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江戸東京きらりプロジェクト

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2022912日(月)

「和菓子・榮太樓總本鋪」

老鋪の名品や匠の技、食文化の魅力を世界に発信していく東京都の取り組み「江戸東京きらりプロジェクト」のモデル事業を紹介します。
2018年度に選定された「榮太樓總本鋪(えいたろうそうほんぽ)」は、創業200年を超える和菓子店。2年前にリニューアルした本店のオープンキッチンでは生菓子づくりを見学でき、焼きたての金鍔(きんつば)を食べることができます。金鍔は、ごま油を引いた銅板で、じっくり低温で焼き上げています。
本店の床には、1857年に店を構えた時に使われていた敷石が今も残されています。
榮太樓總本鋪は、江戸東京きらりプロジェクトの支援を受け、本店のPR動画を制作しYouTubeで配信しています。
看板商品の「梅ぼ志飴(うめぼしあめ)」を進化させた新商品を販売するwebサイトも作成しました。
江戸時代に発売された梅ぼ志飴。大正時代には、芸妓さんたちの間で「唇に梅ぼ志飴を塗るとつやが出る」と評判になりました。梅ぼ志飴の赤色は当時ベニバナの色素を使っていて、口紅の色とよく合ったためと言われています。このエピソードから生まれたのが新商品「スイートリップ」。リップグロスの容器にみつ状のあめを詰めたおしゃれな商品です。パンやヨーグルトにかけて食べることもできます。
これからもプロジェクトの支援を受け「今」の良い商品をどんどん発信していきたいそうです。
住所:東京都中央区日本橋1-2-5
電話:03-3271-7785
営業時間:午前10時〜午後6時
定休日:日曜・祝日
榮太樓總本鋪HP:https://www.eitaro.com/
あめやえいたろう(スイートリップ販売)HP:https://www.ameyaeitaro.com/
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2022913日(火)

「暖簾・中むら」

老鋪の名品や匠の技、食文化の魅力を世界に発信していく東京都の取り組み「江戸東京きらりプロジェクト」のモデル事業を紹介します。
2018年度に選定された「中むら」は暖簾(のれん)のプロデュースを行っています。顧客の要望にこたえ、主に店舗や商業施設などの暖簾を企画、デザイン、製作しています。代表の中村新さんは、呉服のメンテナンスを請け負う家業を受け継ぎ、2014年から暖簾事業を始めました。
江戸東京きらりプロジェクトの支援を受け“暖簾文化”についてまとめたパンフレットを作成し、イベントなどで配布したり、暖簾を説明する時にも活用しています。
暖簾文化を改めて見直した中村さんは、“新しい暖簾づくり”にも積極的に取り組んでいます。レースに植物の刺繍を施し“窓辺にかかる植物標本”をイメージした透け感が美しい暖簾、美術家とコラボレーションし“絞り染め”という伝統的な技を使い模様を描いた暖簾、現代美術家が描いた絵をインクジェットで染めた暖簾など、斬新な試みの数々に挑戦しています。
中村さんは、様々な技法を使って製作した暖簾が、その魅力や日本文化を知るきっかけになってほしいと語っています。
中むら
住所:東京都千代田区神田淡路町2-6-7淡路ビル5階
電話:050-3716-3980
HP:http://www.nakamura-inc.jp/
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2022914日(水)

