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秋の都立庭園

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20221024日(月)

「浜離宮恩賜庭園」

中央区にある「浜離宮恩賜庭園」を紹介します。
江戸時代、徳川将軍家の鷹狩場だった場所で、11代将軍・家斉の時にほぼ現在の姿の庭園になりました。
間もなく見ごろを迎えるのが、秋に咲くサクラです。「コブクザクラ」は10月半ばから咲き始め、12月頃まで小さな花を咲かせます。
庭園の一番の見どころが「潮入(しおいり)の池」です。都立公園では唯一の海水の池。東京湾の潮の満ち干を利用して水門を開閉し、海水の出入りを調節しています。池に架かる橋からは、吉宗の時代に中国から伝わったとされるトウカエデ(唐楓)を眺めることができます。トウカエデの紅葉は、例年11月下旬から12月上旬頃。
同じころ、ヤエザクラなどサクラの紅葉も楽しむことができます。
12月11日(日)まで、「浜離宮恩賜庭園」など9つの都立庭園で「紅葉めぐりスタンプラリー」を開催しています。
住所:東京都中央区浜離宮庭園
電話:03-3541-0200
開園時間:午前9時〜午後5時※入園は午後4時30分まで
休園日:12月29日〜1月1日
入園料:一般 300円 65歳以上 150円
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index028.html
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20221025日(火)

「小石川後楽園」

文京区にある「小石川後楽園」を紹介します。
水戸徳川家二代目藩主である光圀が、先代が築き始めた庭園を完成させました。
見どころは、“海”“田園”“山”“川”の4つの景色が楽しめること。
「大泉水」は、“海”に見立てた大きな池で、周りを歩きながら楽しめる造りになっています。紅葉の時期には、色づいた葉が、池に浮かぶ小島と水面に美しい化粧を施します。
“田園の景色”が広がるエリアには、稲田があります。これは、光圀が苦労知らずの息子の妻に、農民の苦労や農業の尊さを教えるために作ったといわれています。秋になると、刈り終わった稲田とイロハモミジやヤマザクラの紅葉のコラボレーションを楽しむことができます。
“山の景色”が広がる、うっそうとした小道を進んでいくと、きれいな朱色の橋があります。橋の下には、京都・嵐山を流れる大堰川(おおいがわ)を再現した“川の景色”が広がります。紅葉の鑑賞スポットでもあり、例年11月下旬になると幾重ものモミジがあたりを赤く彩ります。
「小石川後楽園」を含む9つの都立庭園では「紅葉めぐりスタンプラリー」を12月11日(日)まで開催しています。
小石川後楽園
住所:東京都文京区後楽1-6-6
電話:03-3811-3015
開園時間:午前9時〜午後5時 ※入園は午後4時30分まで
休園日:12月29日〜1月1日
入園料:一般 300円 65歳以上 150円
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index030.html
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20221026日(水)

「旧芝離宮恩賜庭園」

港区にある「旧芝離宮恩賜庭園」を紹介します。
江戸時代初期につくられた「回遊式」の庭園で、池を中心に歩きながら景色を楽しむことができます。
池の中央にある中島(なかじま)は、中国で仙人が住むと言われる「蓬莱山(ほうらいさん)」を石組で表しています。蓬莱山は、学問や宗教などが伝えられた中国に対する、強いあこがれの象徴です。中島へ渡る「西湖(せいこ)の堤」も中国の景勝地を表現したものです。
「枯滝石組(かれたきいしぐみ)」は、山から流れ落ちる滝を表した石組。大山と小山に挟まれた小道を滝に見立て、池へ向かって、まるで滝の中を進むように散策することができます。
秋に見ごろを迎える花が「ジュウガツザクラ」です。例年11月から12月にかわいい白い花が楽しめます。
紅葉は例年11月下旬から、モミジやソメイヨシノが見ごろを迎えます。
「旧芝離宮恩賜庭園」を含む9つの都立庭園では「紅葉めぐりスタンプラリー」を12月11日(日)まで開催しています。
旧芝離宮恩賜庭園
住所:東京都港区海岸1
電話:03-3434-4029
開園時間:午前9時〜午後5時 ※入園は午後4時30分まで
休園日:12月29日〜1月1日
入園料:一般 150円 65歳以上 70円
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index029.html
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20221027日(木)

「六義園」

文京区にある六義園(りくぎえん)を紹介します。
徳川五代将軍・綱吉に仕えた柳澤吉保が造り上げ、明治時代に三菱財閥創始者の岩崎彌太郎が所有した庭園です。和歌山県の海辺「和歌の浦」など、和歌に詠まれた名勝の景観八十八カ所が再現されているのが特徴です。
池のほとりが砂浜のように湾曲した「出汐湊(でしおのみなと)」も再現された名勝のひとつ。
由来となった和歌は、
「和哥の浦に 月の出汐の さすまゝに よるなくたづの こゑぞさびしき」
月の出と共に潮が満ちてきた和歌の浦を、飛び立つ鶴の声が寂しく響く情景を詠んだ和歌です。
池にかけられた石橋は、橋を渡るように月が夜空を渡っていく情景を詠んだ歌から「渡月橋(とげつきょう)」と名づけられました。
例年11月下旬になると、イロハモミジやドウダンツツジが紅葉の見ごろを迎えます。
「六義園」を含む9つの都立庭園では「紅葉めぐりスタンプラリー」を12月11日(日)まで開催しています。
六義園
住所:東京都文京区本駒込6
電話:03-3941-2222
開園時間:午前9時〜午後5時 ※入園は午後4時30分まで
休園日:12月29日〜1月1日
入園料:一般 300円 65歳以上 150円
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index031.html
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20221028日(金)

「殿ヶ谷戸庭園」

国分寺市にある「殿ヶ谷戸(とのがやと)庭園」を紹介します。
大正時代に作られたこの庭園は、国分寺崖線(がいせん)と呼ばれる多摩川の浸食によって生まれた自然の地形を巧みに活かしているのが特徴です。園内の小高い台地の上には、洋風の芝生庭園が広がっています。さらに奥に進むと景色は一変し、高低差が約10mある崖の下に竹林が広がり、和の風情を醸し出しています。例年11月下旬になると、竹とモミジの色鮮やかなコラボレーションを楽しむことができます。
これから見ごろを迎える「キチジョウソウ」は、見ると幸せが訪れると言われている花。10月下旬から11月下旬が開花時期です。
園内で一番低い場所にあるのは次郎弁天池。その池を見下ろせる崖の上は、一番の紅葉スポットです。崖の下からも紅葉を楽しむことができ、高低差がある殿ヶ谷戸庭園ならではの景色が堪能できます。
「殿ヶ谷戸庭園」を含む9つの都立庭園では「紅葉めぐりスタンプラリー」を12月11日(日)まで開催しています。
殿ヶ谷戸庭園
住所:東京都国分寺市南町2
電話:042-324-7991
開園時間:午前9時〜午後5時 ※入園は午後4時30分まで
休園日:12月29日〜1月1日
入園料:一般 150円 65歳以上 70円
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index036.html
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都立庭園紅葉めぐりスタンプラリー
電話:03-3232-3018(東京都公園協会文化財庭園課)
開催期間:12月11日(日)まで
対象庭園:浜離宮恩賜庭園、旧芝離宮恩賜庭園、小石川後楽園、六義園、向島百花園、清澄庭園、旧古河庭園、旧岩崎邸庭園、殿ヶ谷戸庭園
HP:https://www.tokyo-park.or.jp/special/pickup/2022_stamp/index.html