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東京の文化財

20201026日(月)

「牧野記念庭園」

「牧野記念庭園(牧野富太郎宅跡)」は、“日本の植物分類学の父”と呼ばれ、1500種類以上の植物を発見・命名しました。その牧野が亡くなるまで約30年間過ごした跡地が東京都の名勝及び史跡に指定されています。庭園は、全国から採集した植物が育てられ、研究の場となっていました。現在、牧野富太郎にゆかりのある「ヘラノキ」や「センダイヤ(山桜の一種)」など、300種類以上の植物が生育しています。
1927(昭和2)年に牧野富太郎が宮城県で発見した新種のササ「スエコザサ」は、長年支え続けてくれた妻の「壽衛(すえ)、通称名・壽衛子」への感謝を込めて命名されたものです。
園内には、研究や執筆のための書斎と書庫が、鉄筋コンクリート製の鞘堂(さやどう)に覆われて保存されています。
住所:東京都練馬区東大泉6-34-4
電話:03-6904-6403(記念館)
開園時間:午前9時〜午後5時
休園日:火曜(祝日の場合は翌日)・年末年始
HP:https://www.city.nerima.tokyo.jp/kankomoyoshi/annai/fukei/makinokinenteien/makino_annai.html
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20201027日(火)

「多摩川中流域の船大工用具」

多摩川では昭和30年代まで船大工支えられた“川船文化”がありました。
稲城市周辺では昭和10年代に橋が作られるまで、対岸の府中や調布との往来は渡し船を使っていました。中でも「馬船(うまぶね)」と呼ばれた大型の渡し船は、10m以上の長さがありトラックなども運べたそうです。
昭和30年代後半までは多摩川沿いに料亭が並び、屋形船による川遊びが行われ、アユの投網漁や鵜飼漁を楽しんでいたそうです。
稲城市郷土資料室では渡し船や屋形船の模型が展示され、“多摩川最後の船大工”と言われた久保井冨蔵(くぼいとみぞう)さんが使っていた船大工用具を見ることができます。
船大工用具は多摩川中流域の生活や文化を考えるうえで、欠くことのできない貴重なものであるため、東京都有形民俗文化財に指定されています。
稲城市郷土資料室
住所:東京都稲城市平尾一丁目9-1複合施設ふれんど平尾2階
電話:042-378-2111(内線732)
開館日:午前9時〜午後5時
休館日:月曜・年末年始
HP:https://www.city.inagi.tokyo.jp/kanko/rekishi/inagishikyodoshiryoshitsu/index.html
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20201028日(水)

「旧東京音楽学校奏楽堂」

上野公園内にある「旧東京音楽学校奏楽堂」は、国の重要文化財に指定されています。1890(明治23)年、東京藝術大学音楽学部の前身、東京音楽学校の校舎として建てられ、1987(昭和62)年に現在の場所に移築・復元されました。
日本で一番古い洋式音楽ホール「奏楽堂」。
この舞台では作曲家の瀧廉太郎や山田耕筰、日本のオペラの先駆者である三浦環など有名な音楽家が演奏しきました。舞台にあるパイプオルガンは、コンサート用としては日本で一番古いものだそうです。
奏楽堂の天井はカマボコ型の丸天井で、音の響きをまろやかにし、壁は漆喰で壁の中にワラの束が詰められ、外からの音を遮りより音楽に集中できるようになっています。
現在も演奏会「日曜コンサート」が開催されていて、昔ながらの風情を楽しむことができます。
旧東京音楽学校奏楽堂
住所:東京都台東区上野公園8-43
電話:03-3824-1988
公開日:日・火・水曜
※木・金・土曜はホールの使用がなければ公開
公開時間:午前9時30分〜午後4時30分(最終入場は午後4時)
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)・年末年始
入館料:一般300円
HP:https://www.taitocity.net/zaidan/sougakudou/
日曜コンサート
時間:午後2時〜
出演:東京藝術大学音楽学部学生 及び 院生
HP:https://www.taitocity.net/zaidan/sougakudou/concert/sunday/
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20201029日(木)

「旧三井家本邸」

江戸東京たてもの園にある「旧三井家本邸(三井八郎右衞門邸)」。1952(昭和27)年に第11代三井総領家当主・三井八郎右衞門高公(たかきみ)によって、京都などにあった三井家の施設から建築資材を集め建てられました。近代和風建築の中に“洋”を取り入れていることなどから東京都指定有形文化財に指定されています。
玄関にある照明は、アール・デコのガラス工芸家フランスのルネ・ラリックの作品。
和室の客間では、畳の上にじゅうたんが敷かれ椅子とテーブルの生活ができるようになっています。
また2階の廊下の天井は“二重折上げ格天井(にじゅうおりあげごうてんじょう)”になっていて、クリスタルガラス製の高さ約130cmのシャンデリアが吊るされています。
江戸東京たてもの園
住所:東京都小金井市桜町3-7-1(都立小金井公園内)
電話:042-388-3300
開園時間:午前9時30分〜午後4時30分(4〜9月は午後5時30分まで)※入園は閉園の30分前まで
休園日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
観覧料:一般400円、65歳以上200円
HP:https://www.tatemonoen.jp/
※建物内部の見学は中止しています
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20201030日(金)

「東京タワー」

昭和33年の開業以来、来場者数が延べ1億8000万人を超える「東京タワー」。国の登録有形文化財です。
戦後の復興の象徴にもなった建物で高さ333m。当時はエッフェル塔を抜き世界で一番高い自立式の鉄塔でした。延べ21万人以上が工事に携わり、関東一円の電波送信をまかなう鉄塔として建てられました。高さ150mの展望台に続く階段から見える鉄骨には、すべて手作業で打ち込まれたというリベットの一部を見ることができ、当時の職人の技術の高さを感じられます。高さ250mの展望台では、現在も職人の手作業で窓ふきが行われています。また、東京タワーの敷地内には最頂部に設置されていたアンテナがモニュメントとして今年3月から展示されています。
東京タワー
住所:東京都港区芝公園4-2-8
電話番号:03-3433-5111
HP:https://www.tokyotower.co.jp/

メインデッキ(150m)
営業時間:10月平日 午前10時30分〜午後9時30分
10月土日 午前9時〜午後10時
料金:一般1200円

トップデッキツアー(250m)
営業時間:10月平日 午前10時30分〜午後9時15分
10月土日 午前9時〜午後9時45分
料金:一般3000円(当日窓口購入)

メインデッキ行き「オープンエア外階段ウォーク」
※毎日開放中・荒天時中止
営業時間:10月平日 午前10時30分〜午後8時30分
10月土日 午前9時〜午後9時
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東京都文化財ウィーク2020
電話:03-5320-6862(東京都教育庁地域教育支援部管理課文化財保護担当)
HP:https://www.syougai.metro.tokyo.lg.jp/sesaku/week.html