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“障がい者とともに

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20221128日(月)

「盲ろう者の支援機器」

12月3日から「障害者週間」です。そこで、障がい者を支援する機器を紹介します。
今回は視覚と聴覚に障がいを持つ盲ろう者のためのコミュニケーション機器「ゆびとん(Ubitone)」。相手の指に触れて文字情報を伝える「指点字」というコミュニケーション方法に着目し、製品化に向け開発中です。
「ゆびとん」はスマートフォンのアプリと連動した手袋型の装置で、内部にセンサーが備え付けられています。盲ろう者に話しかけると音声メッセージがアプリで指点字に変換され、手袋の指先が振動します。これによって盲ろう者とのコミュニケーションが可能になるのです。
また、手袋を装着して指点字を打つことによって、その内容をアプリで文字情報へと変換し、言葉を伝えることもできます。「ゆびとん」の開発テストに協力している盲ろう者の男性は、「指文字を知らない人、知っている人、誰とでも会話ができる画期的なもの」と話しています。
「ゆびとん」は、来年の10月頃の販売開始を目指しています。
HP:https://www.ubitone.com
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20221129日(火)

「オーダーメイド車いす」

障がい者を支援する「オーダーメイド車いす」を紹介します。
八王子市にある1936年創業の車いすメーカー「ケイアイ」では、使い慣れたリビングの椅子(いす)を改装した車いすやベッド型のものなど、利用者からの様々な要望に応えた車いすを製作しています。中でも力を入れているのが、座ったままの姿勢を保ちやすい座位保持装置付きの車いすです。障がいによってまっすぐ座れない人の体を、座面にパッドを据えることで支えます。
注文を受けると、まず利用者の体型に合わせて3Dで座位保持装置の形を設計し、そのデータをもとに大まかな形を機械で削り出します。パッドにはウレタンの素材を使用し、しっかりと体を支えることができるようになっています。完成前には利用者のもとを訪ねて実際に座ってもらい、手作業で最終的な微調整を行いながら仕上げていくそうです。
ケイアイ
住所:東京都八王子市小門町85-2
電話:042-622-7266
HP:https://order-ki.co.jp/
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20221130日(水)

「駅の音を視覚化」

駅の音情報を目で見えるようにする装置、「エキマトペ」を紹介します。
JR上野駅の1番線・2番線のホームでは、12月14日まで聴覚障がい者などに向けた実証実験を行なっています。ここに設置されているのが、アナウンスなど様々な駅の音情報を文字や手話で表示する「エキマトペ」です。
去年7月、富士通・JR東日本・大日本印刷の3つ会社が協働し、「未来の通学」をテーマに川崎市立聾(ろう)学校でワークショップを行いました。「エキマトペ」は、ここで生徒たちから出た「駅にテレビを設置して文字を出す」や「手話通訳付き」というアイデアが原型となって開発が行われました。
電車の走る音やホームで流れるメロディーなどは、よりリアルに体感してもらえるように文字の書体も工夫されています。単に情報保障的な面だけではなく「もっと駅を楽しんでもらえる」ようにデザインの要素を取り入れたそうです。
エキマトペ
HP:https://ekimatopeia.jp
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2022121日(木)

「子どもの運動用義手」

子どもの運動用義手を紹介します。
鉄棒用の手先具「アーモ」とマット・跳び箱用の手先具「タムタム」は、子どもたちが小学校で行う運動にチャレンジできるようにと、2019年に開発されました。
「アーモ」は、芯の部分に丈夫な金属が使われ、鉄棒の太さや滑り具合に合わせて形状や外装ゴムの硬さを調整し、体重がかけやすいように作られています。そして「タムタム」は、逆立ちなどのマット運動に適した形状になっていて、様々な方向からの手のつき方に対応できるように、縁は柔らかくなっています。「アーモ」と「タムタム」は付け替えて利用することもできます。
開発プロジェクトに携わった東大病院の藤原医師は、「障がいがあったとしても、肯定的な気持ちで、いろいろなことに取り組める環境になったらいいと思う」と話しています。
このような子どもの運動用義肢の普及活動を行っている「ハビリスジャパン」では、義手や義足のレンタルや運動教室などのイベントを開催しています。
東京大学医学部附属病院
住所:東京都文京区本郷7-3-1
HP:https://www.h.u-tokyo.ac.jp/
ハビリスジャパン
HP:https://habilisjapan.com
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2022122日(金)

「視覚障がい者を遠隔サポート」

視覚障がい者を遠隔でサポートするサービス「アイコサポート」を紹介します。
このサービスは、中野区にある「プライムアシスタンス」が、去年12月から開始しました。利用者からの依頼を受けると、視覚障がい者へのガイドヘルパーの資格を持つ専門のオペレーターが、スマートフォンのカメラ映像とGPSの位置情報を使って、道案内などのサポートをしてくれます。
アイコサポートを利用している女性は、「初めて行く場所でも一人で買い物でき、サポートしてくれる人がいつも横にいる感じがする」と話していました。サービスの利用可能時間は毎日午前9時から午後9時まで。月額5,500円で毎月合計2時間まで利用できます。また、道案内だけでなく、書類の確認や身だしなみのチェックなど、様々な困りごとにも対応してくれます。
プライムアシスタンス
住所:東京都中野区本町1-32-2 ハーモニータワー21F
HP:https://prime-as.co.jp
アイコサポート
電話:050-3821-0836
HP:https://eyecosupport.prime-as.co.jp
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