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今週のテーマ
奥多摩の郷土料理

2013年12月9日(月)

昔からの知恵 保存食

今週のテーマは『奥多摩の郷土料理』。
奥多摩町の郷土料理を若い世代に伝える活動をしている
グループ“たまもの”を訪ね、郷土料理を教えていただきました。
秋に収穫した野菜は干して保存食にします。
ゆずの皮を大根で巻き2〜3日干したもので作る「ゆず巻き」は、
干すことで食感が良くなり甘みが増すそうです。
また八つ頭の茎を乾燥させたもので作る、
「芋ガラの油炒め煮」もいただきました。

≪材料≫
大根…1/2本
かんぴょう…40g
ゆず…2個
塩…大さじ1
酢…1カップ
砂糖…小さじ2

≪作り方≫
(1)薄く切った大根に塩をふり、しんなりさせる
(2)ゆずの皮を薄くむき、千切りにする
(3)しんなりした大根でゆずの皮を巻く
(4)糸に通して2〜3日干す
(5)糸を外し、5mm幅に裂いたかんぴょうで結ぶ
(6)砂糖と酢を混ぜたものに漬ける

≪材料≫
芋ガラ…50g
にんじん…40g
油揚げ…1枚
にんにくのすりおろし…少々
しょうゆ…大さじ1/2
砂糖…小さじ2
酒…少々
油…適宜

≪作り方≫
(1)3cm程の長さに切った芋ガラを水で一晩戻しておく
(2)にんじんを短冊切りにし、下ゆでする
(3)油揚げを短冊切りにする
(4)鍋で油を熱し、にんにくのすりおろし、芋ガラ、にんじんを炒める
(5)油揚げ、しょうゆ、砂糖、酒を加え煮含める
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2013年12月10日(火)

家庭の味 のしこみうどん

今週のテーマは『奥多摩の郷土料理』。
奥多摩のおふくろの味、「のしこみうどん」を教えていただきました。
煮干しと、しいたけでとっただしに酒と塩で味付けし、
コシのある手打ちうどんを入れて煮込みます。
うどんがゆで上がったら野菜や油揚げ、ちくわなどの具材を入れてさらに煮込み、
具材に火が通ったらしょうゆで味付けし、
ひと煮立ちさせて完成。体も心も温まる一品です。

「のしこみうどん」
≪材料≫(5人前)
(うどん)
中力粉…500g
塩…15g
水…250cc

ねぎ…50g
にんじん…50g
油揚げ…1枚
ちくわ…2本
煮干し…10本
しいたけ…20g
しょうゆ…大さじ2
酒…適宜
塩…適宜

≪作り方≫
(1)鍋に水を入れ煮干し、しいたけでだしをとる
(2)(1)を火にかけ酒、塩で味付けし、うどんを入れて煮込む
(3)うどんがゆで上がったらねぎ、にんじん、油揚げ、ちくわなどの具材を入れさらに煮込む
(4)具材に火が通ったらしょうゆで味付けし、ひと煮立ちさせる

(うどんの作り方)
(1)こね鉢に中力粉と塩を合わせ、水を加減して加えながらよくこねる
(2)生地がまとまったらビニール袋などに入れてよく踏む
(3)調理台に粉を振って麺棒で伸ばす
(4)生地を半分に折って切る
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2013年12月11日(水)

奥多摩のおやつ“小昼飯”

今週のテーマは『奥多摩の郷土料理』。
畑作業などの合間に食べる素朴なおやつ、
“小昼飯(こじゅうはん)”を教えていただきました。
「たらし焼き」は小麦粉に水を加えてフライパンで焼いたもの。
「めしもち」は冷やご飯に小麦粉を混ぜてゆでたもの。
どちらも砂糖醤油を付けていただきます。
米が貴重だった奥多摩で食べられてきた小麦粉を使ったおやつは、
懐かしい味がします。

「たらし焼き」
≪材料≫
小麦粉…200g
水…200cc
油…適宜

砂糖…同量
しょうゆ…同量

≪作り方≫
(1)小麦粉に水を加えてだまがなくなるまで混ぜる
(2)フライパンに油を引き、十分温まったらお玉1杯程を流し入れ、弱火〜中火で焼く
(3)両面を焼き、中まで火を通す
「めしもち」
≪材料≫
冷やご飯…同量
小麦粉…同量

