今週のテーマ

高齢者被害


東京都消費生活総合センター

高齢消費者見守りホットライン 03-3235-1334



2007年 9月10日(月) 放送分


忍び寄る魔の手・・・

高齢者を狙う悪質商法の手口を探ります。また、万が一被害にあってしまった時の相談窓口・東京都消費生活センターをご紹介。更に、今年7月から施行された悪質事業者から都民を守る東京都消費生活条例についてもお知らせします。

78歳の鈴木(仮名)さん。67歳まで病院の仕事をした後、静かな老後をおくっていました。そんな鈴木さんを襲ったのは「次々販売」。4年前の体にいいという温泉の石から始まり、浄水器、羽毛布団などを次々と売りつけられ、総額は3年間で370万にも上りました。今年6月、敷パッド64万円を新たに契約しようとした際に、友人に注意され、消費者総合センターに相談。解約することが出来ました。老後の健康不安を逆手にとった「次々販売」にご注意して下さい。






2007年 9月11日(火) 放送分


最新悪質商法

様々な悪質商法がはびこる現在。本日ご紹介するのは「展示会商法」と「利殖商法」と呼ばれる悪質商法。実際に被害にあった方のお話を聞き、その手口を探ります。そして、東京都消費生活総合センターの相談員の方に、対策をうかがいます。

近藤さん(仮名)の元に、その営業マンがやって来たのは4年前。元々、着物が好きだった近藤さん。展示会場まで来るまで送り迎えしてくれるというので、見るだけの軽いつもりで出かけました。帰ろうとしても、押さえられ椅子に座らせられて、なかなか帰してくれません。半ば強引に契約させられた近藤さん。その後も営業マンに、たびたび展示会に連れ出されました。近藤さんの心理を巧みに利用して、高価な着物を次々と売りつけられ、3年間で被害総額は500万円。支払いに困った近藤さんは、消費者総合センターに相談。そこではじめて、悪質商法にあっていることに気づきました。








2007年 9月12日(水) 放送分


悪質商法から守るために
本日は、最近被害が増えている「催眠商法」といわれる悪質商法の手口を、ご紹介します。また、足立区消費者センターで行われている、悪質商法の被害にあわないための出前講座の様子をレポートしました。

ティッシュや景品引き替え券などを路上で配り、閉めきった会場に高齢者を誘い込む。そして、無料配布や格安販売を行いながら場を盛り上げ、「買わなきゃ損」という気にさせます。高齢者は、思わず高額商品を買ってしまいます。これが「催眠商法」です。このような悪質商法の手口を知ってもらい、被害にあわないように出前講座が行われています。今回、出前講座を依頼したのは、地域の高齢者の暮らしをサポートする「地域包括支援センター・さの」。最近急増中の催眠商法を知ってもらうために企画しました。講座のメインはロールプレイと呼ばれる寸劇。参加者全員が、業者やお客に扮して、催眠商法を疑似体験しました。






2007年 9月13日(木) 放送分

周りのサポートで防ぐ

本日ご紹介する悪質商法は「点検商法」とよばれる手口。また、江戸川区で行われているケアマネージャー、民生委員、消費者センターなどが協力して、高齢者の安心生活を応援するサービス「安心生活応援ネットワーク」についてお送りします。

田中さんが被害にあったのは「点検商法」といわれる悪質商法。床下や屋根などを無料、または格安で点検すると言って、家にあがりこみ、点検後「このままだと大変なことになる」と不安にさせて、高額で工事契約を結ばせるもの。田中さんのお宅は築50年。田中さんは不安につけこまれ、総額500万もの工事を行いました。そして、偶然に弟さんがいる時に、外壁をみにいきたいとの電話が・・・。そこで、悪質商法に巻き込まれていると知り、消費者総合センターに相談し、新たな工事契約はキャンセルすることが出来ました。このような点検商法の被害にあわないためには、何社から見積をとり比較検討して発注する慎重さが必要です。






                                                                                                                                                                                               

2007年 9月14日(金) 放送分



 詐欺最新事情

様々な悪質商法をお伝えしてきた今週の東京サイト。最後は「還付金詐欺」。年金問題で不安を抱いている高齢者を狙った、その悪質な手口をご紹介し、警視庁の方に、騙されないための対策などをうかがいました。


電話で払いすぎた税金、医療費などを返すと言って、逆に現金を騙し取る手口が最近増えています。なかでも、注意が必要なのは記録漏れ問題などで、年金に不安を抱いている高齢者を狙ったもの。社会保険庁の職員を装い電話をかけ、年金の払い戻しがあるといって、年金が支払われると勘違いさせるのです。キャッシュカードでATMで残高照会をさせ、そこから携帯電話で連絡をとらせます。そこで、残金をしらべさせ、「エラーで入金できない、一度こちらの口座へ振り込み、のちほど年金と一緒に返す」などと言葉巧みに犯人の口座へ振り込ませる手口です。ご注意ください。











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