東京サイト 毎週月〜金 午後1時55分から

バックナンバー

テーマ
薬物乱用の防止

20191216日(月)

「大麻 若者への拡大」

大麻で検挙された29歳以下の人数がこの5年間で3倍以上に増え、大きな社会問題になっています。
警視庁によると、インターネットやSNSなど連絡手段の多様化や、電子タバコのように吸引できるタイプのものが出回っていることが乱用に拍車をかけているそうです。検挙された若者への聞き取り調査では、ほとんどの若者が大麻の危険性を認識せず、興味本位で手を出している実態が明らかとなりました。都立中部総合精神保健福祉センターによると、大麻の乱用は脳神経を破壊し、学習能力が損なわれるなどの悪影響が実証されています。さらに、大麻は「ゲートウェイドラッグ」と呼ばれその他のさらに危険な違法薬物の乱用に繋がる入り口となる恐れがあります。 住所:東京都千代田区霞が関2-1-1
電話:03-3581-4321
HP:http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/
住所:東京都世田谷区上北沢2-1-7
電話:03-3302-7711
受付時間:月〜金曜 午前9時〜午後5時
HP:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/chusou/
TOPヘ戻る

20191217日(火)

「危険性を学ぶ高校生」

東京都と都内の高校が連携し、20年前から毎年開かれている「薬物乱用防止高校生会議」。高校生自らが薬物乱用を身近な問題として捉え、同世代の若者に向けてその危険性を訴えかけます。
今年は、葛飾野高校と葛飾商業高校の生徒が約半年かけて薬物について学んだ成果を発表しました。
葛飾野高校は、薬物を乱用した少女のエピソードを自分達で演技や撮影などを手がけ、再現しました。
葛飾商業高校は、学んだ成果をスライドにまとめ、薬物の危険性や誘われても断る勇気を持つよう呼びかけました。
参加した生徒は、同世代の人たちに絶対に薬物に手を出してほしくない、自分が誘われても強い意志で断りたいと話しています。
薬物乱用防止高校生会議
電話:03-5320-4505(東京都福祉保健局健康安全部薬務課麻薬対策担当)
HP:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kenkou/kenkou_anzen/stop/kokoseikaigi.html
TOPヘ戻る

20191218日(水)

「依存症からの回復」

現在、覚醒剤など違法薬物の依存症者による再犯が後を絶たず、社会問題になっています。
都立中部総合精神保健福祉センターでは、主に薬物依存症に関する相談や乱用防止に向けた講座などを無償で行っています。テキストを使ったグループ形式による回復プログラムでは、自分がどんな時に薬物を使いたくなるか動機などを知った上で対処法を考えます。また、自分の状況をグループで話し合い、仲間と助け合うことが回復に繋がるとしています。
司法の現場でも、刑務所に収容する期間を短くし、保護観察を義務付けた上で回復プログラムを受けさせる取り組みがあります。刑務所に入るという「罰」を与えるだけではなく、依存症の回復のために社会の中で「指導」を行うことで、再犯の抑制を目指しています。
東京都立中部総合精神保健福祉センター
住所:東京都世田谷区上北沢2-1-7
電話:03-3302-7711
受付時間:月〜金曜 午前9時〜午後5時
HP:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/chusou/
法務省東京保護観察所
住所:東京都千代田区霞が関1-1-1
電話:03-3597-0120
TOPヘ戻る

20191219日(木)

「回復をめざす依存症者」

薬物など依存症になる一つの要因として「孤独」があります。日本ダルクでは、依存症者を孤立させないよう医療施設や他の支援組織と連携しながら、集団生活を通して依存症からの回復をサポートしています。
自分の状況を発表しあい、仲間の話を聞きながら自身を省みるミーティングのほか、簡単な工作を通して、薬物を使わなくても達成感や満足感を得られるプログラムなどを行っています。
覚醒剤を4年間乱用していたAさんは、集団生活や回復プログラムを通し、薬物を乱用しないために自分の生き方を変えなければいけないと気づいたと話します。
しかし、全ての人が回復に向かうわけではありません。日本ダルクでは「今日だけ薬物をやめよう」という一日を積み重ねていくことで、回復に向かうよう目指しています。
日本ダルク
電話:03-5369-2595
HP:http://darc-ic.com/
TOPヘ戻る

20191220日(金)

「家族同士の支えあい」

薬物など“依存症”の家族を持つ人たちが集まる「東京家族会」。経験や悩みを打ち明けあうことで、家族が直面する問題について解決のヒントを見出したいと模索しています。
家族会に参加するAさんは15年程前、当時高校生の娘が覚醒剤を乱用し、行方不明になった経験があります。それまで誰にも話せなかった自身の苦しみを、家族会で吐露することで楽になれたと話しています。
また家族会では、それぞれの解決方法について話し合ったり、アドバイスをしたりすることはせず、他の人の経験から自分に生かせるヒントを探すため、かつて薬物を乱用していたゲストなど様々な人の話を聞く取り組みを積極的に行っています。
Aさんにとって家族会とは、家族再構築を目指すため、今の自分にとってなくてはならない場所だと話しています。
全国薬物依存症者家族会連合会
住所:東京都足立区竹の塚5-18-9-207
電話:03-5856-4824
HP:http://www.yakkaren.com/
TOPヘ戻る