今週のテーマ

知って安心!健康食品

2008年 6月2日(月) 放送分


まずは正しく理解

ドラッグストアなどで簡単に手に入る健康食品。人気があるのは、ビタミン剤や美容関係の商品だそうです。そもそも健康食品とは何か?健康食品だけで健康になれるのか、など、基本的な疑問について「国立健康・栄養研究所」の専門家の方にお聞きします

姫がやって来たのは「国立健康・栄養研究所」、健康の保持、増進のための運動や食品に関する情報と専門的な研究を行っています。口の中に入れるものとして販売されているものは、「医薬品」と「食品」に分けられ、医薬品は「治療・予防に使われる物」として、薬事法により規定されています。食品は、医薬品以外のものを指し、健康食品もこの中に含まれます。トクホなど一部を除けば、とくに定義はありません。つまり、「がんが治る」「糖尿病に効く」など、医薬品のような効果を謳うことは、健康食品には禁止されています。






2008年 6月3日(火) 放送分


健康被害に注意!

数おおくで回る健康食品の中には、医薬品が入っている違法なものも・・・・。健康被害を未然に防ぐための調査を行っている「東京都健康安全研究センター」を訪ねます。また、安全な商品を選ぶチェックポイントをご紹介。

東京都では医薬品成分などが含まれた違法な健康食品がないかを調べるために、商品を買い取り検査します。私たちが口にするものだけに、その検査も厳しく行われています。安心できる健康食品のチェックポイントとしては、お客様窓口など連絡先が明記されている。正しい栄養成分の量が表示されている。摂取する方法や量、注意点などの表記がある。個人輸入や、ネットオークションの場合は、購入者自身が安全性の確認をする必要がありますので、注意が必要です。








2008年 6月4日(水) 放送分



悪質商法に注意

健康をダシに高額な健康食品をうりつける悪質商法。その形態は「催眠商法」「訪問販売」など様々です。販売会場に誘い込み、高額商品を次々と買わせる巧妙な手口。実際に被害にあわれた女性にお話しをうかがいましたv

75歳の女性が被害にあわれたのは商店街で買い物をしている時のことでした。ある店の前で、男から無料でパンを貰い、健康に役立つ話しを聞けるというので、案内されるままに店の中へ。すでに50名ほどの人がいました。女性がひっかかってしまったのは催眠商法。言葉巧みに消費者を、一種の催眠状態に陥れて、商品を売る方法です。まず、女性が勧められたのが1本4万円以上もする栄養剤。さらに色々な商品を勧められ、2ヶ月で総額は160万円にも・・・。しかし、逆に血圧が上がり、保健所に駆け込むと、健康食品の使用を中止するようにアドバイスを受けました。なんとか女性は体調を取り戻し、消費者生活センターに相談し、未使用分の100万円を返金してもらうことができました。

      





2008年 6月5日(木) 放送分

正しい利用法

本日は健康食品を利用するときの注意点をご紹介します。栄養の補助としては有効的である健康食品ですが、過剰摂取など利用法を間違えると健康被害をまねく事もあります。保健所では「栄養相談」として、普段摂っている食事のバランスなどの相談ができます

ビジネスマンにも気軽に利用されているビタミンCの錠剤・サプリメント。それを1日4錠から5錠服用していた31歳の男性サラリーマンは、多いときには1日10錠も服用することもありました。すると、男性は突然、頭痛、吐き気、嘔吐を訴え病院へ、診断の結果、腎臓に障害がおきていることがわかりました。サプリメントに関しては、少し多めにとれば、それだけ健康にいいんじゃないかと錯覚、勘違いされがちですが、サプリメントはあくまで補助。過剰摂取は危険です。特に治療を受けている人はが健康食品を利用する場合は、医師や薬剤師に相談をしましょう。

 


                                                                                                                                                                                               

2008年6月6日(金) 放送分



賢くトクホ!

特定保健用食品(トクホ)に認定されているヨーグルトを開発した乳製品メーカーの研究員に、その開発の苦労をうかがいました。そして、特定保健用食品(トクホ)とは、どういうものなのかを、国立健康・栄養研究所の方にうかがいます

トクホは、食品の中で本当に、人が摂取して効果があるかかどうか、国が全部チェックして、表示どおりの効果が期待できる事を認められたもの。このヨーグルトは、大腸に作用する「ビフィズス菌」と小腸に作用する「ガゼリ菌」、この二つの乳酸菌による腸内環境の改善を目指しました。トクホとして認められた健康効果を発揮するには、二つの乳酸菌が、それぞれある一定以上数以上なければなりません。しかし、温度や時間によっても数は変化します。何度も、実験を繰り返し2年半の時をかけ、やっと特保マークを取得しました。     









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