今週のテーマ

江戸東京の文化を知る

2007年 9月3日(月) 放送分


華のお江戸・・両国散歩

江戸の盛り場だった両国。そして両国と言えば相撲です。相撲の歴史を知ることができる相撲博物館では、歴代横綱の写真や錦絵と言った展示品が見られます。また、両国橋の袂にある回向院には鼠小僧次郎吉のお墓が・・。

江戸時代には、相撲の開催場所にもなっていた回向院。ここには、武家屋敷から盗んだお金を貧乏長屋になげこんだという鼠小僧次郎吉のお墓があります。実はこの墓石を削り、その破片を持ち歩くと金運がよくなるとの噂が・・・。そこで本体が削り取られないように、このような「お前立ち」が用意されたのです。姫も少しご利益に預かろうと少し削っていただきました。






2007年 9月4日(火) 放送分


江戸時代へタイムスリップ

今日訪ねたのは、墨田区にある江戸東京博物館。江戸時代の浮世絵や絵巻、または復元模型など、約2500点の資料が展示されています。こちらで、ボランティアガイドの山本さんに館内を案内していただきました。

ボランティアガイドの山本さんは、こちらの名物ガイド。まずは、江戸時代の町人の暮らしを解説していただきました。こちらは、九尺二軒の長屋・江戸後期の棟割長屋を再現しています。六畳一間の中で、寝床を敷いたり、食事をしたり、仕事をしたりで、一間で全部やっていたのが長屋の生活。プライバシーはまったくなかったようですね。しかし、江戸の長屋の住人達は、助け合いの精神が非常に強かったそうです。隣人に少々無関心な現代、ちょっと見習いたいですね。








2007年 9月5日(水) 放送分


文明が花開く 東京ゾーン
今日は江戸東京博物館の中から東京ゾーンをご紹介。江戸から明治になり、文明開化によって西洋の文化を取り入れた日本。この時代の移り変わりの中での人々の暮らし。更に、昭和・戦時下での家の様子などを見ていきます。

明治政府が誕生し、江戸が東京になった時代からの展示を見ることができるのが、こちらの東京ゾーンです。文明開化といえば、銀座煉瓦街。こちらは、明治10年頃の銀座通りを再現した模型です。銀座周辺は明治5年の大火事をきっかけに、近代国家にふさわしい街作りとして、煉瓦街に変貌。文明開化の名所となりました。復元された人力車には、実際に乗車も可能ですよ。






2007年 9月6日(木) 放送分

建物でよみがえる歴史と文化

自然豊かな小金井公園の園内にある江戸東京たてもの園。ここは江戸時代から昭和初期までの27棟もの復元された建物が建ち並んでいます。こちらでもボランティアガイドの方が活躍されていました。ガイドの黛さんに園内を案内していただきます。

姫を案内してくれた、通称・たてもの園の住人、黛さん。自分の家を案内するような気持ちになるとおっしゃっていました。まず案内されたのは、高橋是清が30年住んだ家。以前は赤坂にありました。建物は良質の栂の木を使った純和風。透かし彫りの欄間や、各部屋に床の間を配すといった贅がおりこまれています。そしてこちらが、軍の縮小を提案した是清に対し、反対する青年将校が襲撃・暗殺した2・2・6事件の舞台となった部屋。そのままの形で保存されています。






                                                                                                                                                                                               

2007年 9月7日(金) 放送分



 暮らしをまるごと再現!

江戸・東京の歴史・文化を特集してきた今週の東京サイト。今日は江戸東京たてもの園の下町ゾーンをご紹介。看板建築で建てられた荒物屋さんや、建具に工夫を凝らした和傘問屋などを見ていきます。また、懐かしい紙芝居も登場します。


文化的価値の高い、歴史的建造物を移築・復元・展示している江戸東京たてもの園。こちらは大正15年に建てられた和傘問屋・川野商店。大正時代の商店には、建具に面白い工夫があります。店舗はゆったりとしたスペースがとられ、大切なお客様とは奥座敷で商談・・・。その奥座敷との仕切り戸がこちら。障子が外れるようになっていました。奥座敷にいるお客様を少しでも涼しくとの粋な計らいです。江戸東京たてもの園では、今後、3つの建物が復元される予定。また新たな魅力を発見できそうです!











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