今週のテーマ

進化する都立高校


2007年 10月29日(月) 放送分


学べ!起業家精神

まず最初にレポートするのは、今年4月に開校したばかりの都立橘高校。こちらには、日本で初めて「産業化」を設け、キャリア教育を実践しています。ベンチャーではなく、ものづくり関連の経営者育成が目的です。

都立橘高校産業科はベンチャーではなく、ものづくり関連の経営者育成が目的です。この日は市民講師による特別授業。講師は、地元・墨田区の繊維会社社長、久米信行さん。久米さんは、創業73年の3代目経営者。斬新なデザインのTシャツで、次々とヒット商品を生み出しています。ものづくりのプロから学ぶ、生きた経営学が学べます。






2007年 10月30日(火) 放送分


進学を心強くサポート

様々な取り組みが行われている都立国分寺高校。東京都から進学指導特別推進校と指定されています。また、部活動にも力を入れ文武両道をモットーとしています。また、同じく進学指導重点校の国立高校では、OBの現役大学生が在校生にアドバイスを行っています。

進学実績の向上を目指し、様々な取り組みが行われている都立国分寺高校。国語を担当する釜我(かまが)先生は、都立高校の教員公募制度を利用して、3年前に赴任してきました。その釜我先生が始めたこと。それは、早朝の講習、国立大学の二次試験対策が行われていました。釜我先生は、出題者側にたって試験問題の傾向を分析、生徒たちを強力にサポートしています。そして、放課後は、サッカー部の顧問としてグランドに足を運んでいます。








2007年 10月31日(水) 放送分



伝統文化を学ぶ!

都立で初めての全日・単位制普通科高校の都立飛鳥高等学校。こちらでは、華道、茶道、琴など、日本の伝統文化教育に力を入れ、外部の講師を招いて本格的な授業が行われています。

こちらは日本の伝統美、茶道。指導に当たるのは、裏千家師範の建部令子先生です。“もてなし”と“しつらい”の美学。日本の風土が生んだ、伝統文化を通して、生徒に学んで欲しいこととは礼儀作法だそうです。そんな礼儀作法の一つが、お辞儀の仕方。“真・行・草”(しん・ぎょう・そう)。都立飛鳥高校では、日本の伝統文化を外国人に伝えるべく、英語教育と伝統文化のコラボレーションに力を入れていくそうです。






2007年 11月1日(木) 放送分

もっと学びたい!

台東区にある蔵前工業高校では、多様化する生徒のニーズに合わせ、2年生からは就職を目的とした専門コースと、大学進学を目的とした進学コースにわかれて授業を行っています。そこにはもっと専門の勉強をしたいという生徒達の希望がありました。

都立蔵前工業高校では、大学を進学する生徒は進学コースを選べ、従来から就職を中心とした工業技術を一生懸命勉強したい生徒は専門コースを選べます。工業高校の特徴である就職を前提とした生徒のための専門教育だけではなく、理工系大学への進学を希望する生徒のために進学コースが設置されました。さらに、理工系の大学と連携。大学の教授を招いて、講演会や模擬講義なども行っています






                                                                                                                                                                                               

2007年 11月2日(金) 放送分



”奉仕”で学ぶ思いやり

都立高校の今をレポートしてきた今週。今年度から都立高校で必修になった奉仕。秋留台高校では、奉仕の授業を積極的に取り入れ、介護体験や点字の授業を通して、思いやりの心を学んでいます。そんな中、夏には地域での奉仕活動が行われてました。

時間割を見せてもらうと、奉仕の授業が毎週2時限。地域に出ての活動も行います。教室でまず授業をやる。夏休みなどは野外にでて奉仕活動を行います。1クラスずつ、リレー方式で、全生徒が全ての奉仕活動を学んでいくシステムになっています。秋留台高校では、これまでに、八王子養護ボランティア活動や、レジ袋を使わない呼びかけ、里山の下草刈りや川のゴミ拾いなどを行っています。生徒達は普通の学校の授業ではまなべない、なにかを学びました。











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