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2019年2月25日(月)
「東京の農業研究」

この施設で作られた“香りシクラメン”は、シクラメンの園芸品種と香りの強い原種を掛け合わせた新品種で、観賞するだけではなく香りも楽しめます。その他にも、甘みと華やかな香りが楽しめるイチゴ“東京おひさまベリー”や栽培しやすく果肉が黄色で甘みが強いキウイフルーツ“東京ゴールド”が新品種として開発されています。
また、ICT(情報通信技術)を導入した野菜工場施設では、温度や湿度 、二酸化炭素などを24時間自動管理するシステムが研究されています。タブレット端末で離れていても常に状態がわかるように管理することができ、より効率的で高い収益性を目指しているそうです。
東京都農林総合研究センター
住所:東京都立川市富士見町3-8-1電話:042-528-0505
HP:http://www.tokyo-aff.or.jp/center/
2019年2月26日(火)
「東京の環境を守る」

大型シャシダイナモメータを使った研究では、装置の上で大型トラックやバスを走らせ実際に道路を走っている状態に近づけて排気ガスの量や成分を測定しています。このデータをもとにした東京都の取り組みによって、ディーゼル車から排出される“スス”は減っているそうです。屋上にはPM2.5を調べる装置が設置されています。24時間稼働で1時間ごとにPM2.5の濃度の計測と採取を行なっています。
研究で集められたデータは年報としてまとめられ、ホームページで一般公開されています。
東京都環境科学研究所
住所:東京都江東区新砂1-7-5電話:03-3699-1333
HP:https://www.tokyokankyo.jp/kankyoken/
2019年2月27日(水)
「火災と戦う」

火災現場に残された燃えカスから、付着した成分を抽出して分析を行い、分からなかった出火原因を特定することができるそうです。
恒温恒湿室では、室内の温度を-20℃~80℃まで設定することができ、約20kgの装備を着けて運動を行い、心拍数や体温のデータを収集。消防隊員や都民の熱中症対策などの検証をしています。
また、ドローンを災害現場で活用できるように検証も行っています。火災現場を想定した実験では、炎の上にドローンを飛ばしてドローンへの影響を調べたり、撮影した画像や映像を指揮本部へ送信して、その情報をどのように活用できるかの検証も行なっています。
東京消防庁消防技術安全所
住所:東京都渋谷区幡ヶ谷1-13-20電話:03-3466-1515
HP:http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-gijyutuka/index.html
東京消防庁消防技術安全所 一般公開
4月20日(土)午前9時30分~午後3時
※入場無料 事前申し込み不要
2019年2月28日(木)
「フレイル診断で健康長寿」

約20年ぶりに改定した健康長寿新ガイドラインには、生活上の注意点が12カ条にまとめられています。健康長寿新ガイドラインの項目の一つである“フレイル”について教えてもらいました。“フレイル”とは年齢とともに心身の活力が低下して要介護状態に近づくこと。“フレイル”を予防するためには3つの条件である栄養、体力、社会参加が大事だそうです。
栄養面ではタンパク質を取ること。体力面では体を動かすこと。そして社会参加の場を持つことが重要なポイントになるそうです。
2019年3月1日(金)
「認知症対策」

アルツハイマー病は、処理できなくなったアミロイドβタンパク質が脳に溜まり、発症の引き金となると言われています。PET検査では、放射性物質を投与して特殊なカメラで撮影することでアミロイドβタンパク質が溜まっているか調べることができます。アルツハイマー病のもう一つの原因に、リン酸化タウタンパク質があるといわれています。脳髄液検査では、リン酸化タウタンパク質を調べることができます。
アルツハイマー病の新しい治療方法として抗体治療があり、病状の進行を抑制する効果が期待されています。
認知症予防として、普段から酸素を取りながら運動することが重要で、運動には目的や楽しみがあると良いそうです。
東京都健康長寿医療センター
住所:東京都板橋区栄町35-2
電話:03-3964-1141(代表)
03-3964-4890(予約専用電話)
※予約制です
予約受付時間:午前9時~午後5時(月~金曜)
HP:https://www.tmghig.jp/