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経営革新した企業

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2022117日(月)

「先進的な動画ビジネス」

動画制作・配信サービスを行っている「ナツメスタジオワークス」。こちらのオンライン動画専門のスタジオでは、行政機関や企業、個人から依頼を受け、セミナーやイベント、紹介動画など、様々な動画を制作し、生配信も行っています。スタジオの床や壁は緑色(グリーンバック)になっており、この部分を他の画像と合成することで、どんな撮影にも手軽に効率的に対応できるようになりました。
実はこちらの会社が従来の撮影スタジオからオンラインでの動画配信へと大きく方針転換したのは、コロナ禍になる前のことでした。夏目圭介社長は、「どのぐらいの需要と依頼が見込めるかは分からないが、いずれオンライン配信の時代が来る。だからオンラインスタジオに特化しよう」と方針転換を決断したそうです。
この経営改革をしたことで、以前よりも納期を短縮し、低コストで動画制作ができるようになりました。これらの取り組みは中小企業の革新的な事例として「東京都経営革新 最優秀賞」を受賞しています。
住所:東京都千代田区岩本町1-4-7 保毎ビル 6F
電話:03-6240-9294
HP:https://natsumestudioworks.com/
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2022118日(火)

「専門用語の自動翻訳」

英語やフランス語など40言語以上の翻訳サービスを行う「川村インターナショナル」は、これまで人手をかけて翻訳を行っていましたが、近年AIによる自動翻訳が進歩したことに着目し、2018年に新規事業として「みんなの自動翻訳@KI(商用版)」をリリースしました。これは国立研究開発法人情報通信研究機構(通称NICT)が研究開発した自動翻訳サービス「みんなの自動翻訳@TexTra®」を、ビジネスに活用できるようにしたものです。
その特徴は、「特許」や「金融」の専門分野に特化した翻訳機能があること。翻訳の精度をさらに高めるため、自動翻訳で誤訳されてしまった部分を翻訳者がさらに修正するサービスも始めました。
このシステムを導入したことで、精度の高い翻訳が短時間で安く提供できるようになり、受注件数が増え、業績も向上しました。これらの取り組みは、中小企業の革新的な事例として「東京都経営革新 優秀賞」を受賞しています。
川村インターナショナル
住所:東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル6F
電話:03-3267-0270
HP:https://www.k-intl.co.jp/
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2022119日(水)

「ハードディスクのデータ復旧」

デジタルデータの復旧や解析など、データトラブルを解決するためのサービスを提供している「デジタルデータソリューション」。データ復旧とは、パソコンやスマートフォンのハードディスクやメモリという記憶媒体に入ったままアクセスできなくなったデータを、再び抽出する作業のこと。これまでは、ハードディスクに傷がついてしまうとデータ復旧はできないと言われていましたが、データを読み取るための技術を長年研究し、最新機材を導入したことで、現在では多くのケースでデータ復旧が可能になりました。
傷がついたハードディスクのデータ復旧依頼は、月に100件ほど受けるそうですが、以前は1件も復旧できないこともあったものが、この研究成果によって、これまでに1600件以上のデータ復旧に成功しているそうです。
不可能と言われていたデータ復旧を可能にしたことで、今まで断るしかなかった依頼を受けることができるようになり、業績を伸ばしました。これらの取り組みは中小企業の革新的な事例として「東京都経営革新 優秀賞」を受賞しています。
デジタルデータソリューション
住所:東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー15F
電話:03-6264-1515
HP:https://www.digitaldata-solution.co.jp/
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2022120日(木)

「超精密加工で医療分野へ」

補聴器の部品や化粧品容器などのプラスチック製品を主に手掛けている「池田製作所」は、2019年に 完成した新工場に、これまで工場にはなかったクリーンルームを備えました。クリーンルームでは、空気を循環させ、ほこりやちりをとる高性能なフィルターを使って24時間換気することで、清潔な空間を維持・管理しています。このクリーンルームによって生産性が向上し、新たな分野への進出が可能になったのです。
「池田製作所」はもともと、溶かしたプラスチックに金属の部品を組み合わせる技術に定評がありました。新工場では、その技術を“PEEK”という新たな素材に活かすことで、医療機器分野への本格参入を目指しています。PEEKは生体適合性や耐薬品性などに優れていますが、溶かして加工するには約350℃に加熱できる最新の機械が必要でした。そこで新工場では、そのための機械を2台導入しました。
池田和弘社長は、「今は内視鏡の部品を作るための検証を行っている最中です」と話していました。こうした取り組みは中小企業の革新的な事例として「東京都経営革新 奨励賞」を受賞しています。
池田製作所
住所:東京都青梅市長淵8-178-2
電話:0428-24-8816
HP:https://ikedaseisakusho.jp/
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2022121日(金)

「純国産のアーチェリー開発」

金属からプラスチックまで加工できる技術力を強みに、工場の機械部品などを製造している「西川精機製作所」。これまで培った技術を活かし、アーチェリー競技で使用する弓の持ち手部分を製造しています。実はアーチェリーを作っていた国内メーカーは2000年代に全て撤退しており、この会社はそれを復活させたいと、約6年かけて国産アーチェリーを開発しました。
アーチェリーの製品作りには、高い精度で金属を加工できる最新の機械を使います。注目は、独自に開発したパーツを繋ぐ接合部分。ぴったりと組み合わされているので、矢を射る時のブレを抑えることが可能になりました。またこのグリップは、実際に使用した人たちの声を活かして、従来のものよりも少し小さめに作られています。
アーチェリーの自社ブランドを立ち上げたことによって、会社の認知度が高まり、機械部品の注文依頼も増えたそうです。これらの取り組みは中小企業の革新的な事例として「東京都経営革新 奨励賞」を受賞しています。
西川精機製作所
住所:東京都江戸川区松島1-34-3
電話:03-3674-3232
HP:https://nishikawa-seiki.co.jp/
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