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歴史・文化を学ぶ

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2022822日(月)

「練馬区立 石神井公園ふるさと文化館」

練馬区にある石神井公園ふるさと文化館を訪ね、地域の歴史や文化を学びました。展示室に入るとまず目に留まるのが、練馬区内の地層を表した模型です。関東ローム層の赤土(火山灰土)の上に黒土が堆積しているのが分かります。特産である練馬大根の栽培は江戸時代に始まりましたが、このあたりの地層は黒土が深く、練馬大根のような根菜類の栽培に適しているのだそうです。館内には、たくあんを作るため、一度に4000〜5000本の大根を漬けていた大きな樽も展示されています。
かつて練馬区は農業中心の地域でしたが、昭和30年頃から都心で働く人が移り住むようになりました。この文化館では、住宅地が増えていった昭和30年代後半の街並みや、土間の一部を台所に改造し3世代で住んでいた兼業農家の暮らしぶりも紹介しています。
そして練馬区は、日本初の長編フルカラーアニメーション映画が製作された日本のアニメーション発祥の地でもあります。館内には、昭和30年代からおよそ40年間使われたアニメーションの撮影台が展示されています。昭和32年、現存する日本のアニメ制作会社としては最も古い、東映アニメーションが区内にスタジオを構え、現在では、100社以上のアニメ制作関連企業が練馬区に拠点を置いています。
住所:東京都練馬区石神井町5-12-16
電話:03-3996-4060
開館時間:午前9時〜午後6時
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)
入館料:常設展示 無料
HP:https://www.neribun.or.jp/furusato.html
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2022823日(火)

「府中市郷土の森博物館」

府中市郷土の森博物館を訪ね、地域の歴史や文化を学びました。展示室に入ると、奈良時代の府中市の地域を再現した大きなジオラマが目に飛び込んできます。ジオラマの多摩川沿いには水田が広がり、森や小さな家屋が点在する中、整然とした大きな建物があります。「国府」という、現在の都庁にあたる役所で、この役所が置かれていた場所が「府中」と呼ばれたそうです。現在の埼玉県、東京都、神奈川県の一部は、かつての「武蔵国(むさしのくに)」で、府中市はその中枢となる地域でした。
府中市には、お盆の行事を8月1日頃に行う「府中盆(ふちゅうぼん)」と呼ばれる風習があります。この風習は、明治時代の中頃に盛んだった養蚕と深い関わりがあります。この地域では、8月中旬は養蚕の作業で忙しい時期だったため、お盆の行事を8月初めに行っていたそうで、それが府中盆の始まりと言われています。養蚕が行われていたのは昭和の終わり頃までですが、今でも、農家を中心に府中盆を行っている家があるそうです。
府中市郷土の森博物館
住所:東京都府中市南町6-32
電話:042-368-7921
開館時間:午前9時〜午後5時(入場は午後4時まで)
休館日:月曜(祝日の場合は翌平日)・年末年始(12月29日〜1月3日)
入館料:大人300円  中学生以下150円
HP:http://www.fuchu-cpf.or.jp/museum/
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2022824日(水)

「中野区立 歴史民俗資料館」

山ア記念中野区立歴史民俗資料館を訪ね、地域の歴史や文化を学びました。資料館の敷地には中野区指定文化財で樹齢500年以上と言われる椎の木が立っています。「“しょいや”の椎の木」とも呼ばれているそうで、その名の由来は江戸時代に遡ります。かつて中野は、青梅街道の江戸に近い宿場町として大豆・麦・そばの実などが集まる場所で、これらの素材からしょうゆ・みそ・小麦粉・そば粉などを製造する商店が軒を連ねていました。この椎の木は、しょうゆ屋を営んでいた家の屋敷にあったため、転じて、“しょいや”の椎の木となったそうです。
館内には徳川将軍家とのゆかりを示す「犬駕籠(いぬかご)」が展示されています。5代将軍徳川綱吉が動物愛護を旨とした「生類憐れみの令」を発令したことで、野良犬を大切に運ぶための駕籠が作られたそうです。当時、現在のJR中野駅周辺には「御囲(おかこい)」と呼ばれる、犬を飼育するための施設が作られました。その広さは約28万坪にも及び、10万頭以上もの犬が収容されたと伝えられています。現在、駅前の「御囲」があった場所には、犬のモニュメントが建てられています。
山ア記念 中野区立歴史民俗資料館
住所:東京都中野区江古田4-3-4
電話:03-3319-9221
開館時間:午前9時〜午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日:月曜・第3日曜・年末年始
入館料:無料
HP:https://www.city.tokyo-nakano.lg.jp/dept/211500/d029693.html
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2022825日(木)

