今週のテーマ

東京サバイバル2007




2007年 8月27日(月) 放送分


大地震の可能性

密集するビル群、そして人、人、人、・・・。東京に大地震がきたらどうなるでしょう?未曾有の被害をだした関東大震災から今年で83年。果たして東京に大地震が来る可能性はあるのでしょうか?地震研究家の方にお話しを伺います。

地震研究の第一人者・溝上(みぞうえ)教授は、今世紀前半にも東京に大地震が発生する可能性は高いと言います。一番可能性が高いのは地震観測等から推測すると東京湾北部地震。すでに国や都でも地震の名称がつけられるほどその発生は確実視されています。その被害想定で、規模はおよそマグニチュード7、死者は6000人を上回るとされています。いつ起きてもおかしくない大地震。自分の住んでいる場所の危険度を認識しておくことも大切です。






2007年 8月28日(火) 放送分


地震 Before & After

地震が発生したときに各地の揺れの大きさ、そして大きな揺れが到達する時間を解析して速やかに知らせる、これが緊急地震速報です。この知らせはテレビやラジオなどを通じて、数十秒から数秒前に地震の発生を伝えます。この速報を聞いたときにどのように行動すればよいか考えます。

テレビやラジオなどを通じて、すう秒前から、数十秒前に地震の発生を伝える「緊急地震速報」。家庭用の装置も発売され、設置した場所に応じて、震度や到達時間を知らせます。しかし、震源に近い場合は情報の提供が強い揺れに間に合わないこともあります。緊急地震速報を聞いた時にどのように行動すればよいかということを事前に考えておくことが大切です。地震の対策としては自助「自分で自分の命を守る」。共助「近くにいる人どうしで助けあう」。公助「行政の様々な支援」という3つの考え方に基づいて行動しましょう。








2007年 8月29日(水) 放送分


行政の最新地震対策
7月16日に発生した新潟県中越沖地震。この地震の復旧作業を現地で行っていた都の水道局員にお話しを聞きました。さらに、東京都が備えるライフラインの確保について取材しました。

震災時は水道、電気、ガスなど、都市生活に欠かせないライフラインの確保が重要です。ライフラインの中でも、私たちの命に関わるのが「水」。こちらは、震災対策用の応急給水施設。緊急時の水を蓄える施設です。この芝生の下には水が循環して蓄えられ、建物の中には、自家発電装置や、様々なポンプ設備が配置され、震災に備えています。こうした給水拠点は都内に200箇所あり、およそ4週間分の水が蓄えられています。さらに都内には、避難所生活においてすぐに必要となる物資が備えられた、備蓄倉庫も用意されています。






2007年 8月30日(木) 放送分

The 風水害対策

近年ヒートアイランド現象によって発生しているといわれている集中豪雨。都会のアスファルトに覆われた地表では雨が大地にしみ込まない事により、川が氾濫するという都市型水害が発生します。こうした水害への対策施設をご紹介します。。

神田川流域の中野区、杉並区は都市型水害の被害が深刻でした。そこで建設されたのが、この地下トンネル。深さはなんと49メートル。全長4.5キロメートル。内径が12.5メートル。満杯になるとなんと54万立方メートルの水が入る調整池です。環状7号線の真下に掘られたこの地下トンネルは、神田川をふくむ3本の川が増水したときに、その水をトンネルに流し、氾濫を防ぐという仕組みです。この施設の完成によって、周辺の水害は激減。今後もさまざまな対策が行われます。






                                                                                                                                                                                               

2007年 8月31日(金) 放送分



 最新防災グッズ

携帯電話、使いこなせていますか?今や日本人の二人に一人がもっているこのアイテムも防災にとても役立ちます。それが「災害伝言板」。その他、東京都が推奨する帰宅支援対象道路や、様々な防災グッズを取材しました。


先月発生した新潟県沖地震でも多く利用された「災害伝言板」。携帯電話会社各社、自分の状態やメッセージを登録しておけば、離れた場所にいる家族や友人がそれを確認できるというものです。さらに独自のサービスを開発している会社も・・。通信環境がまったくないような場所でも、お客さんの位置がわかり、最寄りの避難場所に誘導するサービスです。台風や地震の被害を少しでも減らすには、日頃からの備えが必要です。皆さんも一度見直してみてはいかがでしょうか?











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