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冬に潜む危険

2019129日(月)

「インフルエンザにご用心」

今年のインフルエンザは、全国的に例年より半月から1カ月早く流行期に入り、早めの対策など注意が必要です。
症状は38℃以上の発熱、頭痛、咳、鼻水、筋肉痛、関節痛などで、重症化すると子どもは脳炎、高齢者は細菌性の肺炎の危険性があります。
インフルエンザにかかった場合はマスクを着け感染が広がるのを防ぐことが重要です。
予防接種は効果が出るまでに約2週間かかるので、早めに行いましょう。また、こまめに指や爪の間、手首まで手洗いすることも予防に有効です。インフルエンザはアルコールに弱いので、持ち運びできるアルコール消毒用のタオルやティッシュも効果があります。
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電話:03-3823-2101
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20191210日(火)

「ノロウイルスにご用心」

ノロウイルスなどを原因とする感染性胃腸炎は、例年12月頃をピークに5月頃まで多発します。
下痢、吐き気、おう吐、腹痛、発熱などを発症し、重篤な場合は脱水症状を起こさないよう病院にかかることが大切です。
原因は感染者の便やおう吐物に含まれるノロウィルスで、1gの便に1億個のウイルスがいるといわれ、10〜100個体内に入ると感染します。
また、感染者が触れたドアノブやスイッチを知らずに触り、指が口や鼻に触ることで感染する場合もあります。
おう吐物を処理する時は手袋・マスクを着ける必要があります。さらに次亜塩素酸系を含む台所用漂白剤を使った消毒液が有効です。東京都では、濃度5%の漂白剤の場合、おう吐物や便の処理には50倍に、また、衣服や調理道具の消毒には250倍に薄めて使うよう勧めています。
ノロウイルスの対策は手洗いです。石けんでよく指先まで洗い2回洗いが効果的です。
都立駒込病院
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20191211日(水)

「ヒートショックにご用心」

東京都健康長寿医療センターが全国で行なった調査で、ヒートショックに関連した入浴中の急死は年間1万7千人と推計され、その8割が高齢者でした。
ヒートショックは急激な温度変化によって血圧が上下に大きく変動することで起きる健康障害です。頭に血が巡らなくなり、もうろうとして、その後意識を失い入浴中だと溺死につながる危険があります。
特に冬は寒暖差が大きく、暖かい部屋から移動して服を脱いだ時や風呂に浸かる時によく起こります。
予防法は脱衣所をヒーターなどで暖めたり、シャワーの温水を使ってお湯張りをして寒暖差を極力なくすことです。また、お湯の設定温度を41℃以下にすることも推奨されています。
家族がヒートショックになった場合、声を掛けて意識を確認することが重要です。意識が無ければ救急車を呼び、応急処置は、足を枕くらいの高さに上げ、頭に血が巡るようにすることです。
意識がある場合は、脱水の危険があるので水分補給が必要です。
都立駒込病院
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20191212日(木)

「低温やけどにご用心」

近年、12月から2月にかけて、不注意や暖房器具等の誤使用により、高齢者がやけどを負うケースが増えています。
暖房器具などの誤使用による低温やけどには注意が必要です。
低温やけどは、電気あんか、電気毛布、湯たんぽ、使い捨てのカイロなどを長時間使うことで起きます。
温かいだけで痛みを感じないことが多く自覚症状よりも症状が進行していることがあります。
低温やけどになる目安は44℃のものを体に密着させると約3〜4時間、46℃の場合は30分〜1時間です。
症状は皮膚が赤くなり ひりひりした痛みや水泡ができ、痛みを感じなくなることもあります。放置してしまうと潰瘍になったり、菌が入り感染症を起こす可能性もあります。足の甲やくるぶし、指先など比較的皮膚の薄い部分で起こると重度になりやすいと言われています。
暖房器具には必ず説明書がついているので、使用前に確認することが大切です。
低温やけどになった時は、流水で約10分冷却し、医療機関で治療を受けましょう。
都立駒込病院
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20191213日(金)

「もちによる事故にご用心」

都内で、もちをのどに詰まらせて救急搬送された過去5年間のデータを見ると、特に集中してるのが、お正月の時期です。
救急搬送される9割以上が65歳以上の高齢者です。高齢になると飲み込む力、機能が衰えて窒息する可能性が高くなるからだそうです。
もちが喉に詰まると、息のできない苦しさから本能的に首に両手を持っていく行動や、声が出せない、顔が真っ青になるなどの症状がみられます。
見かけたときは119番に通報し、「背部叩打法(はいぶこうだほう)」や、「腹部突き上げ法」という応急処置を行います。
救命処置の方法は各消防署で定期的に講習会が開かれ、実際に体験することができます。
応急救護講習について
HP:https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kyuu-adv/life01-1.htm
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