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30周年 葛西臨海水族園

2019107日(月)

「世界の海の魚たち」

今年10月10日に開園から30周年を迎える葛西臨海水族園。
園内には世界の約20ヵ所の海域を再現したエリアがあり、飼育員が現地で採集した魚なども展示されています。
「南極の海」の水槽には去年2月に採集した「アンタークティック スパイニー プランダーフィッシュ」というマイナス2℃の海水でも凍えない特殊な魚が、今年8月に生まれた卵を守っていました。
水族園では、展示する海域の水温や塩分濃度など水質の調査を行い、それぞれの水槽の環境づくりを行っています。こうした取り組みにより、アラビア半島にある「紅海」を再現した水槽では開園以来30年間生き続ける貴重な魚を見ることが出来ます。
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2019108日(火)

「海のゆりかご」

葛西臨海水族園では、特に難しいと言われるサンゴや海藻の水槽内での育成に開園当初から取り組んでいます。
現在、園内では海の生き物が産卵をしたり、身を隠す場所として欠かせないサンゴや海藻の役割が分かる特設展示「海のゆりかご」が開かれています。
水槽の側面にある小さな窓からのぞくと「ヤナギカタトサカ」や、「ミドリイシ」などのサンゴと共に暮らす小さな魚の様子が観察できます。
また、サンゴの中に隠れている魚を探すゲームなども設置され、サンゴや海藻の大切さを楽しみながら学ぶことができます。
特設展示「海のゆりかご」
場所:本館1階「東京の海」エリア
特設展会場
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2019109日(水)

「東京の干潟を守る」

葛西臨海水族園では開園以来、東京の干潟を代表する生き物として「トビハゼ」の展示が続けられています。東京湾のトビハゼは東京都レッドリストで絶滅危惧種に指定される希少種で、水族園では日本で初めて水槽内でのトビハゼの繁殖に成功するなど、生態の研究を続けています。
また、水族園の前の海には自然の生態系を守る取り組みとして30年前に造られた人工の干潟があり、現在、カニや貝など20種類以上の動植物が生息しています。多様な生物が暮らす重要な湿地として国際的に認められ、去年東京で初めて「ラムサール条約湿地」に登録されました。この干潟に住む「チゴガニ」や「ホソウミニナ」は、水族園の水槽で展示されています。
東なぎさ
環境保全のため立入禁止
西なぎさ
開門時間:午前9時〜午後5時
(時季により延長)
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20191010日(木)

「マグロの秘密」

30年前の10月10日、葛西臨海水族園は世界で初めてクロマグロの群泳を展示する水族館としてオープンしました。
クロマグロは最大で体長3m、重さ500kgを超え、時速約80kmで泳ぐといわれます。体が大きく高速で泳ぐ群れの飼育は難しいとされていましたが、かつてない展示に挑戦する水族園のシンボルとして、現在約80匹のクロマグロを展示しています。
また、音や光に敏感で、群れがパニックに陥ることがあるため、水槽の照明を1時間以上かけてゆっくりつけるなど細心の注意を払って飼育しています。
水族園では、クロマグロの隠されたヒレの役割や、たった1年で卵から重さ8kgにまで成長する驚きの生態など、マグロのすべてが分かる開園30周年記念イベントを10月12日(土)から3日間開催します。
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20191011日(金)

「懐かしい東京の水辺」

葛西臨海水族園の北側にある「水辺の自然」エリアには、昭和30年代の多摩川流域の原風景が再現されています。淡水の水辺の生き物を紹介するため、季節ごとに自然の生態系を考えて植物を植え替えています。屋外なので野生のダイサギやトンボが飛んでくることもあります。
またこのエリアには、自然の生態系を観察できる淡水生物館があります。多摩川流域の池を再現した水槽ではタナゴやフナ、亀などが生息し、自然環境と同じような繁殖行動が行われています。
奥多摩の渓流を再現した水槽ではヤマメやニッコウイワナなどが生息し、体力のある魚が上流に上り、そこを縄張りにする自然本来の習性を観察することができます。
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葛西臨海水族園
住所:東京都江戸川区臨海町6-2-3
電話番号:03-3869-5152
開園時間:午前9時30分〜午後5時(入園は午後4時まで)
休園日:水曜(祝日の場合は翌日)
入園料:一般700円 65歳以上350円

開園30周年記念イベント「All About MAGURO 30th Anniversary」
10月12日(土)〜14日(月・祝)

HP:https://www.tokyo-zoo.net/zoo/kasai/