今週のテーマ

自然に涼を求めて

2008年 8月4日(月) 放送分


天然の冷房と森で涼む

まずは、平均気温11度の天然のクーラー・奥多摩町「日原鍾乳洞」で鍾乳石や石筍、水琴窟を楽しんだあと、檜原村「都民の森」へ。森林浴をしながら、ヤマアジサイやモミジイチゴ、ニホントカゲ、アサギマダラなどを観察します。

まず始めに、涼を求めてやってきたのは、都心から車でおよそ2時間の奥多摩町・日原。こちらで、毎年3万人近くもの人が訪れる日原鍾乳洞を訪ねました。1200年前に発見されたこの洞窟は、夏の暑さとはまるで無縁。全長800メートル、約40分の地底探検が楽しめます。ここで、姫を迎えてくれたのは、幻想的な世界。鍾乳石が3センチ伸びるのには約200年もかかるそうです。さらに鍾乳石の下には天井から落ちた石灰分が沈殿して固まった「石筍」があります。こちらは1センチ伸びるのに130年もかかるそうです。まさに自然が織りなす造形美でした。




2008年 8月5日(火) 放送分


森林浴で涼む ~野鳥に出会った~

奥多摩三山のひとつ三頭山(みとうさん)の中腹にある「都民の森」。標高 1,000m~1,500mに広がる山岳公園です。こちらで森林浴を楽しみます。今回楽しむコースは、およそ1km、片道20分程度の森林セラピーロード「大滝の路」。地面にはウッドチップが敷かれ、歩きやすいコースです。

今日は都民の森でガイドの浦野さんと森林浴をしながら、野鳥を探します。最初に聞こえてきたのは、口笛のような鳴き声の「ウソ」。口笛を吹くことを昔は「ウソを吹く」と言っていたことから、この名前がつけられたとか・・・。さらに、浦野さんは、鳴き声をたよりに、オオルリを見つけました。鮮やかな青い姿が印象的。日本へは夏鳥として渡ってくるそうです。都民の森では、この浦野さんのような、野外利用指導員によるガイドツアーが行われています。








2008年 8月6日(水) 放送分



滝で涼む

都心からおよそ2時間の檜原村、大自然が迎えてくれます。観光協会の鈴木さんに案内していただき、払沢の滝(ほっさわのたき)へ向かいます。日光の華厳の滝、和歌山の那智の滝と共に、日本の滝百選にも選ばれている名瀑です。

今日、ご紹介するのは、日本の滝百選にも選ばれている、名瀑・払沢の滝。またこの近くでは、馬頭刈(まずかり)尾根の中腹にある、天狗滝や、中山の滝、も見ることができます。払沢の滝は4段で構成されていて、落差はおよそ60メートル、実際にその姿が見えるのは、約26メートルの1段目だけだそうです。また、仏具の払子(ほっす)に形が似ていることから、「払子の滝」とも呼ばれていました。今年も、鮮やかにライトアップされた滝の幻想的な姿が楽しめる「払沢の滝・夏まつり」が行われます。

       





2008年 8月7日(木) 放送分

夏の美味で涼む

本日も桧原村から涼をお届けします。姫が出会ったのは清水さん72歳。自慢の畑で、とうもろこしやナス、スイカ、キュウリなどを栽培しています。姫はもぎたてのキュウリをいただきました。そして清水さんが講師をしている「森の学校」でこんにゃく作りを習います。

姫は、清水さんの畑で、採れたての野菜をご馳走になったあと、清水さんが、講師を務める「森の学校」のおじゃましたました。教えていただいたのは、こんにゃく作り。まず、鍋に2.5リットルの水を入れて、こんにゃくの粉約50グラムを入れます。そして鍋を火から下ろし、熱湯で溶いたソーダを入れてよくかき混ぜます。そしてこんにゃくを型に移します。水で冷やしたこんにゃくを切り、冷蔵庫で更に冷やします。待つこと2時間で美味しい刺身こんにゃくが出来上がりました。

 


                                                                                                                                                                                               

2008年 8月8日(金) 放送分



古民家でのんびり涼む

檜原村の数馬という地域には兜造りとよばれる古民家が多く集まります。地名の由来となった中村数馬の御子孫が営む民宿「山城」で、古民家の涼しさを満喫。また蛇の湯温泉「たから荘」も古民家。懐かしさを味わえます。

檜原村の西にある数馬。この「数馬」の地名は、南北朝の時代に戦を逃れ、この地を開拓した中村数馬に由来します。その御子孫がいとなむ古民家の宿「山城」を訪ねました。大きく立派な、その家の造りは「富士型(けい)二重兜造り」。富士山の形に似ていることから、そう呼ばれています。現在の建物は約400年前に建てられたそうです。日本家屋独特の風通しのよい室内で、風鈴の音が更に涼しさを感じさせます。









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