今週のテーマ

花粉症に負けない

2008年 2月4日(月) 放送分


まずは敵を知る!

花粉が多くなるこの季節、花粉症に対する予防法、最新の治療法をご紹介します。本日はスギ花粉症を発見した第一人者、斎藤先生に花粉症のメカニズムについてわかりやすく解説していただきます。

今や国民病と言われる花粉症。東京都民の3.5人に1人が患者といわれています。神尾記念病院の斎藤先生は、1963年にかつて勤務していた、日光の病院で、スギ花粉症を発見しました。その斎藤先生も、花粉症が国民病とまで言われるようになるとは、思わなかったそうです。今年は、花粉の量が多いと予想され、東京都では昨年の三倍近い、花粉の飛散が予想されています。今までは、予備軍だった人も、今年は発病する可能性も少なくありません。


  





2008年 2月5日(火) 放送分


発生源から元を絶つ!

花粉症の原因となる花粉。本日は、その花粉を削減するために東京都が取り組んでいる対策に密着。花粉をだすスギの伐採現場をご紹介。そして、伐採されたスギの利用方法もご紹介します。

姫は、自らの目で花粉症対策を調査すべく、伐採されている杉林を訪ねてみることに・・・。東京の山はおよそ100年前まで、多くが広葉樹林でした。しかし、戦後の復興や高度成長期に、木材の需要が増加し、スギやヒノキの人工林へ変わっていきました。ところが、最近は国産の木材需要が減り、切り出されることなく、放置されてしまっているスギ林も少なくありません。大量の花粉を放出摺るようになるのは、樹齢30年を過ぎた木。そこで、伐採はこのような木を中心に行われます。伐採された木材は、製材所へと運ばれ、住宅用の建材などに加工されます。








2008年 2月6日(水) 放送分



花粉の少ない森づくり!

今日ご紹介するのは、東京都が推進する花粉の少ない森づくり。東京都では一般のスギに比べ、なんと花粉の発生量が100分の1以下という花粉の少ないスギを開発しました。その開発が進められている研究所からお送りします。

飛んでくる花粉を元から絶つ!東京都では花粉の少ない森づくりを進めています。こちらのスギは、通常のスギよりも花粉が100分の1のスギ。一般のスギの場合、雄花の一粒から40万個の花粉が出るといわれています。このような花粉の少ないスギは、伐採されて現場に少しずつ植え替えられています。これらの木々が、三十年、四十年して良い木に育って木材としても価値ある物になり、花粉の対策になる事が期待されています。また、花粉の少ないスギの苗を、たくさん増やす研究も行われています。「花粉の少ない森づくり」は、多くの民間企業や都民のサポートのもと行われています。







2008年 2月7日(木) 放送分

あなたもひょっとして花粉症?

今日は花粉症対策について探ります。花粉症なのか、そうでないのか?判別するアレルギー検査を姫が体験します。花粉症だと診断された場合の対処法から、花粉症防止用に効果的なマスクなどもご紹介。

花粉症か風邪かよくわからない。そんな方はまず検査が必要です。同じ、くしゃみや鼻水でも、アレルギーか、ばい菌やウィルスの感染なのかで、使う薬も違ってきます。実は、姫も3年ほど前から、この季節になると、花がむずむずするとか。そこで、アレルギー検査を行ってみることに・・・。今回は、スギのエキスを皮膚につけ、アレルギー反応をみます。赤くなったら花粉症です。結果は、少しながら赤くなり、初期段階という事でした。そこで、欠かせないのがマスク。花粉防止用のマスクを付ければ、花に吸い込む花粉の量は、6分の1になります。最近は、ウエットフィルター付きが人気。花粉は、水に溶けやすいので、小さな花粉もフィルターを通しません。






                                                                                                                                                                                               

2008年 2月8日(金) 放送分



最新の治療&花粉情報!

花粉症特集最終日は、花粉症の最新治療法を探ります。現在、花粉症を治すことができると考えられている減感作療法について日本医科大学の大久保先生にお話しを伺いました。また、都が行う花粉予報もご紹介します。

花粉症が発見されてから45年。患者は増加の一途をたどっています。辛い花粉症・・・。その治療として現在主流となっているのが、症状を抑えるための薬をのむ「対処療法」。そんな中、花粉症を治すことができると期待されているのが「減感作療法」。スギエキスを注射で体内に入れる減感作療法。ただし、じょじょに慣れさせるため、少なくとも2年から3年の定期的な通院が必要とされます。そこで、この手間と注射の痛みを軽減すべく臨床段階にあるのが、ごらんの方法。舌の下に薬をたらし、エキスを体内に吸収させます。症状が出やすい、鼻や目の近くから吸収させる事により、効果が早く出ることが期待されています。











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