「台東区立 下町風俗資料館」

台東区立下町風俗資料館を訪ね、地域の歴史や文化を学びました。台東区は江戸時代の終わり頃から、多くの商人や職人が集まる下町として賑わいました。この資料館では大正時代の下町の様子を再現しています。そのひとつが、下駄の鼻緒を専門に売っていた商店です。商品の鼻緒が並ぶ部屋の隣には、「帳場(ちょうば)」と呼ばれる、お金のやり取りをする場所があります。当時の商売は、現在と比べゆっくりとしたやりとりで行われたので、店側は帳場で客をもてなすため、座布団を用意していたそうです。
また、1世帯が4畳半ほどの空間で暮らしていた庶民の住まいも再現しています。当時の下町は木造の建物が密集し、通りが狭くなっていたため、江戸幕府は火災対策として家で風呂の火を使うことを禁止しました。このため、代わりに多くの銭湯が作られることになり、台東区の一大文化を築きました。資料館では実際に使われていた銭湯の番台を移築し、展示しています。台東区は都内の自治体で人口に対する銭湯の軒数の割合が最も多く、かつては100軒以上の銭湯がありました。区内には今も、23軒の銭湯(うち4軒が休業中 2022年8月現在)が残っています。
台東区立下町風俗資料館
住所:東京都台東区上野公園2-1
電話:03-3823-7451
開館時間:午前9時30分〜午後4時30分(入場は午後4時まで)
休館日:月曜(祝日の場合翌平日)・12月29日〜1月3日・特別整理期間等
入館料:一般300円 小・中・高校生100円
HP:https://www.taitocity.net/zaidan/shitamachi/
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2022826日(金)

“HTT”で省エネ対策「家庭用燃料電池」
7月8日に放送予定だったものを改めて放送しました。

東京都が打ち出している「HTT(エイチ・ティ・ティ)」、電力を「へらす(H)・つくる(T)・ためる(T)」という3つの観点から進める、省エネへの取り組みを紹介します。今回は、「HTT」の「H」「T」、電力を「へらす」と「つくる」についてです。
ガスから電気をつくる「家庭用燃料電池」について東京ガスの担当者に教えてもらいました。
「家庭用燃料電池」は、ガスから水素を取り出し、その水素を空気中の酸素と化学反応させて電気をつくる仕組みです。さらに、発電時に発生する熱を利用して、タンクに貯めてある水を温め、家庭で使うお湯を作ることができます。電気とお湯は、各家庭の使用量や使用パターンにあわせて自動で作られ供給されます(※発電パターンは機種によって異なります)。1日の発電量などはモニターで確認することが可能です。 4年前から家庭用燃料電池を利用している石川さんは、台風による停電を経験したことがきっかけで災害時にも電気が使えるようにと導入を決めました。導入前に比べると電気代が安くなり、モニターで消費電力や家庭用燃料電池の発電量などが見られるので節電を心がけるようになったそうです。現在、消費電力の半分ほどを家庭用燃料電池から賄っていて、年間の電気代は2人暮らしで約4万円に抑えられています。
東京都では家庭用燃料電池の設置にかかる費用の一部を助成する事業を行っています。詳しくはクール・ネット東京のホームページをご覧ください。
Tokyo Cool Home Biz 〜HTT<H減らす・T創る・T蓄める>〜
HP:https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/tokyo_coolhome_coolbiz/index.html
東京ガス
HP:https://home.tokyo-gas.co.jp/living/enefarm/index.html
東京都 家庭用燃料電池補助金(クール・ネット東京)
HP:https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/hydrogen_smart
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