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東京の浸水対策

2020914日(月)

「下水道の役割」

下水道には大きく分けて2つの役割があります。1つは家庭などから出る汚れた水をきれいにする役割。生活排水は下水道管へと流れ、ポンプ所で汲み上げられ、水再生センターに送られます。きれいに処理された後、河川や海に放流されます。
もうひとつは、街を浸水被害から守ることです。浸水被害を防ぐため、下水道管を流れてポンプ所に集められた雨水は、地表近くまで汲み上げ、河川や海に放流されます。
東京都が開設する「虹の下水道館」では、生活排水の流れが分かる模型やポンプが展示されています。ポンプをコントロールしている中央監視室も再現され、下水道の役割について楽しく学ぶことができます。
住所:東京都江東区有明2-3-5 有明水再生センター5階
電話:03−5564−2458
開館時間:午前10時〜午後4時※開館時間を変更する場合があります
休館日:月曜(休日の場合は翌日)
入館料:無料
HP:https://www.nijinogesuidoukan.jp/
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2020915日(火)

「渋谷の巨大雨水貯留施設」

渋谷駅周辺はすり鉢状の地形で低い位置にあるため、これまで度々浸水被害が起きていました。2015年7月には豪雨の影響で駅の地下構内が浸水しました。近年、増加する集中豪雨に備えるため、渋谷の地下25mに最新の浸水対策施設が今年8月に完成しました。
施設は幅22m、奥行45mで約4000t(25mプール13杯分)の雨水を貯めることができ、1時間75mmの非常に激しい雨に対応できるようになっています。貯まった雨水は、雨が収まった後にポンプで汲み上げて、下水道へ排水されます。
この施設によって、渋谷駅周辺の浸水被害の軽減が期待されます。
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2020916日(水)

「“国内最大級”雨水貯留施設」

国内最大級の規模で雨水を貯めることができる「和田弥生幹線」。
地下約50mの深さにある内径8.5m、長さ約2.2km、貯留量約15万t、25mプールで500杯分もの雨水を貯める巨大貯留施設です。
杉並区から中野区にかけて善福寺川や神田川が流れる地域は過去に大きな浸水被害が度々発生していました。その浸水対策として造られ、平成19年に本格稼働しました。それ以降、浸水被害の軽減に大きな効果をあげています。記録的な大雨をもたらした去年の台風19号では、貯留管が満水になりましたが、浸水被害を食い止めることができました。
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2020917日(木)

「東京アメッシュ」

東京都が行うリアルタイム降雨情報サービス「東京アメッシュ」。
今どこで、どれくらいの雨が降っているのかパソコンやスマートフォンで簡単に見ることができます。島しょ部を除く都内全域をカバーし、無料で使えます。雨の強さは10段階で色分けされ、情報は5分ごとに更新されます。また、2時間前までさかのぼり雨雲の動きを5分刻みで確認できます。
東京アメッシュは多摩地域の稲城市と港区にある気象レーダーと都内84か所に設置された地上雨量計のデータを基に情報が作られています。
スマートフォン版では、GPS機能を利用して現在地を表示したり、任意の場所を2か所登録して雨の情報を知ることができます。また、外国人にも利用しやすくするために、英語・中国語・韓国語にも対応しています。
東京アメッシュ
HP:https://tokyo-ame.jwa.or.jp/
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2020918日(金)

「都内最大の雨水調整池」

江東区には海抜0m地帯と呼ばれる場所が多くあり、過去には台風や集中豪雨で何度も浸水被害が起きました。その対策として「南砂雨水調整池」が造られました。雨水調整池とは雨水を一時的に貯めておく貯留施設です。
「南砂雨水調整池」は地下20mに作られ、奥行62m、幅46m、高さ9m、25mプール約80杯分の雨水が貯められる都内最大の雨水調整池です。
北砂・東砂・南砂の500haのエリアから集められた雨水は、施設の受水槽ポンプ所に入り排水されますが、それが間に合わなくなると連絡水路から雨水調整池に入れられます。
2006年に完成してから、この周辺で大きな浸水被害は発生していないそうです。
また、調整池の上には水から排出される硫化水素などの臭いを処理する設備も整備し、環境にも配慮されています。
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東京都下水道局総務部広報サービス課
電話:03-5320-6515
HP:https://www.gesui.metro.tokyo.lg.jp/