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“HTT”で省エネ対策

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202274日(月)

「家庭でできること@」

東京都が打ち出している「HTT(エイチ・ティ・ティ)」、電力を「へらす(H)・つくる(T)・ためる(T)」という3つの観点から進める、省エネへの取り組みを紹介します。
都内全体のエネルギー消費量は年々減少していますが、家庭部門では、削減が進んでいません。そこで、今回は、「HTT」の「H」、電力を「へらす」について、家庭でできる省エネ対策を、エコアドバイザーの秋山香織さんに教えてもらいました。訪ねたのは、都内に住む岩崎さんのお宅。岩崎さんの家は太陽光パネルを設置していて、ひと月の電気代は4人暮らしで約8,000円。普段から節電を心がけているそうですが、改善できるポイントがいくつかありました。
夏場の日中、最も電気を消費するエアコンは、室温28℃を目安に使いましょう(※暑いときは無理をせず、熱中症に十分注意してください)。こまめにフィルターを掃除したり、使用時間を1日1時間減らしたりすることも省エネにつながります。また、エアコンの買い替えも節電に有効です。最新のエアコンは省エネ性能が高くなっているため、消費電力を抑えることができるからです。購入の目安となるのが、省エネ性能を5段階の星印で表した「統一省エネラベル」です。星2つ以上の製品に買い替えると商品券などに交換できる「東京ゼロエミポイント」がもらえます(※都民を対象として、7月1日購入分から購入可)。
そして、年間を通して最も電力を消費している照明にも節電のポイントがあります。白熱電球からLED電球に替えると、年間約3,000円節約することができます。岩崎さんはすでにLED電球を使っていますが、照明の傘を狭いものから広いものにすると全方向を照らせるので、照明の数を減らすことができ、さらに節電につながります。
HP:https://www.zero-emi-points.jp/
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202275日(火)

「家庭でできることA」

東京都が打ち出している「HTT(エイチ・ティ・ティ)」、電力を「へらす(H)・つくる(T)・ためる(T)」という3つの観点から進める、省エネへの取り組みを紹介します。都内に住む岩崎さんのお宅で、家庭でできる「HTT」の「H」、電力を「へらす」ポイントを、エコアドバイザーの秋山香織さんに教えてもらいました。
まずは、24時間稼働して大きな電力を消費している冷蔵庫。ポイントは中の温度設定です。温度設定を「強」から「中」にすることで、電気代を年間約2,000円節約することができます。ものを詰め込みすぎないことも省エネにつながり、年間約1,400円の節約になります。さらに、省エネ性能の高い冷蔵庫への買い替えも消費電力を減らすことにつながり、年間約6,500円の節約ができます。購入時の目印は省エネ性能を表した「統一省エネラベル」です。省エネ基準達成率100%以上の冷蔵庫に買い替えると、商品券などに交換できる「東京ゼロエミポイント」がもらえます(※都民を対象)。
トイレでは、電気便座の設定温度を低くすることで省エネになります。夏場は温度をオフにするのもおすすめだそうです。掃除機は、吸引の設定を「強」から「弱」にすると消費電力を抑えることができます。吸い込みが弱いと感じた場合は紙パックの交換やごみ捨てをこまめに行うことも大切です。また、一度に大きな電力を消費するドライヤーも、フィルターが目詰まりしていると無駄に電力を消費してしまうので、こまめな手入れが大切です。
東京都ゼロエミポイント
HP:https://www.zero-emi-points.jp/
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202276日(水)

「住宅の断熱性能」

東京都が打ち出している「HTT(エイチ・ティ・ティ)」、電力を「へらす(H)・つくる(T)・ためる(T)」という3つの観点から進める、省エネへの取り組みを紹介します。今回は、「HTT」の「H」、電力を「へらす」についてです。
断熱性能の高い住宅は、外気温の影響を受けにくいため、冷暖房を効率よく使えるので節電につながります。「LIXIL住まいStudio東京」で、住宅の断熱性能について教えてもらいました。
夏は、強い日差しが窓周辺の温度を上昇させます。そこで有効なのが、日差しを遮るシェードや厚手のカーテンです。植物を利用した“緑のカーテン”や、よしず、すだれなどを利用するのも有効です。さらに、断熱性能が高い二重ガラスの窓を使うと、外気温の影響を受けにくくなります。
また、壁や床の断熱性能を高めることも省エネにつながります。今回きく姫さんは、外気温0℃の冬の部屋を再現した2つの部屋の断熱性能を体感しました。1つ目は1980年の省エネ基準で作られた部屋で、窓に使われているガラスは1枚、壁や床の断熱材は密度の低いグラスウールを使用しています。現在、日本の住宅の約7割が、このような断熱性の低い家だと言われています。2つ目はより高い断熱性能を備えた部屋で、二重ガラスの窓のほか、壁には性能の高い断熱材が隙間なく入っており、床には基礎の部分にも断熱材を使用しています。この部屋は1980年の省エネ基準で作られた部屋と比べると、エアコンの消費電力を75%も削減することができるそうです。
東京都では、窓やドアの断熱リフォームにかかる費用の一部を助成する事業を行っています。詳しくはクール・ネット東京のホームページをご覧ください。
LIXIL住まいStudio東京
住所:東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー7F
電話:0120-54-1033
開館時間:午前10時〜午後5時 ※完全予約制
休館日:水曜(祝日の場合は営業)・夏期・年末年始
HP:https://www.lixil.co.jp/s/sumai_studio/
東京都 断熱住宅補助金(クール・ネット東京)
HP:https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/adiabatic_solor
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202277日(木)

