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春の展覧会

2021419日(月)

「東京都写真美術館 澤田知子」

東京都写真美術館では、セルフポートレイトの手法を用いた作品で知られる澤田知子さんの展覧会が開催中で、1300点以上の写真が展示されています。
澤田さんのデビュー作ともいえる作品は、400パターンの変装をした自分自身を自動証明写真機で撮影した作品で“変わらないはずの内面と簡単に変わる外見”というコンセプトで作られたものでした。
仮面舞踏会という意味の「MASQUERADE(マスカレード)」という作品でも同じコンセプトで、キャバクラの広告写真のように様々なメイクやヘアスタイルの澤田さん自身を撮影しました。家族や恋人に見せる顔、仕事の時の顔など人間関係の中で変わる顔を“仮面”と捉え、それを象徴的に表現したそうです。
この展覧会は、中止となりました。
【中止】「澤田知子 狐の嫁いり」
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
電話:03-3280-0099
会期:5月9日(日)まで
開館時間:午前10時〜午後6時
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜(5月3日を除く)
観覧料:一般700円 65歳以上350円
HP:https://topmuseum.jp/
※新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言後の都の緊急事態措置として、4月25日(日)から5月11日(火)まで臨時休館。最新情報は館へお問い合わせください
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2021420日(火)

「江戸東京博物館」

江戸東京博物館では、令和元年度から2年度にかけて市民から寄贈された資料などを厳選して展示する「市民からのおくりもの2020」が開催されています。
中でも注目の、勝海舟の父、勝小吉の自叙伝「夢酔独言」は、勝家の子孫から寄贈された資料です。やんちゃな性格だった小吉の少年時代の様子などが口語体の文章で記され、当時の江戸の人々の言葉を知る上でも貴重なものだそうです。
江戸時代に描かれた「紅葉山八講法会図巻」は徳川将軍家にまつわる資料で、八代将軍・吉宗が江戸城内の紅葉山東照宮で行った家康130回忌の法要の様子が金や漆などで華麗に描かれています。
大蔵大臣を7回も務め、2.26事件で暗殺された高橋是清の資料は子孫から寄贈されたもので、若いころの写真や、家族と共に自邸の庭で撮られた写真などが展示されています。
この展覧会は、中止となりました。
江戸東京博物館
【中止】「市民からのおくりもの2020 令和元年度新収蔵品を中心に」
住所:東京都墨田区横網1-4-1
電話:03-3626-9974(代表)
開館時間:午前9時30分〜午後5時30分
※入館は閉館の30分前まで
会期:5月9日(日)まで
休館日:月曜(4月26日・5月3日を除く)
観覧料:一般600円 65歳以上 300円
HP:https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
※新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言後の都の緊急事態措置として、4月25日(日)から5月11日(火)まで臨時休館
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2021421日(水)

「マーク・マンダースの不在」

東京都現代美術館では、彫刻を中心としたインスタレーション作品を手掛けるオランダ出身のマーク・マンダースの展覧会が開催されています。インスタレーションとは、展示空間全体を作品として体験できる芸術と言われています。
精神の研究、といった意味の《マインド・スタディ》というタイトルの彫刻作品は、見た人に複雑な感情を沸き起こさせます。
半透明のシートに仕切られた展示空間を歩いていくと、巨大な4つの彫刻が現れます。土が風化したような質感なのに、作り手が少し前までここにいたような雰囲気もあり、マンダース特有の、複雑な時間感覚が表れている作品です。次に現れる小さな作品では、視線が下に誘導されます。見に来た人が作品に向かっていくときの視線も計算された展示になっています。
この展覧会は、6月20日(日)まで開催されています。※4/25〜5/11は臨時休館
東京都現代美術館
【休止4/25-5/11】「マーク・マンダース―マーク・マンダースの不在」
住所:東京都江東区三好4-1-1
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:午前10時〜午後6時 ※展示室入場は閉館30分前まで
会期:6月20日(日)まで
休館日:月曜(5月3日を除く)5月6日
観覧料:一般1,500円 大学生・専門学校生・65歳以上1,000円
HP:https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mark-manders/
※新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言後の都の緊急事態措置として、4月25日(日)から5月11日(火)まで臨時休館
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2021422日(木)

「2人の現代アーティスト」

東京都現代美術館では、国内の中堅アーティストを対象とした現代美術の賞『Tokyo Contemporary Art Award』を受賞した2人の作家の展覧会が開催されています。
下道基行は旅やフィールドワークをベースに現地で調査したものなどを元に制作活動を行っている作家です。《津波石》は、代表作のひとつ。津波石とは、大きな津波で海底から陸地に運ばれてきた石や岩のことで、沖縄県の八重山諸島や宮古諸島にある津波石を定点撮影し、ループ再生しながら展示した作品です。長い年月を経て地元の人や動物の営みによって、新たな価値や意味合いが加わっていくような様子を感じることができる作品です。
風間サチコは社会への激しい批判や怒りをモノクロの木版画で表現してきた作家です。新作の《ツァウバーべルク》は、トーマス・マンの長編小説「魔の山」をテーマにした作品。版画と、それを刷った版木を組み合わせた作品で、相反するものが一対になっている様子には、対立との和解を目指す心境が表れているといいます。
この展覧会は6月20日(日)まで開催されています。※4/25〜5/11は臨時休館
東京都現代美術館
【休止4/25-5/11】「Tokyo Contemporary Art Award 2019-2021受賞記念展」
住所:東京都江東区三好4-1-1
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
開館時間:午前10時〜午後6時
会期:6月20日(日)まで
休館日:月曜(5月3日を除く)5月6日
観覧料:無料
HP:https://www.tokyocontemporaryartaward.jp/exhibition/exhibition_2019_2021.html
※新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言後の都の緊急事態措置として、4月25日(日)から5月11日(火)まで臨時休館
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2021423日(金)

「コンスタブル展」

三菱一号館美術館では、ウイリアム・ターナーと共に19世紀のイギリスを代表する風景画家として知られるジョン・コンスタブルの大回顧展が開催されています。
《フラットフォードの製粉所》は40歳の時、ロンドンに拠点を移す直前に着手された作品で、生まれ育った故郷の風景が描かれています。父親が経営する製粉所が描かれていたり、作家自身の少年時代を映し出しているといわれている少年が描かれています。
15年をかけて作られたという大作《ウォータールー橋の開通式》は、コンスタンブルには珍しく赤い色を多く使い、開通式の華やかな様子を描いています。この作品の隣には、1832年のロイヤル・アカデミー展でも隣り合って展示されたウイリアム・ターナーの絵画も展示されています。ターナーの絵に描かれている“赤いブイ”には、コンスタンブルの華やかな絵を見たライバルのターナーが展示会場で書き足したという有名なエピソードがあるそうです。
三菱一号館美術館 「テート美術館所蔵 コンスタブル展」
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)
会期:5月30日(日)まで
開館時間:午前10時〜午後6時(祝日を除く金曜日、第2水曜日は午後8時まで)※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜(4月26日、5月3日、5月24日を除く)
入館料:1,900円
HP:https://mimt.jp/constable
※4月25日(日)から当面の間、臨時休館。
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