現在の都立府中病院が移転して生まれ変わった「多摩総合医療センター」は、ER（救急室）の診察室やベッド数を増やして救急医療の充実をはかっています。また、化学療法センターの開設や高度で専門的な治療にも対応できるように手術室や集中治療室も増やしています。さらに院内のカフェなどにいても診察が近づくと振動音や文字などで呼び出してくれる便利な機械も紹介。

八王子小児病院・清瀬小児病院・梅ケ丘病院の3つの小児科が移転・統合してつくられた「小児総合医療センター」。受け付けカウンターに動物の名前をつけたり、木のおもちゃやからくり時計を置くなどして、子どもが来やすい工夫がされています。小児専門のER（救急室）も新設。これまでの大人と一緒だったERと違い、小児専門ERではすべて子ども専門の医師が対応するという特徴があります。

小児総合医療センターは、子どもの「こころ」と「からだ」を総合的に診療するのが特徴。病院の敷地内には、入院している子どものそばにいたいという家族のための"家族滞在施設"や"医療相談"ができる窓口もあります。利用者の声も交えながら、その特徴を紹介します。

今日は2つの病院が連携して行う「周産期医療」。これまでは産科と小児科が別々の病院だったことが多く、産まれた赤ちゃんに異変があった場合、産科から小児病院まで緊急搬送しなければなりませんでした。しかし２つの病院が隣接することにより、搬送の必要性がなくなりました。　リハーサルの様子を紹介します。