今週のテーマ

検診のススメ!

2008年 9月15日(月) 放送分


ご存じですか?ウイルス肝炎

ウイルス肝炎とはどんな病気?まずはその概要をご説明します。5種類あるウイルスのうちB型、C型ウイルスは放置していると、肝硬変や肝がんを引き起こします。感染しているだけでは自覚症状がほとんどないため、検診をうけることが重要です。

肝臓は私達の生命を維持する大切な臓器です。しかし沈黙の臓器ともいわれ、なかなか異変に気づかない場合もあります。中でも注意したいのがウイルス肝炎。ウイルス肝炎の感染者数は、全国に300万人以上ともいわれます。肝臓は代謝を促し、解毒や脂肪の消化に不可欠な胆汁を分泌する臓器です。現在までにA、B、C、D、E、と5種類のウイルスが発見されていますが、B型、C型は主に血液によって感染します。中でもB型は母子感染や性交渉によって感染しやすいのが特徴です。また1992年以前は、C型肝炎の検査がきちんと出来なかったため、1992年以前に輸血を受けている方は感染しているリスクがあります。肝臓のダメージを最小限に抑えるために、症状がなくてもウイルスの検査を受けることが重要です。




2008年 9月16日(火) 放送分


検診で早期発見を!

病気の早期発見・早期治療のために重要な検診。平成20年度は、ほとんどの区市町村で40歳以上の方は無料でウイルス肝炎の検診を受けられます。検診とは問診と採血のみ。血液検査の結果は後日郵送されるか、直接保健所で説明を受けます。

東京都だけでも20~30万人の感染者がいるといわれる肝炎ウイルス。日本ではC型肝炎は、年齢と共に感染リスクが高くなっています。特に40歳以上になると、C型肝炎のキャリア(保有者)の方が非常に増えています。肝炎ウイルス検査が、検査項目に含まれている企業は約2割。含まれていても、希望しないと検査されない場合もあります。これまでに、肝炎ウイルスの検査を受けたことのない人は、区市町村での検査を受けましょう。東京都では平成20年度に限り40歳以上の方はほとんどの区市町村で無料で検診を受けることができます。








2008年 9月17日(水) 放送分



ウイルス肝炎~一人で悩まず相談を

今日はウイルス肝炎の治療法やサポートの取り組みをご紹介します。実際にC型肝炎に感染した女性にお話しをお聞きしました。感染が分かり落ち込んだ彼女を支えたのは、家族と患者会の存在。彼女はインターフェロン治療により現在は治癒しています。

C型肝炎は従来なかなか治らないとと言われてきましたが、ここ5年くらいで飛躍的に治療法が進歩しました。抗ウイルス剤、インターフェロンは、週2~3回の投与が必要でしたが、最近では週1回の投与で効果のある種類もあります。更に、助成金など治療の負担を軽くする制度もあります。宮井さんは、C型肝炎にかかり酷く落ち込みましたが、そんな時に出会ったのが「町田肝臓友の会」。交流会、勉強会、最新医療の情報交換などで希望を取り戻した宮井さんは、中断していた治療を再開。14年間の治療の末、完治にいたりました。

                     





2008年 9月18日(木) 放送分

増えています!乳がん患者

今日は、日本人女性の23人に1人が罹るといわれる乳がんを取り上げます。乳がんは早期治療を行えば、治りやすいがんですが、初期の段階では自覚症状があまりありません。そこで重要なのが定期的な検診です。

30歳以上の日本人女性がかかるがんの中で、もっとも多いのが乳がんです。乳がんは30代から急激に増え始め、45歳頃に最もかかる人が多い傾向にあります。乳がんは乳房にできる悪性腫瘍。主にはミルクを作る、小葉というところで出来るものと、乳管に出来るものの二つに分けられます。早期の段階ではほとんど自覚症状がないため、知らない間に進行しているケースも少なくありません。腫瘍が大きくなると血管やリンパ管の中に入り込み、全身に広がり、命にかかわる重大な病気となります。しかし、乳がんは早期なら約90%が治癒するといわれます。現在は、マンモグラフィと呼ばれる乳房専用のレントゲン撮影で、触診では分からない程の小さな乳がんの発見が可能になっています。

 


                                                                                                                                                                                               

2008年 9月19日(金) 放送分



乳がん~自分の身体は自分で守る

年々、増加傾向にある乳がん。自分だけは大丈夫と思っていませんか?今日は、乳がんになりやすい人の危険因子をご紹介。また、自己チェックによる方法もご紹介します。ポイントは「見る」「触る」「しぼる」の3つです。

乳がんの増加の原因は、ライフスタイルの変化。乳がんに一番関係しているのはエストロゲンという女性ホルモン。それがたくさん出ている人が乳がんになりやすいといわれてます。簡単にいうと月経の回数の多い人。なので、子どもを産まない人、あるいは最近は身体の成長が早いので初潮が早い、あるいは閉経が遅いなどが、乳がん増加に関係があると考えられます。月に1回の自己チェックと、40歳を超えたら2年に1度の定期検診を受けましょう。









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