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2021年12月13日(月)
「造園」

「技能五輪」は、次世代を担う若者たちが全42職種で技能レベルの日本一を競う全国大会です。努力目標を与え、優れた技能に触れる機会を提供することを目的としています。
東京都代表の一人として「造園」の競技に出場する笠原湧太(かさはら・ゆうた)さん。高校から造園を学び、造園会社に入社して3年目の21歳です。「造園」の競技では、決められた区画内で図面通りに作庭することが課題です。取材した日、笠原さんが練習していたのは「敷石」の部分。2枚の長方形の石を1枚はそのまま、もう1枚は図面通りの形に割っていき、指定された寸法に仕上げる練習です。見習いとして働いている笠原さんは、この大会の課題をきっかけに、石を割る作業の練習を始めました。
「造園」の競技では、1日目に決まった工程まで仕上げることが求められます。そのため2日間、合計10時間で全ての作業を終えるための時間配分もポイントの一つです。「大会本番では、時間内にミスなく誤差なくパーフェクトでやりきりたい」と笠原さんは話していました。
大場造園
住所:東京都杉並区永福2-47-12電話:03-3321-8688
HP:http://www.obazouen.co.jp/
2021年12月14日(火)
「時計修理」

取材した日、小堺さんが練習していたのは、うずまき状になっている「ひげぜんまい」と呼ばれるパーツの修理。不具合のあるものを、ピンセットを使って正常なものと同じ形に曲げていきます。「ひげぜんまい」はとても柔らかい金属で作られているため、少しの力でも簡単に変形してしまうそうです。さらに、曲げて形を作るだけでは修理は終わりません。実際に回転させて、うずまきの広がり具合などを確かめることが大切なポイント。「ひげぜんまい」の修理は、その出来具合で時計の精度が左右される一番重要な作業です。「本番でも頑張って金賞を狙っていきたい」と小堺さんは話していました。
専門学校ヒコ・みづのジュエリーカレッジ
住所:東京都渋谷区神宮前5-29-2電話:03-3499-0300
HP:https://hikohiko.jp/
2021年12月15日(水)
「とび」

小山さんが所属する向井建設は13年連続で大会に出場しています。「高校生から出るのが目標だったので必ず入賞したい気持ちはある」と小山さんは話していました。
向井建設
住所:東京都千代田区神田須田町2-8-1電話:03-3257-1301
HP:https://mux-hp.jp/
2021年12月16日(木)
「ビルクリーニング」

東京都代表の一人として「ビルクリーニング」の競技に出場する木村優基(きむら・ゆうき)さんは、都立港特別支援学校に通う3年生。「ビルクリーニング」の競技では、決められた区画内の清掃を準備から道具の片付けまで、10分間で行います。取材した日、木村さんは、大会へ向けて通し練習をしていました。区画内を模擬オフィスとして「ゴミ箱にあるゴミの処理」、「床面の掃き・拭き作業」、「机の上の拭き作業」を順番通りに行います。大会では、作業の効率性や掃除用具を大切に扱い、正しい姿勢で行っているかなどを競います。また、入退室の挨拶もしっかりできているかもポイントの一つです。「自分の力を精一杯引き出して挑めたらいいと思っています」と木村さんは話していました。
東京都立港特別支援学校
住所:東京都港区港南3-9-45電話:03-3471-9191
HP:http://www.minato-sh.metro.tokyo.jp/site/zen/
2021年12月17日(金)
「フラワーアレンジメント」

東京都代表の一人として「フラワーアレンジメント」の競技に出場する聴覚障害者の猿子美那(ましこ・みな)さんは、15年前に趣味でフラワーアレンジメントを始め、3年前に日比谷花壇に入社しました。「フラワーアレンジメント」の競技では、支給された花を使って「贈答用の花束」、「花嫁のブーケ」、「食卓テーブルの装飾」を作成します。知識と表現力、実用性などが求められます。競技で作る花束は直径40㎝の大きさ。猿子さんは、その大きさに形作るポイントは“何度も練習して体が覚えた感覚”だと言います。さらに、高さや幅を徹底的にメジャーで測ることによって正確に仕上げていきます。猿子さんは、「今年は東京都で開催されるので、東京都代表として結果を出したいと思います」と意気込みを話していました。
日比谷花壇
HP:https://www.hibiya.co.jp/LORANS. 原宿店
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-54-15 ベルズ原宿ビル1F電話:03-6434-0607
HP:http://www.floran-jp.com/harajuku/