「太陽光発電・蓄電池」

東京都が打ち出している「HTT(エイチ・ティ・ティ)」、電力を「へらす(H)・つくる(T)・ためる(T)」という3つの観点から進める、省エネへの取り組みを紹介します。今回は、「HTT」の「T」、電力を「つくる」と「ためる」についてです。
蓄電システムメーカーに勤める宮川さんの自宅の屋根には、40枚の太陽光パネルが設置されています。晴れている日中であれば、1時間に最大約8.5kW発電することができ、家庭で使用する電気を賄っています。
そして、雨の日や夜間に活躍しているのが蓄電池です。通常、晴れた日中にしか十分に利用できない太陽光発電ですが、蓄電池があれば、太陽光で発電した電気をここにためて、雨の日や夜間に使用することができます。宮川さんは蓄電池を災害時の備えとしても活用していて、常に約70%は蓄電池に残した状態にしているそうです(※蓄電容量14.9kWhの場合)。
宮川さんの家には「V2H」という蓄電機器もあります。この「V2H」を電気自動車と家をつなぐと、太陽光で発電した電気を車に充電することができます。さらに、車にためた電気は家庭に向け放電して利用できるため、電気自動車を蓄電池として使うことも可能になります。
東京都では、太陽光発電・蓄電池・V2Hの設置にかかる費用の一部を助成する事業を行っています。詳しくはクール・ネット東京のホームページをご覧ください。
東京都 ZEV補助金
HP:https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2022/04/27/16.html
東京都 太陽光発電・蓄電池・V2H補助金(クール・ネット東京)
HP:https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/adiabatic_solor
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202278日(金)

「家庭用燃料電池」7月8日は放送を休止しましたが、8月26日に改めて放送しました。

東京都が打ち出している「HTT(エイチ・ティ・ティ)」、電力を「へらす(H)・つくる(T)・ためる(T)」という3つの観点から進める、省エネへの取り組みを紹介します。今回は、「HTT」の「H」「T」、電力を「へらす」と「つくる」についてです。
ガスから電気をつくる「家庭用燃料電池」について東京ガスの担当者に教えてもらいました。
「家庭用燃料電池」は、ガスから水素を取り出し、その水素を空気中の酸素と化学反応させて電気をつくる仕組みです。さらに、発電時に発生する熱を利用して、タンクに貯めてある水を温め、家庭で使うお湯を作ることができます。電気とお湯は、各家庭の使用量や使用パターンにあわせて自動で作られ供給されます(※発電パターンは機種によって異なります)。1日の発電量などはモニターで確認することが可能です。
4年前から家庭用燃料電池を利用している石川さんは、台風による停電を経験したことがきっかけで災害時にも電気が使えるようにと導入を決めました。導入前に比べると電気代が安くなり、モニターで消費電力や家庭用燃料電池の発電量などが見られるので節電を心がけるようになったそうです。現在、消費電力の半分ほどを家庭用燃料電池から賄っていて、年間の電気代は2人暮らしで約4万円に抑えられています。
東京都では家庭用燃料電池の設置にかかる費用の一部を助成する事業を行っています。詳しくはクール・ネット東京のホームページをご覧ください。
東京ガス
HP:https://home.tokyo-gas.co.jp/living/enefarm/index.html
東京都 家庭用燃料電池補助金(クール・ネット東京)
HP:https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/hydrogen_smart
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Tokyo Cool Home Biz 〜HTT<H減らす・T創る・T蓄める>〜
HP:https://www.kankyo.metro.tokyo.lg.jp/climate/tokyo_coolhome_coolbiz/index.html