「浴衣・竺仙」

老鋪の名品や匠の技、食文化の魅力を世界に発信していく東京都の取り組み「江戸東京きらりプロジェクト」のモデル事業を紹介します。
2020年度に選定された「竺仙(ちくせん)」は、創業180年の呉服店。江戸時代から伝わる技で染めた浴衣や手ぬぐいなどを販売しています。
「注染(ちゅうせん)」という伝統的な技は、職人が彫って作った型紙を使います。型紙を生地に当て、糊(のり)を塗ります。その後に染料を注いで色をつけます。すると、糊の部分だけが染まらず模様となります。「注染」は染料の配合や量によってぼかしやにじみの絶妙な色あいが表現できるのが特徴です。
竺仙は、浴衣の生地を使って気軽に着られるものをつくりたいと、江戸東京きらりプロジェクトの支援を受けてサマードレスの商品づくりを行っています。現在は試作中で、3種類のデザインを作りました。目指すのは、自分で選んだ反物で好みのドレスに仕立てられるような商品づくりです。来年の春、受注販売を予定しています。
竺仙 本店
住所:東京都中央区日本橋小舟町2-3
電話:0120-558-529
営業時間:午前9時〜午後4時
定休日:土曜・日曜・祝日
※最新の情報はHPをご確認ください
HP:https://www.chikusen.co.jp/
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2022915日(木)

「透明傘・ホワイトローズ」

老鋪の名品や匠の技、食文化の魅力を世界に発信していく東京都の取り組み「江戸東京きらりプロジェクト」のモデル事業を紹介します。
2021年度に選定された「ホワイトローズ」は1721年創業の傘専門店。透明傘を製造していますが、使い捨てではなく長く愛用できるように様々な工夫がされています。16本骨の傘「十六夜桜(いざよいさくら) 花かしげ」は、透明なので傘が自己主張せず、持つ人が“主役”になる傘。格子から透かし見るように、傘をさす人が美しく見えるのが特徴です。傘の骨には一般的なビニール傘では使われない軽くて丈夫なグラスファイバーの素材を、持ち手には高価な木材を使用しています。
須藤宰社長は「直して大切に使う文化を発信したい」と、江戸東京きらりプロジェクトの支援を受けて、Webサイトのリニューアルを行う予定です。ホワイトローズの傘は、手作業で製造し、壊れた時には修理も行います。依頼が多いのは、骨と透明な生地をつなぎ留めるために先端についている「露先(つゆさき)」の修理。露先を縫い付ける時に使う糸は、防水加工が施されている特別なもの。できるだけ糸が締まって外れにくくなる、代々受け継がれてきた縫い方で行います。須藤さんは、今後の新商品開発で“ビニールの日傘”ができないか挑戦中です。
ホワイトローズ ビニール傘工房
住所:東京都台東区寿2-4-8
電話:03-3841-9601
営業時間:午後1時〜午後5時
休業日:土曜、日曜、祝日
HP:http://www.whiterose.jp/
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2022916日(金)

「鰹節・にんべん」

老鋪の名品や匠の技、食文化の魅力を世界に発信していく東京都の取り組み「江戸東京きらりプロジェクト」のモデル事業を紹介します。
2021年度に選定された「にんべん」は、創業300年を超え、“本物のだしの美味しさに出会える場”として、鰹節やだしの魅力を発信しています。「日本橋だし場 本店」では、削りたての鰹節を使った「かつお節だし」を100円で味わうことができます。
今も昔ながらの製法を受け継いで作られている鰹節。削り方には、「糸削り」や「厚削り」など用途に応じて様々な種類があります。
にんべんが2年前から始めたのが、鰹節のだしを使いながらも、和のジャンルにとらわれない総菜や弁当の販売です。“鰹節だし”の利いた新しい和の食事を提案する惣菜(そうざい)専門店「一汁旬菜 日本橋だし場」で販売しています。「だしジュレで楽しむ秋のグリル野菜サラダ」(11月頃まで販売)は、鰹だしで煮つけたニンジンやレンコンなどの根菜を焼いて、ゼリー状にした「白だし」を絡めています。
「にんべん」では、今後、江戸東京きらりプロジェクトの支援を受けて、鰹だしを使った新しい料理の試食イベントなどを計画してます。
にんべん 日本橋だし場 本店
住所:東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO室町1・1階
電話:03-3241-0968
営業時間:午前11時〜午後6時
年中無休(元日を除く)
HP:https://www.ninben.co.jp/
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江戸東京きらりプロジェクト
HP:https://edotokyokirari.jp/