今週のテーマ

秋の小さな都電旅





2007年 10月1日(月) 放送分


レトロな風を感じて

今日はちょうど「荒川線の日」。今週は、一日乗車券を使って、小さな旅にでます。旅の始まりは「三ノ輪橋」。30の停留所を経て、終点早稲田までおよそ50分です。さっそく訪ねたのは昭和を代表する塗り絵作家「蔦谷喜一」の作品が集められた美術館です。

町屋二丁目で降りて、姫がむかったのは「ぬりえ美術館」。日本で唯一の「ぬりえ」専門の美術館です。昭和を代表する蔦谷喜一の作品が沢山あつめられています。昭和30年代、「きいちのぬりえ」は、駄菓子屋さんで、一袋およそ5円で売られていたそうです。塗り絵を無料で体験できるコーナーもありました。

ぬりえ美術館 TEL:03-3892-5391
町屋二丁目下車 徒歩7分
土曜日、日曜日、祝日のみ開館
夏時間:12時~18時
(入館は17:30最終)
冬時間:11時~17時
(入館は16:30最終)






2007年 10月2日(火) 放送分


心をつなぐ荒川線

都電一日券を使った荒川線の旅。荒川区内の沿線にはバラが植えられ、秋の散歩を彩ります。やって来たのは、荒川遊園地前、「荒川ゆうえん」は都内唯一の区営遊園地で、その敷地には「一休さん」の愛称で親しまれた都電6000系最後の一両が展示されています。

荒川遊園地前で下車した姫。ここは都内唯一の区営遊園地。平日の小・中学生の入場は無料!(春・夏・冬休み期間を除く)観覧車などの乗り物や、動物ひろば、水遊びひろば、釣り堀、しばふ広場などの楽しい施設がいっぱいです。


あらかわ遊園 03-3893-6003
荒川区西尾久6-35-11
荒川遊園地前下車 徒歩3分








2007年 10月3日(水) 放送分


荒川線と共に・・・
今日の途中下車は沿線でも珍しい、ホームに売店がある梶原停留場から。30年前の写真と比べるとホームの高さが随分と違うのは・・・?。さらに、都電一番人気の名物「都電もなか」をご紹介します。

梶原停車場のホームが高くなったのは、バリアフリーが進んだため。電車の乗り降りの際の安全を考えたためでした。少しずつ乗客の目線が高くなるのを見てきた売店のご主人。これからも都電を見守りつづけます。都電一番人気の名物「都電もなか」を販売しているのは、都電もなか本舗「明美」。北海道産の最高級小豆を使用した風味豊かなつぶ餡。風味を逃がさぬように、和紙でくるまれ、都電のミニチュアパッケージに収められています。

都電もなか本舗 明美 TEL:03(3919)2354
梶原停留所下車 徒歩2分






2007年 10月4日(木) 放送分

荒川線のある風景

飛鳥山周辺は、都電と自動車が並走する路面電車ならではのポイントです。さらに飛鳥山を過ぎると、民家の軒をかすめて走る荒川線。台所の匂いまで届いてきそうな距離で、電車は進みます。

飛鳥山を過ぎると、民家の軒をかすめるように走る都電・荒川線。新庚申塚停留所近辺は、古くからお寺がたくさんあります。その中でも善養寺は、江戸三閻魔のお寺として有名です。(杉並区 華徳寺、新宿区 太宗寺)こちらの木造閻魔王坐像は江戸時代の作。怖いイメージのある閻魔さまですが、実は人を救う神様として古くから街の人々の信仰を集めています。閻魔さまを前にすれば、素直な心になれそうです。

善養寺 西巣鴨 4-8-25






                                                                                                                                                                                               

2007年 10月5日(金) 放送分



 時代をつなぐ荒川線

雑司ヶ谷沿線は、民家の影に高層ビルが見え隠れする不思議な空間。都電唯一の小さな陸橋では、電車を下から眺める事もできるんです。今日の途中下車は鬼子母神前から。境内にある駄菓子屋には子供達の姿がありました。


雑司ヶ谷鬼子母神(きしもじん)のご尊像は室町時代から伝わるもので、安土桃山時代の天正六年(1578年)には村人達が堂宇を建て今日に至るといわれています。子を食らう鬼が改心し、神になった鬼子母神は、安産・子育(こやす)の神様です。こちらに祀られている像は、鬼の姿ではなく菩薩像。「鬼」の字から角が消えています。また境内には、樹齢600年の大銀杏、そして駄菓子屋さんがあります。この駄菓子屋さん、上川口屋(かみかわぐちや)は、なんと江戸時代から続く老舗です。











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