロにする目標を掲げています。そこで期待されているのが太陽光などの再生可能エネルギーです。
去年から行われている「再エネシェアリング」事業は、八王子市南大沢地区周辺の6カ所に、電力を「つくる」「ためる」「運ぶ」設備を設置し、つくった電力を地域で融通し合う取り組みです。
八王子市立別所中学校の屋上には太陽光パネルを設置して、電気をつくっています。学校では1日約200〜300kWhを使用しますが、その内約20〜30%を太陽光発電で賄っています。校内に設置した蓄電池には電気をためて、災害時に最低限の電力が供給できるかどうかを実証しています。
カーシェアリングとして運用しているEV(電気自動車)は、電力を「運ぶ」役割を果たします。たとえば、災害時に避難所の電力が足りなくなった時にEVで電力を供給することなどを想定しています。
東京都立大学には、珍しい水素設備があります。大学にある太陽光パネルで発電した電力を水素に変換して保存し、必要な時に再び電力に変換して使うことができる設備です。水素は蓄電池と比べて、大量に長期間保存ができるため、先行的な取り組みとして導入しています。都立大学には、再エネ100%を使ったEVもあり、実証が進められています。
東京都は、将来的に再エネシェアリングを都内の様々な場所に広げていくことを目指しています。
地域における再エネシェアリング推進事業
HP:https://re-sharing.jp/
EV(電気自動車)カーシェアリングeemo
HP:https://www.eemo-share.jp/minamiosawa-lp/
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HTT <電力をH減らす・T創る・T蓄める>を進めよう
HP:https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/tokyo_coolhome_coolbiz/index.html