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東京の浸水対策

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202196日(月)

「雨水を流す巨大下水道管」

現在建設中の練馬区と板橋区の地下を通る「第二田柄川幹線」は、街に降った雨を集めて流す浸水対策専用の下水道管です。
現在利用されている「田柄川幹線」が、2005年の大雨で許容量を超え、地域に浸水被害をもたらしました。そのため、「田柄川幹線」の下に新たな下水道管として「第二田柄川幹線」を建設する工事が2013年から行われています。
地下24mの深さにある「第二田柄川幹線」の管は直径最大3.5m、長さ4.2q。約4万t(25mプール100杯分)の雨水を通すことができます。大雨で「田柄川幹線」の水位が上昇した時に「第二田柄川幹線」に水を流し込むことで、排水能力を大幅に増やし、周辺地域の浸水被害を防ぎます。
来年4月、この「第二田柄川幹線」が稼働すると、1時間あたり50mmの降雨量(バケツをひっくり返したような大雨)にも対応できるようになります。
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202197日(火)

「池袋の地下に広がる巨大施設」

池袋・サンシャインシティのすぐ近く豊島区立総合体育場のグラウンド地下15mにある浸水対策施設「東池袋雨水調整池」。高さ約6m、奥行・幅50mの広さで、1万4000t(25mプール35杯分)の雨水を一時的に貯めることができます。
「東池袋雨水調整池」には、池袋駅前や繁華街などで大雨が降った時、下水道管から集まった雨水が流れ込みます。これにより、これまで浸水被害が発生していた東池袋4丁目、5丁目周辺に雨水が流れ込むのを軽減します。1994年に施設が完成して以降、この地区の大きな浸水被害は発生していないそうです。
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202198日(水)

「新しい雨水ポンプ施設」

雨水ポンプ施設は、下水道管から集まった雨水をポンプで吸い上げ、消毒などの処理をして川や海に放流し、街を浸水から守ります。
足立区の「みやぎ水再生センター」では、新しい雨水ポンプ施設の建設が進んでいます。来年度の稼働を目指す施設の地下30mには、直径1.5m、高さ約20mのポンプを4台設置。すべて稼働すれば、400t(25mプール1杯分)の雨水をわずか30秒で吸い上げることができ、1時間あたり50oの降雨(バケツをひっくり返したような大雨)にも対応します。
このポンプを制御するのが中央監視室。ポンプを何台稼働させるか判断する上で重要な情報となっているのが「東京アメッシュ」です。東京都が独自に設置した2つの雨雲レーダーと、都内に84台設置された地上雨量計で雨の情報を集めています。「東京アメッシュ」は、一般にも公開され、パソコンやスマートフォンから見ることができます。
現在、足立区の千住地域でも2025年完成予定の国内屈指の雨水ポンプ所「千住関屋ポンプ所」が建設されています。
東京アメッシュ
HP:https://tokyo-ame.jwa.or.jp/
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202199日(木)

「身を守るための備え」

局地的な大雨によって起こる浸水被害。自分が直面した時に身を守るための備えが必要です。
道路などから雨水が流れ込んだ半地下や地下では、ドアにかかる力は水深20pで14s、40pだと4倍の56kgになります。大雨の時には半地下や地下室には立ち入らないことが重要です。
室内への浸水の備えには「土のう」が効果的です。「土のう」が用意できない場合は、水を入れたポリ袋を段ボールで固定して作った「簡易水のう」でも止水ができます。ドアの前などに置く際には、ブルーシートで覆うとより効果的です。
普段の心掛けで大事なのが、道路の端などに設置されている「雨水ます」の上にブロックや植木鉢などを置かないことです。雨水を下水道管に流す役割がある「雨水ます」を塞いでしまうと浸水の原因になります。
東京都では、区や市などと作成した「浸水予想区域図」をホームページで公開し、日ごろの浸水への備えを呼び掛けています。
浸水予想区域図
HP:https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/living/a3/inundation/
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2021910日(金)

「芝浦水再生センター」

雨水や家庭などからの汚水をきれいにする「水再生センター」には、街を浸水から守る役割もあります。
港区や渋谷区など主に都心部から下水が集まる「芝浦水再生センター」では、1日約60万t(25mプール1500杯分)の下水がきれいな水へと処理されています。去年、リニューアルした見学コースではAR(拡張現実)やCGを活用し、施設の見えない部分の内部構造が学べます。センター内で下水が最初に流れてくる「沈砂池」にタブレットをかざすと、大きなごみを沈殿させて取り除いている様子をARで見ることができます。
センターの一角の地下には、7万6000t(25mプール190杯分)の雨水を一時的に貯めることができる雨天時貯留池があります。
貯留池の真上に建っているオフィス・商業ビル「品川シーズンテラス」にタブレットをかざすと、地下にある貯留池をARで見ることができます。
当面の間、見学を中止していますが、東京都のホームページでは、芝浦水再生センターの施設見学の動画を配信しています。
芝浦水再生センターWEB施設見学
HP:https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/business/b4/web/index.html
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東京都下水道局総務部広報サービス課
電話:03-5320-6515
HP:https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/