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東京都選定歴史的建造物

201864日(月)

「ヒルサイドテラス」

渋谷区代官山に1969(昭和44)年に建てられたヒルサイドテラスA・B棟。今年、歴史的な価値を持つ景観上重要な建物として東京都選定歴史的建造物に選定されました。幕張メッセなどを手がけた槇文彦氏の設計で住居・店舗・オフィスからなり、地形に合わせた高低差のある造りが特徴の開放感溢れるモダンな建物です。現在、ギャラリー、美容室、飲食店などが入っているA棟は住居と店舗からなる造り、B棟の住居部分は当時珍しかったメゾネットタイプです。45年前にヒルサイドテラスに憧れて入居したサンドイッチ店の店主は、風を感じる自然を大事にした造りに、「ここしかない」と感じたそうです。
住所:東京都渋谷区猿楽町29-18
電話:03-5489-3705
HP:http://hillsideterrace.com/
住所:東京都渋谷区猿楽町29-18 A棟1階
電話:03-3476-4869
営業時間:午前11時〜午後7時
定休日:月曜
HP:http://www.artfrontgallery.com/
住所:東京都渋谷区猿楽町29-10 C棟1階
電話:03-3464-3045
営業時間:午前11時30分〜午後3時
定休日:水曜
HP:http://hillsideterrace.com/shops/517/
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201865日(火)

「旧博物館動物園駅」

上野公園の一角にある旧博物館動物園駅駅舎は、京成上野駅と日暮里駅の間にあった駅の駅舎で、1933(昭和8)年に開業、1997(平成9)年まで利用されました。今年、鉄道施設ではじめて、歴史的な価値を持つ景観上重要な建物として東京都選定歴史的建造物に選定されました。皇室の御料地だったため、外観に美しい装飾が施されています。現在は京成線の避難用施設として保存されています。
特別に見せていただいた内部には、入口の天井にドーム状の装飾や切符売り場の跡を見ることが出来ます。京成上野〜日暮里間の電車の車窓から、当時の黄色いホームを見ることができます。京成電鉄は2020年に向け、この交差点を新たな文化拠点にしようと東京藝術大学と連携し、駅舎の活用を構想しています。
旧博物館動物園駅 駅舎
住所:東京都台東区上野公園13-23
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201866日(水)

「大学セミナーハウス本館」

多摩丘陵にある大学セミナーハウスは学生運動が盛んだった1960年代半ばに、学生と教師、大学の垣根を越えて交流を深めることを目的とした教育研修施設として開館。大学セミナーハウスの本館は歴史的な価値を持つ景観上重要な建物として去年、東京都選定歴史的建造物に選定されました。
本館は高さ18mの4階建て、壁は約20度の逆ピラミッド型で“大地に知の楔(くさび)を打ち込む”と表現され、大学セミナーハウスのシンボルになっています。設計は早稲田大学教授だった吉阪隆正氏とU研究室。4階建の柱の無い、壁と床で全体を支えるシェル構造という時代の先端技術で造られた建物です。建物の大きな特徴となっている目のレリーフは、明かりを採るための窓。吉阪氏の遊び心だそうです。
大学セミナーハウス本館
住所:東京都八王子市下柚木1987-1
電話:042-676-8511
HP:https://iush.jp/
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201867日(木)

「青梅 寿々喜家」

青梅市にある寿々喜家は、明治創業のうなぎの老舗で、関東風の蒲焼が人気です。寿々喜家は青梅市の景観保全において、歴史的な価値を持つ景観上重要な建物として、去年、東京都選定歴史的建造物に選定されました。現存する木造3階建の建物は、青梅市では寿々喜家のみだそうです。
旧正面玄関には、建設当時のままの柱や屋根が残っています。
旧青梅街道に近いこの地域は、江戸から昭和にかけて石灰や木材、織物産業で栄え、花街もある賑わった街でした。先代の遺品の写真には昭和20〜30年七夕祭の様子や寿々喜家でお客さんをもてなす芸者衆の様子が写っています。
寿々喜家
住所:東京都青梅市本町153
電話:0428-22-2064
営業時間:午前11時30分〜午後2時、午後5〜9時
定休日:水曜

うな重 特上 3,240円
※仕入れにより価格が変わります
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201868日(金)

「ルーテル学院大学」

三鷹市にあるルーテル学院大学のチャペル、本館、図書館および寮棟は、歴史的な価値を持つ景観上重要な建物として、去年、東京都選定歴史的建造物に選定されました。設計したのは村野藤吾氏。
円筒の建造物が特徴の図書館は、らせん階段が、下から見上げても美しく見えるよう設計されています。寮棟は、西日が直接入らずに外光を取り入れられる窓が造られています。本館は、真四角ではなく、色々な角度のある建物が複雑に構成され美しい陰影を醸し出しています。チャペルは、聖なる空間として天井も高く広々と設計されており、上からの光だけでなく、低い位置にも窓が設計されています。日本家屋などに見られる地窓の造りを取り入れたものだそうです。
水はキリスト教の大事なシンボルだそうで、建設当時、チャペルは水を表現した窓ガラスに覆われていたそうです。
ルーテル学院大学
住所:東京都三鷹市大沢3-10-20
電話:0422-31-4611
HP:http://www.luther.ac.jp/
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■東京都選定歴史的建造物
HP:http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kenchiku/keikan/machinami_09.html