今週のテーマ

とうきょう歴史散歩

2008年 5月12日(月) 放送分


歴史と伝統が息づく街

まず始めの歴史散歩は、江戸川区小岩から。樹齢600年といわれている『影向(ようごう)の松』は、横綱栃錦も認めた名松番付の東の横綱。また親子2代で伝統を受け継いでいる『江戸組子』は、モダンなデザインを取り込むなど、今なお伝統を生み出し続けていました。

江戸川区小岩。姫が訪れたのは奈良の長谷寺を総本山とする「善養寺」。室町時代から、小岩を見つめ続けてきた樹齢600年の黒松が…。この松は、「影向(ようごう)の松」と呼ばれ、大正15年に東京都の「天然記念物」に指定されました。高さ8m、枝下の面積は800平方メートル。四方に伸びるその枝は、まさに圧巻です。近所にお住まいの加藤さだみさん・・82歳・・。趣味はボールペンで絵を描くこと。細かいタッチで気の質感を表現しています。


  





2008年 5月13日(火) 放送分


江戸落語の"狐"と老舗の味

今日は、落語「王子の狐」のルーツを求めて、北区王子駅周辺を散策。「王子稲荷神社」には、主人公が出会った狐が住んでいた穴がありました。また、話の中にでてくる「扇屋」の玉子焼きは、今でも味わうことができます。毎年大晦日に行われる狐の仮装行列もご紹介

関東稲荷総社の格式を持つ王子稲荷神社・・。商売繁盛と火防せ(ひふせ)の神で知られています。そして、江戸落語「王子の狐」、人を化かすと言われる狐が逆に人にだまされる顛末(てんまつ)を描いた噺。その化かされた狐が住んでいたといわれるのがこの穴です。








2008年 5月14日(水) 放送分



近代経済社会の基礎を築いた男

日本近代経済の父ともいわれる渋沢栄一。北区飛鳥山公園内にある渋沢栄一史料館では、渋沢の生涯を知ることが出来ます。また、渋沢邸敷地内にあり本人が愛用していた建物「青淵(せいえん)文庫」「晩香廬(ばんこうろ)」は、今なお現存です。

日本経済の基礎を築いた男・・「渋沢栄一」・・・その91年の生涯で携わった企業・団体に関する資料、およそ5万点をはじめ、ここ渋沢史料館には、彼の生涯を知る上で貴重なものばかりが展示されています。また、史料館に隣接しているのが、大正期の2つの建物。洋風茶室「晩香廬(ばんこうろ)」。書庫として、また接客の場としても使用された「青淵(せいえん)文庫」。いずれも国指定重要文化財として一般にも公開されています







2008年 5月15日(木) 放送分

和と洋の織りなす美

今日は葛飾区柴又をご紹介。「山本亭」は書院造の日本庭園が有名。洋室も備えているという和洋折衷の家で大正ロマンを感じます。また「川甚」は夏目漱石の“彼岸過迄”にも登場した、創業200年を超える老舗。鯉をはじめとした川魚料理が楽しめます。

柴又のおなじみ帝釈天を通り、姫が向かった先は山本亭・・・山本亭は、昭和63年までは、(シャッターなどの)カメラ部品の製造を営んでいた山本家の住まいでした。それを葛飾区が歴史的に貴重な建物として平成3年に取得し、一般公開しています。山本亭の一番の魅力、それは書院造りの伝統的な日本庭園。そして、こちらの洋間は、当時としては斬新なデザイン。天井から吊るされたガラス製のペンダント照明・・・。大理石で作られた飾り棚・・・。大正から昭和初期独特のモダンなデザインに大正ロマンを感じます




                                                                                                                                                                                               

2008年 5月16日(金) 放送分



文士・芸術家たちが歩いた道

今週、最後は「田端文士村記念館」で散策マップをもらった後、北区田端で、芥川龍之介が住んでいた場所を探します。また、田端からほど近いところにある「旧古河庭園」では、洋風庭園と日本庭園が楽しめます。

姫がまず訪れたのは、田端文士村記念館。館内には、芥川龍之介をはじめ田端ゆかりの多くの文士・芸術家たちの作品が展示されています。ここで田端散策マップをいただき、芥川龍之介が住んでいたところへ向かいます。芥川龍之介が田端に住まいを移したのは大正3年。それからというもの多くの文士が集まってきました。当時の田端は、緑豊かな静かな街並み。記念館を出ておyほそ6分。万年塀があるところにやって来ました。。この場所が、芥川の家だった場所です。









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