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多摩のお出かけスポット

2018528日(月)

「矢川緑地保全地域」

矢川緑地保全地域は住宅街の中に、約2ヘクタールの面積があり湧水を中心に湿地帯が広がっています。
緑地保全地域とは多様な自然環境を残していくため現状をできる限り保全、管理する地域です。
湿生植物保護区域には湿地を代表するカバノキ科のハンノキがあります。水の中の落ち葉は水生生物の栄養にもなり、産卵場所にもなるので湿地には欠かせない存在です。
湿地には他にも、葉が牛の頭の形に似ているタデ科のミゾソバが群生し、夏には金平糖のようなピンクの花を咲かせます。湿地を抜けると出てくる矢川は湧水で幅が約3メートル。貴重なホトケドジョウがいます。
林床保護区域には里山によくあるブナ科のコナラがあり、落ち葉は堆肥として、木は薪として使われていました。
サンクチュアリ(動植物の生息場所)では東京の森を見ることができます。矢川緑地は落葉樹の森、常緑樹の森、湿地帯と、色々な環境が合わさった緑地になっています。
都内には保全地域が50カ所ありホームページ「里山へGO!」で保全活動を見ることができます。
住所:東京都立川市羽衣町3-26
HP:http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/nature/natural_environment/tokyo/area/07_yagawa.html
HP:https://tokyo-satoyama.jp/
電話:042-595-7805
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2018529日(火)

「南極・北極科学館」

南極・北極科学館は実際に南極観測で使われたものなどを展示しています。
南極大陸は日本のおよそ37倍あり、表面の約97%が氷に覆われています。一番厚いところでは約4,700mあり、全地球の氷の約9割が南極にあるそうです。実際に昭和基地付近から持ち帰った約2万年前の空気が閉じ込められた氷に触ることができます。
閉じ込められた空気を分析すると数十万年前までの地球の気温や炭酸ガスの変化が分かります。34万年前までの氷を分析した時には、地球の気温は上がったり下がったりを繰り返していることが分かったそうです。
その他に2014年度に「機械遺産」に認定された雪上車KD604が展示されています。この雪上車は1968(昭和43)年に日本の観測隊として初めて南極点に到達した時に使われました。タイヤは雪の上を走るためキャタピラになっており全速力でも時速7〜8qだそうです。昭和基地から南極点を目指した時は5カ月程かかり、車内で生活していたそうです。TACHIHIオーロラシアターでは、南極のオーロラ映像を見ることができます。爆発状のものやカーテン状のオーロラなど美しいだけでなく、その色、形、動きには宇宙のたくさんの情報が秘められています。
国立極地研究所 南極・北極科学館
住所:東京都立川市緑町10-3
電話:042-512-0910
HP:http://www.nipr.ac.jp/science-museum/
開館時間:午前10時〜午後5時
※入館は午後4時30分まで
休館日:日・月曜、祝日
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2018530日(水)

「小平ふるさと村」

小平ふるさと村は江戸から明治以降にかけての建物や、復元した住居があり歴史を学ぶことができます。
開拓ゾーンは江戸初期の小平の様子を再現しています。小平は水田はほとんど無く畑作が中心でした。当時の農家は粟(あわ)や稗(ひえ)、麦や米などの穀物を食べていたそうです。1656年に玉川上水が開通したことで新田開発されました。
古文書を元に復元した開拓当初の農民住居は藁葺き屋根で柱はその土地で採れた材木を使っているのが特徴だそうです。
農家ゾーンには江戸時代後期に建てられた旧神山家住宅主屋が移築されています。旧神山家住宅主屋は市の有形文化財に指定されています。
防風林の役目をする高垣があるのが特徴で、実際に使われていたかまどや客間があります。こちらでは伝統食の小平糧(かて)うどんを食べることができます。麺は地元の小麦を使った、もちもちした食感で、「糧」という茹でた野菜と一緒におつゆで食べます。当時小麦は貴重だったので、うどんをたくさん食べすぎないように糧をつけるようになったそうです。
小平ふるさと村
住所:東京都小平市天神町3-9-1
電話:042-345-8155
HP:http://kodaira-furusatomura.jp/
開園時間:午前10時〜午後4時
休園日:月曜、第3火曜、祝日の翌日(土・日曜は除く)
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2018531日(木)

「JAXA調布航空宇宙センター」

調布航空宇宙センターはJAXAの中で、航空技術の研究を推進する唯一の拠点で、展示室ではその研究を紹介しています。
小型超音速実験機NEXST-1は次世代超音速旅客機の研究開発の一環として実際に使われた実機で最高速度はマッハ2.6に到達しました。超音速旅客機を作るためには様々な問題があり、NEXST-1は燃費の問題に取り組んだものになります。翼は三角で、胴体が少しくびれた形をしていて約13%空気抵抗がよくなったそうです。スペース・ミッション・シミュレータは飛行機で宇宙に行けるようになったらどうなるか、どのようにして宇宙に行くのかを体験できます。
屋外常設展示には戦後初の国産旅客機YS-11のコックピットがあり、中に入り操縦席や計器などを間近で見ることができます。当時はまだオートパイロットがついていなかったので全て手動で操作していたそうです。
JAXA調布航空宇宙センター
住所:東京都調布市深大寺東町7-44-1
電話:0422-40-3000
HP:http://www.jaxa.jp/about/centers/cac/index_j.html
開館時間:午前10時〜午後5時
休館日:土・日曜、祝日
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201861日(金)

「東京水道名所」

羽村取水堰は江戸時代に起きた水不足をきっかけに、多摩川の水を玉川上水へ導き、飲み水を得るために作られました。水は四谷まで運ばれていたそうです。
水門が全て木でできている日本唯一の投渡(なげわたし)堰が特徴です。
現在は村山上・下貯水池や山口貯水池に水が運ばれ、貯めてから利用されています。村山上・下貯水池を合わせて多摩湖と言います。1,300万人の都民の水を賄う水瓶です。
村山下貯水池 第一取水塔は東京都選定歴史的建造物に指定されています。自然が豊かなので多くの動植物が住んでいて、オオタカなども巣を作っているそうです。
羽村取水堰
住所:羽村市羽東3-8-32
HP:https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kouhou/meisho/hamura.html
村山下貯水池
住所:東京都東大和市多摩湖4-644
HP:https://www.waterworks.metro.tokyo.jp/kouhou/meisho/murayama.html
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