070521 ちょいと歴史散歩

２００７年　５月２１日（月）　放送分

都心に和船の風景

今日は横十間川親水公園を訪れます。横十間川親水公園では江戸時代に深川界隈で主な交通手段として使われていた和船を無料体験できます。他にも園内にあるボートや水上アスレチックスも紹介。

深川と木場に程近い場所にある横十間川親水公園。およそ2キロ近くに及び、ボートや水上に作られたアスレチックなどで、気軽に水に触れて楽しむことができる、人気のスポットです。横十間川は人口の川で、川幅が以前は十間あり、江戸城からみて、横に川があったので、この名がついたそうです。こちらでは、江戸の世から、生活の足として活躍した和船が体験でき、地元の船大工やボランティアが集まり、漕ぎ方まで伝授しています。

２００７年　５月２２日（火）　放送分

豊臣ゆかりの名主屋敷

江戸川区にある一之江名主屋敷。関が原の戦いで豊臣方の家臣として戦った堀田図書。戦いに敗れ落ち延びた堀田図書はその後、性を「田島」に改め、身を隠しながら名主として生活しました。その時の住まいが一之江名主屋敷。今回は田島家１５代当主の方に屋敷を案内させてもらいます。

堀田図書（ずしょ）の屋敷は、東京都指定文化財に指定されています。その名も一之江名主屋敷。戦災をまぬがれた屋敷の広さは約2000坪。門を入った正面が主屋、その右手が土間になっている｢曲がり家造り｣です。土間には、このあたりの土地柄を表す意外な物がありました。屋敷の屋根裏に舟が置かれています。江戸川から近い、この近辺は、たびたび川が氾濫して洪水がおこりました。そのため、屋根裏が避難用の舟の置き場だったのです。

２００７年　５月２３日（水）　放送分

復活！旧新橋停車場

今から135年前に日本初の鉄道開業の舞台となった旧新橋停車場。関東大震災で焼失した建物は1991年に再建されました。建物の１ＦはビヤダイニングのＬＩＯＮと鉄道歴史展示室が設けられています。また、建物裏にあるプラットホームも紹介します。

六本木やお台場と並ぶ人気スポット汐留で、ひときわ目を引く、この建物。ここは、今から135年前に我が国初の鉄道開業の舞台となった旧新橋停車場があったところです。汐留地区の再開発に先立ち、発掘調査が行われた結果、旧駅舎とプラットホームの基礎が、当時のまま発見されました。それをきっかけに旧新橋停車場が復活。建物の一階は、発掘品展示場があり、建物の裏は駅のプラットホームも再現されています。更に一階には、列車をモチーフとしたビアレストランもあります。名物は、その名も停車場コロッケです。