今週のテーマ

みんなで出来るCO2削減

2008年 7月7日(月) 放送分

 


緑を増やそう!エコライフ

今週は身の回りで出来る温暖化対策についてご紹介。まず、帝京大学教授・三上岳彦さんに東京の」ヒートアイランドについて説明していただきます。そして、各所で行われている緑化活動について取材しました。

100年前に比べて、東京の1年間の平均気温は3度上昇したといわれています。その原因の一つが地球温暖化と共に問題になっている都市の温暖化「ヒートアイランド現象」です。人工的な熱や、エネルギーが増えていることで、空気の温度を上げています。また、都心の表面がコンクリートやアスファルトで覆われることにより、昼間の日射による熱を溜め込み、夜に放熱するこで温度が上がっています。この対策のひとつに都市の緑化が揚げられます。夏、緑化されていない屋上の表面温度が60度なのに対し、緑化された屋上では、約30度だっという結果もありました。






2008年 7月8日(火) 放送分


企業でも頑張っています

マーガリンなどを製造している月島食品(株)では、ボイラーを新しくしたり、人感センサーを取り付けることでCO2削減に取り組んでいます。また(株)黒龍堂では、自社ビルの証明器具をエネルギー消費の少ない物や、空調設備に工夫をしCO2対策に取り組んでいます。

日本のCO2排出量は、年間およそ12億7400万トン。東京都は年間約、`5747万トン。そのうち、オフィスビルや工場などの産業・業務部門が46%も占めています。そこで、都では、環境確保条例の改正により、2010年からのCO2排出削減を義務化します。こちらの月島食品工業さんでは、旧タイプのボイラーから、最新の小型貫流ボイラーに変え、燃料も重油から都市ガスに変えることにより、年間約2000トンのCO2削減となりました。また、人感センサーを使い、無駄な電気使用をなくすシステムも導入しました。








2008年 7月9日(水) 放送分



家庭でひとエコ工夫!

今日は、エコロジーWEBマガジン「おひさまスタイル」の編集長を務める中島まゆみさんんと、一般家庭にお邪魔して、家庭でできるエアコン、冷蔵庫、照明といった家電製品の節約方法をおしえていただきます。

2年前から、エコに心がけているという古河さん宅を訪ねました。古河さん一家は、ご主人と2人の娘さん、4人暮らしのお宅です。家庭で最も電気を消費する家電はエアコン。消費電力の25%にあたるといいます。そして、冷蔵庫、照明で5割以上を占めるそうです。夏の冷房時の室温は28度を目安にすると、約670円の節約(冷房期間112日)。CO2削減はおよそ12Kgです。冷蔵庫はあまり詰めすぎないのが省エネのコツ。およそ960円の節約で、CO2も約18K削減が期待できます。更に、白熱電球を電球型蛍光灯に変えると、年間およそ1850円の節約。CO2はおよそ34Kgの削減が期待できるそうです。

      





2008年 7月10日(木) 放送分

省エネを楽しむ!

ご自宅でエコ活動を行っておられる高野達男さん。高野さんは、ペットボトルで作られた太陽熱温水器と太陽光を利用して料理ができるソーラークッカーを作りました。地球に優しい省エネ生活を楽しむ高野さんを取材します。

エコの達人と呼ばれる高野さんは、今年早期退職し、省エネを楽しんでいます。高野さん手作りの「太陽熱温水器」は黒く塗られた80本のペットボトルの中に、お風呂場から繋がったホースを使い、水圧だけで、水を送るという簡単な構造。第1号機を作ったのが、なんと27年前。ビールの缶で作られたそうです。しかし、腐食が始まり改良を加え、11年前に、現在のペットボトルを使った太陽熱温水器が完成。毎朝7時に入れたペットボトルの水は、夕方にはちょうどよい湯加減に。この太陽熱温水器は、平成10年の省エネ実践コンクールで見事優秀賞を受賞しました。

 


                                                                                                                                                                                               

2008年 7月11日(金) 放送分



未来のために・・・最先端エコ技術

エコライフフェア2008に出展していた(株)音力発電。こちらは振動を電力に変えることができる発電床を開発しました。他にも、発電靴の試作品である発電下駄など、楽しいアイデアがいっぱいです。

環境月間にあたる先月。都立代々木公園で行われたエコライフ・フェア2008。「手作りマイ箸」や「傘でエコバック」など会場には、環境を考えるブースが数多く出展され、67000人もの方が訪れました。その中で、取材班が注目したのが「発電床」。その名の通り、床の上を歩くだけで発電できる新発電システム。発電床にはスピーカーに使われる「圧電素子」と呼ばれる直径35ミリの部品が敷き詰められています。電気を振動に変えて音を出すスピーカーの原理。この逆に人が踏んだ際の振動で電気を生み出す仕組みになっています。およそ15分あるくと、携帯電話で5分間通話ができる程の発電が可能だそうです。









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