今週のテーマ

元気な東京畜産

2007年 5月28日(月) 放送分


美味なる豚”トウキョウX”

今週は東京の畜産についてお伝えします。今年4月に誕生したばかりの「道の駅 八王子滝山」。道の駅では地元の特産物を多く取り扱っています。今日は、その中の「トウキョウX」に注目。澤井農場で、トウキョウXの生産の難しさを伺いました。

 

霜降りの入ったその肉質はまさに天下一品!と称される豚肉「トウキョウX」。そんなトウキョウXの開発はおよそ10年前の事。食肉輸入自由化の波が押し寄せて、なにか外国産と差別化しないと売れないという時代でした。そこで東京都は、安全でより美味しさを追求した3つの品種の豚をかけあわせて、上質な肉・油そして霜降りの入った東京希望の豚を生み出しました。Xは美味しさを追求し、その反動でデリケートで、飼育には大変気を使うそうです。






2007年 5月29日(火) 放送分


究極の親子丼?!

東京ブランドの美味しい畜産物。油がなく、肉にうまみがつまっている東京しゃも。そして、古くは中国より伝わり、漢方や珍味として使われていたという烏骨鶏(うこっけい)。その烏骨鶏の卵と、東京しゃもをつかった究極の親子丼をいただきます。

江戸の頃から食通にその味を愛されていた軍鶏(しゃも)。そんな軍鶏の味を受け継ぐ東京しゃも。その誕生は今からおよそ25年前。生産が消えかけていた軍鶏を復活させるため、東京都が本来の軍鶏に、卵をよく産むロードアイランド種を交配し、さらに軍鶏を戻し交配を重ねました。また、烏骨鶏も15年ほど前に、産卵数の多い個体同士をかけあわせることで、より多くの卵がとれる「東京うこっけい」を誕生させました。








2007年 5月30日(水) 放送分


酪農高校生
東京都の酪農家は現在およそ80軒。将来、この数を守るには若い力が必要です。そこで、今日の舞台は「瑞穂農芸高等学校」。都内で唯一、畜産科がある高校です。ここで学ぶ生徒達が育てた乳牛は、品評会で何度も優勝するほどの優れた実力です。

午前6時40分。東京都立瑞穂農芸高等学校へ通う生徒たちが、朝一番に向かうのがこちらの作業場。姫も生徒達に教えられて搾乳に挑戦。そして、畜産科酪農コース唯一の男子生徒・山田君に餌やりのコツを教えてもらいました。そして、朝晩かかさずに行われる牛たちの調教。実は、こちらの学校では、品評会という体型や歩き方など生産能力につながる資質を競うコンテストに参加。今まで数多くの賞を獲得しています。そんな彼らも作業を終えて、授業中ばごく普通の高校生。そして、放課後にはまた大好きな牛たちの世話がまっています。





2007年 5月31日(木) 放送分

誕生!東京牛乳

地産地消の考えから、昨年9月に発売された「東京牛乳」。協同乳牛と酪農農業組合、そして多摩地区の酪農家が協力し作った牛乳です。多摩地域の牛乳だけを使い、乳脂肪3.9%の濃厚な味です。清水牧場では、都内で初めて導入された搾乳ロボットが使われていました。

清水牧場では酪農に新しいスタイルを取り入れていました。これは、都内ではここだけしかない搾乳ロボット。センサーで自動的に乳首を見つけて、お乳をしぼります。面白いのは、牛たちが自分から、この機械に入ってくる事。このロボットには通常より美味しい餌が用意されているため、牛たちは次第に乳が張った時にここにくると、美味しい餌が貰えることを学習します。牛の生理的なタイミングで搾乳することで、決まった時間に手で搾るよりも、ミルクの質が良好となり、量もこれまでより1頭あたり2キロも多くとれるそうです。






                                                                                                                                                                                               

2007年 6月1日(金) 放送分



ふれあい牧場体験

今日訪れたのは八王子にある「磯沼ミルクファーム」。磯沼さんは、現在3種類120頭の乳牛を飼育する傍ら、牧場内でヨーグルト工房も経営しています。牧場内で採れた濃厚なジャージー牛乳のみを使ったヨーグルト作りにこだわる磯沼さん。その味はとても評判です。


磯沼ファームのヨーグルトのラベルには、搾った牛の名前が書かれています。そして、牧場の土には、コーヒーの粉が混ぜられています。これは、滑り止めと糞の臭いなども消してくれるそうです。近隣の住民や、遊びに来る人たちへの心配りも忘れていません。こちらで毎週行われているのが、乳搾り体験教室。磯沼さんは、子供達に乳搾りを通じて、大切なことを感じて欲しいと願っています。食育という意味で、ミルクと牛がつながっている。小さな命を感じて欲しいと願う磯沼さんです。











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