砂糖…同量
しょうゆ…同量

≪作り方≫
(1)冷やご飯を水にさらして粒をほぐし、水を切っておく
(2)小麦粉をまぶして、ひとかたまりになるまで手でこねる
(3)ゴルフボール大に丸め、平たく形を整えてゆでる
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2013年12月12日(木)

奥多摩名物 わさび料理

今週のテーマは『奥多摩の郷土料理』。
東京都はわさびの生産量が全国4位。そのほとんどが奥多摩町で作られています。
葉から根まで全て食べられるわさびで、様々な料理を作っていただきました。
根わさびは東京産の食材を使った料理コンクールで
最優秀賞を受賞した「奥多摩ワサビのTOKYO-X巻き」に、葉は天ぷらに、
茎はおひたしに、ひげ根はきんぴらに…。
〆にはわさび羊羹をいただきました。

「奥多摩ワサビのTOKYO-X巻き」
≪材料≫(2人前)
根わさび…40g
TOKYO-Xの薄切り肉…160g
(一般的な豚肉でも代用可)
しょうゆ…大さじ2
みりん…大さじ2
油…適宜

≪作り方≫
(1)根わさびを千切りにする
(2)TOKYO-Xの薄切り肉で千切りした根わさびを巻く
(3)フライパンに油を引き、(2)を火が通るまで焼く
(4)しょうゆ、みりんを加え味付けする
「わさびの天ぷら」
≪材料≫
わさびの葉
小麦粉

≪作り方≫
(1)わさびの葉を洗って水気をしっかり取る
(2)天ぷら衣を片面に付けて揚げる
「わさびの三杯酢漬け」
≪材料≫
わさびの根、茎、葉…1kg
塩…40g
しょうゆ…130cc
酒…130cc
酢…130cc
砂糖…200g

≪作り方≫
(1)わさびを2〜3cmの長さに切る
(2)塩を振って青汁が出る位までよくもみ、1〜2時間(できれば一晩)おく
(3)しょうゆ、酒、酢、砂糖を小鍋に入れて火にかけ、鍋の周りに泡が出てきたら火を止めて冷ます
(4)(2)に熱湯を回しかけ40〜50秒位おき、水で洗ってから絞ってよく水気を取る
(5)(4)を(3)に漬けて完成
「わさびのきんぴら」
≪材料≫
わさびのひげ根…50g
にんじん…50g
しょうゆ…大さじ1
みりん…大さじ1
油…適宜

≪作り方≫
(1)フライパンに油を引き、細切りしたにんじんを炒める
(2)火が軽く通ったら、切ったわさびのひげ根を加えてさらに炒める
(3)しょうゆ、みりんで味付けする
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2013年12月13日(金)

懐かしの味 華風汁

今週のテーマは『奥多摩の郷土料理』。
昭和31年に奥多摩町の古里保育園で考案され広まった「華風汁」。
その名の由来は、溶き卵を流し入れたときに花が咲いたみたいに見えるから、
“華風”なのだそう。
「華風汁」を作るときのポイントは、まず具材を炒めてから煮ること。
そうすることでうま味が出るのだとか。
大人から子供まで皆に愛されるその味は、
寒い冬にぴったりな体が温まる一品でした。

「華風汁」
≪材料≫(2人前)
鶏ささみ肉…120g
さつま揚げ…120g
白菜…80g
油揚げ…40g
にんじん…80g
もやし…160g
卵…100g
片栗粉…24g
しょうゆ…大さじ2
塩…適宜
油…適宜
水…6カップ

≪作り方≫
(1)鍋に油を引き、半月切りにしたにんじん、細切りにした鶏ささみ肉、もやしの順に炒める
(2)具材に火が通ったら、水を加えて煮る
(3)煮立ったら、細切りにしたさつま揚げと油揚げ、短冊切りにした白菜を入れる
(4)白菜がしんなりしたら、少量の塩で味を調える
(5)溶き卵を流し入れる
(6)水溶き片栗粉でとろみを付け、しょうゆで味付けする
古里保育園
電話:0428-85-2328
http://www.dab.hi-ho.ne.jp/korihoikuen/
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たまもの
電話:0428-83-8127
http://tamamono.net/