東京都農林総合研究センターでは、東京の農林業や食品を産業をさらに発展させるべく、農作物の栽培方法の研究やバイオテクノロジーを利用した品種改良などを行っています。こちらで行っている「うどの軟化栽培」。研究センターでは、人工的に｢ムロ栽培｣を再現して栽培技術を研究しています。春しか出荷できなかったうどが秋や冬でもできるようになったのは、農林総合研究センターの研究の賜物です。また、農家の要望でより良いうどの品種改良も行っています。

塩水に卵を入れる事で、その卵の鮮度がわかります。塩水にいれた古い卵は浮かび、新しい卵は沈みます。これは卵の中にある気室という部分に、日が経つにつれ水分などの蒸発によって空気がたまるからです。つまり古い卵には空気がたくさんあったので、浮かんだという訳です。また、鮮度を検査するときにハウ・ユニット値という単位がつかわれ、一般的にこの値が６０以上であれば、鮮度に関しては合格だと言われています。

空気呼吸器の内側についたカメラ。このカメラからの映像が、指揮本部に送られます。つまり現場の消防士が見ている映像が本部のコンピューターに送られることによって、災害現場で負傷者が見つかった時には、医師の手当てが必要かどうか、ケガの状態を確認できます。また、逆に本部のコンピューターから送られてくる情報や指示が目の前のHMDと呼ばれるシステムに表示されます。現在、本部との通信は隊長の持つ無線機しかありません。このシステムが実用化されれば、コミュニケーションがスムーズになり、より早く適切な対応が可能になることでしょう。