今週のテーマ

東京名湧水57選

2007年 4月23日(月) 放送分


大地の潤い!湧水

雨によって地下に溜まった水が地上に湧き出るのが湧水。しかし、近年は私達の生活環境の変化から水量が減ってきています。そこで、まずは湧水保全の為の雨水浸透ますをご紹介します。そして、お鷹の道などの湧水スポットをご紹介。

 

23区など、人間活動の影響から雨が地面に染み込まないところから出てくる湧き水の量が非常に減っています。降ってきた雨が大地に染み込まないと湧水が枯渇するだけでなく、水の循環が途絶え、自然のバランスも崩れてしまうという重大な事態になってしまいます。そこで、屋根に降った水を積極的に地面に戻していくのが、この雨水浸透ます。このますを設置することで、1軒あたり年間250トンもの雨水を地中に浸透させる効果が期待できます。






2007年 4月24日(火) 放送分


湧水のある風景~国立

都内にある湧水スポットを巡る今週の東京サイト。本日は国立にある名湧水を訪ねます。ママ下湧水群からハケ下散策路を通り、古民家を訪ね、名湧水の一つ、「常磐の清水」をご紹介。国立は湧水に恵まれた町でした。

国立市谷保。ここには今なお、のどかな田園風景が残っています。崖下に流れ出る湧水の小川沿いにある散策路。行き着いたところは、茅葺き屋根がある、その名も「古民家」でした。昔から湧水と共に暮らしてきた谷保の人々の生活と、古き良き景観を伝えるために、実際の民家を国立市が保存・公開しています。時空を越えて、江戸時代にタイムスリップ。あなたも体感してみませんか?








2007年 4月25日(水) 放送分


神話の活きる水~あきる野
本日ご紹介するのはあきる野市にある名湧水。まずは八雲神社にある湧水を訪ねます。ここは今でも野菜を洗うの使われるほど綺麗な湧水。そして二宮神社にまつわる神話を伺います。

スサノオノミコトを祭る八雲神社。その境内に湧き水の池がありました。見事な桜の木が水面を覆う、澄み切った湧水の池。透明度共に、豊富な水量も自慢です。ここは、様々な生き物にとっても憩いの場となっています。池の底から水が湧いているので、汚れが溜まらないそうです。境内を流れる小川で、野菜を洗っている方と出会いました。直売所で販売する野菜を洗っているそうです。昔も今も、暮らしを支える大切な湧水です。





2007年 4月26日(木) 放送分

湧水の恵み~青梅

今日は、青梅市の小澤酒造にある湧水をご紹介します。小澤酒造は、東京の地酒「澤乃井」の蔵元として有名です。300年以上、酒造りを支えてきた仕込み水は、蔵の裏から湧く、石清水でした。

青梅市御岳渓谷。自然が切り開いたこの造形の袂にあるのが、300年以上この地で酒蔵を営む小澤酒造。建物の裏手にある、薄暗い地下道をあるいていくと石清水がありました。その名の通りに石から染み出た湧水を、横井戸を使って酒蔵に運び、お酒の仕込み水として利用しています。これが老舗を育てた名湧水。この水があったから蔵が出来た。自然あっての人の営みです。こちらでは、その仕込み水の試飲もできます。






                                                                                                                                                                                               

2007年 4月27日(金) 放送分



サンキュー!湧水

多摩川の下流に位置する大田区。こちらにも湧水がありました。「田園調布せせらぎ公園」は4年前に大田区が管理を始め、完成させた湧水のある安らぎの空間です。中でも園内にある湧水を利用した滝は人気の場所だそうです。


田園調布せせらぎ公園内にある湧水の池には、ザリガニや、おたまじゃくし、めだかも棲み、子供達の楽しい遊び場になっていました。そして、子供達が案内してくれた、公園内で一番人気のスポットがこちら。湧水を利用した、人口の滝です。大田区では、せせらぎ公園の他にも、江戸時代、徳川家康が行った一大灌漑開発「六郷用水」の跡地を復元し、保全しています。そして、こちらで生まれる湧水も、東京の名湧水57選の一つに選定されました。歴史的な価値と、優れた保全環境が評価された結果です。











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