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東京さくらトラム沿線散歩

2019527日(月)

「三ノ輪橋〜宮ノ前」

荒川区の三ノ輪橋から新宿区の早稲田まで12.2km、30の停留場がある都電荒川線は唯一残っている都電です。
一昨年、外国人観光客にも親しまれるようにと「東京さくらトラム」という愛称になりました。
1番停留場・三ノ輪橋は今の時期、“バラと都電”が楽しめます。約50種、250本程が停留場沿いの花壇に植えられ、「関東の駅百選」に選ばれています。このバラを手入れしているのは地域のボランティア団体「荒川バラの会」。荒川区の呼びかけで発足し現在90人の会員で手入れしています。
3番停留場・荒川区役所前近くの踏み切りには、東京スカイツリーと都電を一緒に撮影できるスポットがあります。10番停留場・宮ノ前は、「尾久八幡神社」の前にあることから宮ノ前という名前になりました。ここは都電と鳥居、狛犬を一緒に撮影できる場所として知られています。
Facebook:https://www.facebook.com/arakawarose/
住所:東京都荒川区西尾久3-7-3
電話:03-3893-1535
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2019528日(火)

「荒川車庫前」

13番停留場・荒川車庫前からすぐの「都電おもいで広場」では、懐かしい車両を見ることができます。
7500形は1962(昭和37)年に製造され1998(平成10)年まで運行した車両で、荒川線沿線には多くの学校があることから「学園号」と呼ばれ親しまれていました。
荒川車庫前停留場では、車庫を出入りする車両を目の前で見ることができます。今回、目にした車両7700形は、昭和30年代の都電最盛期に製造された車体を再利用した、クラシックモダンなつくりが特徴です。
6月9日(日)には荒川車庫が一般開放され、撮影会や操作体験などができるイベントが開催されます。
都電おもいで広場
住所:東京都荒川区西尾久8-33-7
電話:03-3893-7451(東京都交通局荒川電車営業所)
HP:https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/toden/kanren/omoide.html
2019路面電車の日記念イベント
6月9日(日)午前10時〜午後1時
会場:荒川電車営業所
住所:東京都荒川区西尾久8-33-7
電話:03-3816-5700
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2019529日(水)

「王子駅前」

16番停留場・王子駅前から17番停留場・飛鳥山の間は、「併用軌道」という車と一緒に道路上を走る区間になっていて、約500mの緩やかな上り坂になっています。運転手は前面側面を見て、一般車を注意しながら運転し、特にブレーキは止まるまでの制動距離が車と違うので、神経を使うそうです。
併用軌道をよく見渡せるのが飛鳥山歩道橋で、都電が車に挟まれながら走って行く様子がよく分かります。
飛鳥山公園には渋沢史料館があります。新1万円札の顔に選ばれた渋沢栄一は飛鳥山の地で晩年を過ごし、その跡地に史料館が建てられました。渋沢栄一は都電荒川線の前身、王子電気軌道株式会社が創立される時に後援を行ったそうです。
渋沢史料館
住所:東京都北区西ヶ原2-16-1
開館時間:午前10時〜午後5時
休館日:月曜(祝日の場合は翌日)
入館料:300円
電話:03-3910-0005
HP:https://www.shibusawa.or.jp/index.html
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2019530日(木)

「庚申塚」

21番停留場・庚申塚を降りた人たちが向かうのは巣鴨地蔵通り商店街。約780mの間に200店舗ほどが並び賑わっています。
商店街を歩くと見えてくるのが高岩寺。地域住民から観光客まで多くの人が訪れ、本尊の延命地蔵菩薩は、“とげぬき地蔵”として親しまれています。この高岩寺がこの地に移転してきたのは1891(明治24)年で、当初は今のような賑わいはなく、都電荒川線などが出来たことで変化したそうです。
庚申塚停留場のホームには甘味処「いっぷく亭」があります。一番人気は角席で、ホームに向かってくる車両を眺めることができます。名物は注文が入ってから手作りするおはぎで優しく上品な甘味です。多くの都電好きが集まり、店内には客が持ち寄った都電の写真が飾られています。
高岩寺
住所:東京都豊島区巣鴨3-35-2
電話:03-3917-8221
HP:https://www.sugamo.or.jp/prayer_detail01.html
甘味処いっぷく亭
住所:東京都豊島区西巣鴨2-32-10
営業時間:午前10時〜午後6時
電話:03-3949-4574

おはぎセット 486円
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2019531日(金)

「大塚駅前〜早稲田」

この日は、中学1年生から8年間都電を撮り続けている早稲田大学鉄道研究会の梅澤健人さんと撮影スポットを巡りました。
23番停留場・大塚駅前近くには、1960年代の最盛期の都電の雰囲気を感じられる撮影スポットがあります。都電が東京中を走りまわっていた時のように自動車と都電を一緒に撮ることができるそうです。
28番停留場・学習院下近くの千登勢橋からは、新緑の季節ならではの、緑の中を走る車両を撮影することができました。
29番停留場・面影橋では、都電好きなら誰でも知っているという場所に。鬼子母神前停留場方向に見える高低差のあるまっすぐに伸びたレールが人気の秘密だそうです。
梅澤さんは、将来的に貴重な風景になるとの思いで、季節感や日常を大切にしながら今後も撮影していきたいと話してくれました。
早稲田大学鉄道研究会
HP:http://www.waseda.jp/L1-railfanclub/
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